起動ディスクの作成

作成した起動ディスクの動作確認方法

起動ディスクからのバックアップ

起動ディスクからの復元

起動ディスクからの差分バックアップ

起動ディスクからのクローン作成

起動ディスクからのジョブの作成

起動ディスクからのジョブの実行

起動ディスク

起動ディスクの作成

■起動ディスクについて

起動ディスクはドライブバックアップの復元時や、OSの障害によって起動不可能になった時に、このディスクから起動し、復元できるようにするためのものです。万が一の時のために必ず作成するようにしてください。
起動ディスクの種類には2種類(下記表)あります。通常は詳細で作成してください。

シンプル 既存の設定を使用して起動ディスクを作成します。
起動ディスク作成時、Windowsのインストールメディアを求められる場合があります。
詳細 ※通常はこちらを作成してください。
起動ディスクに任意のドライバやアプリケーションを追加できます。起動ディスクを作成するにはWindows ADKが必要です。

■用意するもの

・CD / DVD / USBメモリ( データが入っていないもの )
・WindowsのインストールDVD(基本で作成の場合。WindowsのインストールDVDをお持ちでない場合は、詳細ディスクを作成してください。なお、WindowsのインストールDVDとパソコン付属のリカバリディスクは違いますので、ご注意ください。)

■作成手順

※お使いの環境によって手順が異なる場合があります。あらかじめご了承下さい。

  1. デスクトップ上の[NovaBACKUP]アイコンをダブルクリックし、本製品を起動します。
  2. メイン画面より「イメージバックアップ」をクリックします。
  3. 以下の画面が表示されますので、「バックアップ/復元/ブートCD作成にイメージバックアップツールを起動」を選択し、「次へ」をクリックします。
     
  4. 以下の画面が表示されますので、「ブートディスク」をクリックします。
  5. 以下の画面が表示されますので、作成するメディアの形式を選択して「次へ」をクリックします。


    ※メディアの形式について
    シンプル 既存の設定を使用して起動ディスクを作成します。
    起動ディスクを作成時、Windows のインストールメディアを求められる場合があります。
    詳細 通常はこちらをご使用ください。
    様々なパソコンで起動でき、選択した任意のドライバを起動ディスクに含めることができます。
    起動ディスクを作成するには Windows ADKが必要です。
  6. 「詳細」を選択した場合、以下の画面が表示されます。
    「シンプル 」を選択した場合は、手順11までお進みください。
    起動ディスクを作成するにはWindows ADKが必要です。下記の画面で「ダウンロードサイトに移動」をクリックして adksetup.exe をダウンロードします。
    ※現在のバージョンではダウンロードサイトは開かれません。
  7. adksetup.exe がダウンロードされた事を確認したら、「次へ」をクリックします。
    ※adksetup.exe は通常「ダウンロード」フォルダに保存されます。
  8. 以下の画面が表示されますので、[検索]ボタンをクリックして adksetup.exe の保存場所を開き、adksetup.exe を選択してください。「次へ」をクリックします。
  9. adksetup.exe を指定したら[インストール]ボタンをクリックしてください。
  10. ADKツールと同時に Windows ADKのWindows PE アドオンがインストールされます。そのまま「はい」をクリックしてください。




    ■Windows ADK for Windows 10、Windows PE アドオン (ADK 用)のダウンロード手順
    1.以下のURL(Microsoft社のWindows ADKのダウンロードページ)に移動します。
      https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/adk-install
    2.ページをスクロールすると以下の画面が表示されますので、下記2点のリンクをクリックし、ダウンロードします。
    ・Windows ADK for Windows 10、バージョン 2004 のダウンロード
    ・Windows PE アドオン (ADK 用)、バージョン 2004 のダウンロード   




    ■Windows ADK for Windows 10のインストール手順
    1.「はい」をクリックすると、以下の画面が表示されますので、そのまま[次へ]をクリックします。 


    2.以下の画面が表示されますので情報の収集に同意される場合は「はい」を、同意されない場合は「いいえ」を選択して[次へ]をクリックします。

     
    3.以下の画面が表示されますので、内容をお読みの上[同意する]をクリックします。

     
    4.以下の画面が表示されますので、[Deployment Tools]と[Windows Preinstallation Environment (Windows PE)]の2つのみ選択された状態にして、[インストール]をクリックします。

     
    5.インストール終了後、以下の画面が表示されますので、そのまま[閉じる]をクリックします。

    6.NovaBackUPの画面に戻り、[次へ]をクリックします。

    7.以下の画面が表示されますので、「次へ」をクリックします。

    ※[インストールする場所]が空欄の場合は、[検索]ボタンをクリックし、以下の場所を指定してください。
    C:\Program Files(x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit
    8.以下の画面が表示されますので、「イメージの作成」をクリックします。
    イメージファイルの作成が完了するまで、しばらくお待ちください。
     
    作成完了後「次へ」をクリックします。
    「詳細 」を選択している場合、「イメージの作成」をクリックする前に、「オプションファイルリストの表示」をクリックすると、起動ディスクにドライバや、アプリケーションを追 加することができます。
    「基本 」では選択することはできますが、起動ディスクには追加されません。
    9.以下の画面が表示されますので、空の書き込み可能なCD/DVDメディア またはUSBメモリなどを挿入し、「更新」をクリックします。
    書き込み可能なデバイス一覧が表示されますので、書き込むデバイスを選択し、「開始」をクリックします。

    ※データが入っているCD/DVD または、USBメモリを指定すると、書き込み開始時にすべてのファイルが削除されます。必要なファイルはあらかじめ別の場所にコピーしておくことをお勧めします。
    ※基本を選択している場合、「単純にISOファイルを作成してください。ブートメディアには書き込まないでください。 」を選択すると、書き込みをせずにISOファイルで出力することができます。
    出力したISOファイルはお使いのライティングソフトで書き込みをしてください。
    10.「処理が完了しました」が表示されたら、CD/DVD、またはUSBメモリを取り出し 、「閉じる」をクリックします。

作成した起動ディスクの動作確認方法

起動ディスクの動作の確認方法は以下の通りです。

  1. 起動ディスクをパソコンに挿入し、再起動を行ないます。
  2. パソコン再起動後、「Press any key to boot from CD or DVD」と表示されますので、キーボードの任意のキーを押します。
    ※Windowsが起動してしまう場合は、パソコンのBIOSの設定を変更する必要があります。起動デバイスの順序をCD-ROMドライブを1番に設定してください。設定方法は、お使いのパソコンのマニュアルをご覧ください。
  3. 正常に起動すると以下の画面が表示されます。
  4. OKをクリックします。
    StartPageが表示されますのでバックアップの各種操作を行います。

起動ディスクからのバックアップ

■起動ディスクの起動

  1. 起動ディスクをパソコンに挿入し、再起動を行ないます。
  2. パソコン再起動後、「Press any key to boot from CD or DVD」と表示されますので、キーボードの任意のキーを押します。
    ※Windowsが起動してしまう場合は、パソコンのBIOSの設定を変更する必要があります。起動デバイスの順序をCD-ROMドライブを1番に設定してください。設定方法は、お使いのパソコンのマニュアルをご覧ください。
  3. 正常に起動すると以下の画面が表示されます。
  4. OKをクリックします。
    StartPageが表示されますのでバックアップの各種操作を行います。

     

■起動ディスクからのバックアップ

  1. Driveimagingをクリックします。
  2. バックアップをするディスクにチェックを入れてStart drive imagingをクリックします。
  3. 保存先を確認してStartをクリックします。
  4. 保存が完了すると以下の画面になりますのでCloseをクリックします。
     

起動ディスクからの復元

  1. Restorationをクリックします。
  2. 復元するイメージを選択してOpenをクリックします。
  3. TargetDrive(復元対象)を選択してStart drive restorationをクリックします。
  4. Startをクリックします。
  5. 警告メッセージが表示されますが、Continueをクリックします。
  6. 復元が完了すると以下の画面が表示されますのでCloseをクリックします。
     

起動ディスクからの差分バックアップ

  1. Image of the changesをクリックします。
  2. イメージを選択します。
  3. Targetを確認してStartをクリックします。
  4. Closeをクリックします。

起動ディスクからのクローン作成

  1. Cloningをクリックします。
  2. SourceDriveを選択します。
  3. TargetDriveを選択してからStartcloningをクリックします。
  4. Startをクリックします。
  5. 完了したらCloseをクリックします。
     
     

起動ディスクからのジョブの作成

  1. Job&Reportsタブをクリックします。
  2. Startwizardをクリックします。
  3. Nextをクリックします。
  4. Back up enitre hard drivesを選択してバックアップするドライブにチェックを入れます。
  5. Nextをクリックします。
  6. 実行するタイミングを選択してNextをクリックします。「Now(今)、Once(1回)、Daily(日)、Weekly(週)、on plugging in device(デバイスの接続時)」
  7. Storage path:(保存場所)とFile name:(ファイル名)をそれぞれ確認してNextをクリックします。
  8. イメージの詳細な設定行うため該当する箇所にチェックを入れてNextをクリックします。

    Default Settings
    Compress image(イメージを圧縮)
    Encrypt image with AES256(AES256形式でイメージを暗号化する)
    Maximum image file count(イメージのファイル最大サイズ)
    Advanced settings
    Maximum size of the image files(保存するイメージの最大サイズを指定します。)
    Automatic overwrite image, if the image file already exists.(イメージファイルがある場合は自動的に上書きします。)
    To the identification of the hard disks use the hard disk number instead of the serial number.(ハードディスクの識別には、シリアル番号の代わりにハードディスク番号を使用します。)
    Ignore read errors from source device.(読み取り元のエラーを無視します。)
    Don't cancel image creation if the free disk space on the destination cannot be determined.(宛先の空きディスク容量が特定できない場合は、イメージの作成をキャンセルしないでください。)
  9. 設定を確認してFinishをクリックします。
     

起動ディスクからのジョブの実行

  1. Job&Reportsをクリックします。
  2. 実行したいjobにチェックを入れてRun jobをクリックします。
  3. Startをクリックします。
  4. 完了したらCloseをクリックします。