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何事もなかったことにできる
Windowsの入っているドライブを丸ごと1つのファイルとして保存(イメージファイル)しておき、必要な時に書き戻すのが、システム・バックアップソフト。トラブルの原因が物理的なものでない場合の心強い味方です。
システム・バックアップソフトの有無による作業量・時間の違い
復旧の所要時間は目安です。容量やマシンの性能などにより異なります。
仕組み
万一の時はプログラムから直接起動
万一の際には、ディスクから直接、復旧専用のプログラムを立ち上げて、正常な状態のデータに書き戻します。そのためWindowsが壊れても、復旧できるのです。
準備
ソフトとドライブがあればOK
システム・バックアップに必要なものは、専用ソフトとCドライブ以外のドライブだけ。データサイズが大きくなりがちなので、ドライブは容量が大きいものをおすすめします。
実際
新しいことをする前には、必ずバックアップを
システム系のトラブルの多くは、新しくソフトを入れたりWindowsの設定を変更した際などに起こりがちです。現在使用中の環境のまま、OSを入れ替えるアップグレード・インストールなどはその典型です。 何か新しいことをする前に、必ずバックアップをとるのが原則です。
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理想的なバックアップの例
パソコンの購入と同時に、システム・バックアップソフトを導入すると、理想的なバックアップの仕組みがつくれます。具体的には、次のような使い方をします
- パソコンを購入後、すぐにシステム・バックアップソフトを インストールするその後、次のような段階でバックアップを取っておく
- インターネットの設定やアクティベーション、フォルダや 壁紙など基本的な設定した後
- 常用ソフトをインストールし、それぞれいつもの設定にした後
- 以降は次のどちらかの運用をする
- 節目バックアップ
- 新規にソフトをインストールする前、 Windowsの大きな設定変更をする前などに実施
- 定期バックアップ
- 自動バックアップの機能を使って定期的に実施
コツ
差が出る、4つの技
- ドライブには固有の名前を
- CとかDとかのドライブを示すアルファベットは、 異なって表示されることがあります。
- だからドライブには、例えばC:Windows 10 とかD:DATA とか名前をつけておくと、間違える心配がなくなります。
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バックアップ前には、ゴミ箱を空に
ゴミまでバックアップするのはムダなので事前に削除しましょう。
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バックアップ・イメージの保存は浅い階層に
トラブル時に復元することが多いので、浅い方があわてずに済みます。
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差分バックアップと増分バックアップの使い分け
頻度の少ない節目バックアップには、差分バックアップ
頻度の高い定期バックアップには、増分バックアップ
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- メリット 変更点だけ取得するので 毎回分のサイズは小さい
- デメリット 途中分を紛失すると 元の状態に戻せなくなる
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- メリット 初回分と戻す時点の バックアップがあればよい
- デメリット 初回からの変更を毎回 取得するためサイズが大きい