有名企業を騙ったフィッシング詐欺が後を絶ちません。注意すべき点を下記にまとめました。
怪しくないメールやSMSが、怪しい
LINE、Yahoo、Amazon、佐川急便、日本郵便、MUFG、セゾンカード
上に挙げた企業の共通点がわかりますか?
共通点は、先月(8月)にフィッシング対策協議会が、
これらの企業を騙ったフィッシング詐欺が増加していると
注意を呼びかけた企業名であることです。有名企業への信頼を
悪用した巧妙な手口が増えていることを物語っています。
フィッシング詐欺 とは
メールやSMSから偽サイトに誘導して、IDやクレジットカード番号などを
入力させたり、電話させたり、ウイルス感染させたりすること。
LINEでの実例
例えばLINEのケースは、下記のようなものです。
LINEを使っているユーザーなら当然気になる内容です。
何だろうと思って、メールを開いて、
記載されている手順通りに操作して、詐欺サイトのURLをクリックして
個人情報を入力してしまうというものです。
サイトは本物そっくりですし、メールに記載されているURLも、
その企業名が記載され実にリアルです。
LINEを騙ったメールの実例
件名
「LINE---安全認証」など
本文
「お客様のLINEアカウントに異常ログインされたことがありました。
お客様のアカウントの安全のために(以下略)・・・」
被害に遭わない3箇条
こうした巧妙な詐欺手法に対抗する有効な方策は、
まず、日頃から手口情報を知っておくことです。
それにより、慌てずに疑うことができます。
有名な企業だから大丈夫と考えるのではなく
有名な企業だから、使っている人が多く、詐欺に悪用されやすいことを
しっかりと認識しておく必要がありそうです。
また、普段から使っているサイトやサービスなどは、
ブラウザのブックマーク(お気に入り)などに登録し、そこからアクセスすること。
不安な時は「"該当URL" "詐欺"」で検索して確かめること。
そして、セキュリティソフトを入れておくこと。うっかり先に進んでも、
多重的な防御機能で、被害に遭う確率を下げることができます。