脆弱性情報

安全上、マイクロソフト社から公開される修正プログラムのインストールは必須です。自動更新になっていることをお確かめください。

Microsoft Update, Windows Update自動更新の設定確認方法、設定方法

Microsoft Windowsに関する脆弱性情報

「Windows」の修正プログラムについて(2009/10/14)

マイクロソフト社から、最大深刻度が“緊急”の修正プログラムが8件、“重要”の修正プログラムが4件公開されました。脆弱性が攻撃者に悪用された場合、対象となるコンピュータが勝手に制御されたり、保存されているファイルの情報を読み取られたり、削除されたりするといった問題が起こる危険性があります。公開された修正プログラムはそれらを防ぐためのものです。

識別番号 対象 影響 最大深刻度 詳細
(マイクロソフトのページ)
MS09-050 Windows SMBv2 の脆弱性により、リモートでコードが実行される 緊急 詳細
MS09-051 Windows Windows Media Runtime の脆弱性により、リモートでコードが実行される 緊急 詳細
MS09-052 Windows Media Player Windows Media Player の脆弱性により、リモートでコードが実行される 緊急 詳細
MS09-054 Internet Explorer Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム 緊急 詳細
MS09-055 Windows ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム 緊急 詳細
MS09-056 Windows Windows CryptoAPI の脆弱性により、なりすましが行われる 重要 詳細
MS09-057 Windows インデックス サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される 重要 詳細
MS09-058 Windows Windows カーネルの脆弱性により、特権が昇格される 重要 詳細
MS09-059 Windows Local Security Authority Subsystem Service (LSASS) の脆弱性により、サービス拒否が起こる 重要 詳細
MS09-060 Office Microsoft Office 用の Microsoft ATL (Active Template Library) の ActiveX コントロールの脆弱性により、リモートでコードが実行される 緊急 詳細
MS09-061 Windows Microsoft .NET 共通言語ランタイムの脆弱性により、リモートでコードが実行される 緊急 詳細
MS09-062 Windows GDI+ の脆弱性により、リモートでコードが実行される 緊急 詳細

Microsoft Updateのページ

ご注意

これらの修正プログラムに関するご不明な点は、マイクロソフト社にお問い合わせください。


「ウイルスセキュリティ」の脆弱性情報

脆弱性とは

ウイルスなどの足がかりにされてしまうソフトの弱点です。脆弱性はどんなソフトにも存在する可能性があり、利用者が多いソフトほど狙われる傾向にあります。ソフトメーカー各社は脆弱性が発見され次第、セキュリティ修正プログラムを作成し配布します。Windowsのセキュリティ修正プログラムは、「Windows Update」を通じて配布されています。

Windows UpdateとMicrosoft Updateの違い

修正プログラムが適用されるソフトが違います。「Windows Update」はWindows(OS)、「Microsoft Update」は、それに加えてMicrosoft Office製品(Excel, Wordなど)も対象となります。

最大深刻度とは

Windows Updateの「セキュリティ問題の深刻度」は、以下のように意味付けられています。

緊急:ウイルスなどに悪用されると影響が広範囲に及ぶ可能性が高く、すぐに対策を行なうべきもの。

重要:悪用されにくいものの、広範囲に影響を及ぼす危険性が高い、または広範囲ではないが「プログラムの異常終了」など、重大な障害を起こす危険のあるもの。

警告:悪用されにくいか、悪用されても影響が少ないもの。

注意:多くの条件が揃わないと悪用されないか、影響が広範囲にはならないもの。

用語解説 クリックすると詳細を表示します

ActiveX (アクティブエックス)

Service Pack (サービスパック)

DirectX (ダイレクトエックス)

特権の昇格

リモートでコードが実行される