大切なデータを失わないバックアップのテクニック


パソコンを安心して使えるようにすることが、セキュリティの目的。
でも、安心のためには、セキュリティ対策だけでは不十分です。
ハードの故障や寿命、ソフトのクラッシュや不具合などにより、データは常に消失する危険があります。
バックアップをはじめとした、データを失わない仕組みをつくり、安心を確保しましょう。


Step1 重要データを安全な場所に

下記の重要データは、Windowsの入っているドライブ(通常はCドライブ)とは別のドライブやパーティションに保存するようにします。
それにより、万一Windowsが壊れても重要なデータは巻き添えを食わず、再インストール時の初期化により、重要データを失わなくてすみます。

重要データの保存先を変更する方法 (各項目をクリックすると、詳細が開きます)

マイドキュメント(ドキュメント)

Windows XPの場合
Windows Vista、Windows 7の場合

お気に入り

Windows XPの場合
Windows Vista、Windows 7の場合

メール

Outlook Expressの場合
Outlookの場合(Outlook 2003、2007)

日本語入力システムの辞書データ

IMEの場合
ATOKの場合

Step2 バックアップで二重の安心

上記の重要データとパソコン環境を定期的にバックアップして、片方がダメになっても、もう一方が残るようにします。

ファイルバックアップ(重要データ)

パソコンは買い替えでき、Windowsもアプリケーションも再インストールすれば元に戻せますが、自分で作ったり、集めたファイルはかけがえがありません。本質的に最も重要なバックアップです。専用ソフトを使えば確実に実行できます。


システムバックアップ(パソコン環境)

万一の際に、Windowsやアプリケーションを再インストールしたり、各種の設定を行なうには多大な時間と労力を要します。専用ソフトを使うことで、これを簡単にできます。


バックアップを忘れて、万が一データを失ってしまった場合は・・・

データ復旧

ハードディスクに残った情報を読み取り、直前に削除したデータを復元するのがデータ復旧ソフト。下記のような場合に救える可能性があります。

  • ファイルバックアップする前にトラブルにあった場合
  • ゴミ箱のデータを削除した場合