ウイルス情報

かかりやすさ:中

( Worm.Wurmark.j )

メール添付ファイルから感染する[メール無断送信]ワーム

別名_
WORM_WURMARK.J、Win32.Lanieca.A
更新日:
2005年5月8日(日)
■感染したらどうなる
  • パソコン内の「Temporary Internet Files」フォルダや、特定の拡張子からメールアドレスを収集し、勝手にウイルス付きメールを送信します。キー入力情報が収集され、それにより情報漏洩の危険性があります。
■感染しないためには
  • 身に覚えのないメールの添付ファイルをむやみにクリックしないようにしてください。
    詳しくは「詳細情報」をご覧ください。
■どうすれば直る
  • ウイルスセキュリティすでにこのウイルスに対応済みです。ご安心ください。
■詳細情報
  • 送信されるメールの形式は以下の通りですのでご注意ください。

    差出人:なりすまします。

    件名:以下のいずれかの可能性があります。
    details
    girls
    image
    love
    message
    music
    news
    photo
    pic
    readme
    resume
    screensaver
    song
    video

    本文:空欄です。

    添付ファイル:ファイル名は以下のいずれかの可能性があります。
    details
    girls
    image
    love
    message
    music
    news
    photo
    pic
    readme
    resume
    screensaver
    song
    video

    拡張子は「.zip」です。

    「.zip」ファイルには以下のいずれかのファイルが含まれています。
    details.doc<複数のスペース>.scr
    girls.jpg<複数のスペース>.scr
    image.jpg<複数のスペース>.scr
    love.jpg<複数のスペース>.scr
    message.txt<複数のスペース>.scr
    music.mp3<複数のスペース>.scr
    news.doc<複数のスペース>.scr
    photo.jpg<複数のスペース>.scr
    pic.jpg<複数のスペース>.scr
    readme.txt<複数のスペース>.scr
    resume.doc<複数のスペース>.scr
    screensaver<複数のスペース>.scr
    song.wav<複数のスペース>.scr
    video.avi<複数のスペース>.scr
  • レジストリの値を作成
    添付ファイルを実行すると、システムディレクトリに自分自身をランダムなファイル名でインストールし、以下のレジストリの値を作成します。

    システム起動時にウイルスが実行されるように、レジストリの値を作成します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    <ワームのファイル名(拡張子なし)> = "<ワームのパスおよびファイル名>"

    また、ランダムなファイル名のDLLをシステムフォルダに作成します。
  • 大量メール送信
    このウイルスは、ハードディスク内を検索して、「Temporary Internet Files」フォルダや、以下の拡張子から、ウイルスのコピーの送り先とするためのメールアドレスを抜き取ります。
    .ASP
    .DBX
    .EML
    .HTM
    .MBX
    .SHT
    .TBB

    以下の文字列を含むアドレスには送信しません。
    abuse
    admin
    hostmaster
    localdomain
    localhost
    mcafee
    messagelab
    microsoft
    noreply
    postmaster
    recipients
    reports
    root
    spam
    symantec
    webmaster
  • メールサーバー情報の取得
    以下のレジストリから、メール送信に利用するメールサーバーの情報を取得します。
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Account Manager\Accounts
  • 入力操作情報収集
    ユーザーのキー入力操作情報を収集して、ランダムなファイル名のDLLに保存します。
    このDLLは、「Trojan.Spy.Agent.c」として検出します。