ジョエルは、ウォルト・ディズニーとウォルトのアニメーションにおける芸術の比重を高めたいとの願いに感化されて、芸術家になることを志しました。
　
過去15年間、ジョエルは世界各地のギャラリーで伝統的な油彩画とデジタルアートが同等に扱われることを使命として活動してきました。ジョエルのビジョンは、映画業界がアニメーションを「漫画」としてだけでなく芸術作品として見るようになることを望んでいたウォルトの願いを受け継いでいます。

彼はキャリアを通して、ディズニー・イマジニアリング社との仕事、ビデオゲーム業界で新天地を切り開くこと、アートディレクターなど、数多くのアート先導のプロジェクトに取り組んできました。
　
その中でも彼が一番好きなプロジェクトはgrowums.comのアートディレクターを務めたことでした。完全な創造的自由を与えられ、その世界全体を築いたことで、プロジェクトを大きな成功に導きました。昨年、同社は株式を公開し、現在同社のキャラクターたちの世界のテレビアニメが制作されています。
　
ジョエルは、3人の子供たちのシングルファーザーとして時間を過ごす以外には、絵を描くことと、子供たちが良いことをすることを楽しんで行える「Friendliens」という新しいアートプロジェクトに時間を割いています。

アーティストであることに加えて、ジョエルは芸術で生きることを志している未来のアーティストの指導にも力を入れています。彼はいつも未来のアーティストたちに、デジタルの世界に飛び込む前に、まずは紙と鉛筆で描けるようにすることをアドバイスしています。
　
伝統的なテクニックを理解していると、必要な素材をよりよく再現するには、どのようにデジタルツールを使えばよいか分かりやすくなると考えているからです。ジョエルは、芸術家は24時間365日、一生勉強することと改善することを止めてはだめだと伝えています。