ファイルコンパクトで作成された自己解凍書庫の脆弱性と修正完了のお知らせ(2017/7/7)

下記のバージョンに脆弱性が確認され、最新バージョンで修正しました。

■対象製品とバージョン
ファイルコンパクト Ver.5(対象バージョン:5.10およびそれ以前)
ファイルコンパクト Ver.6(対象バージョン:6.02およびそれ以前)
ファイルコンパクト Ver.7(対象バージョン:7.02およびそれ以前)

2018年2月14日追記
本脆弱性情報は、2017年7月10日に公表し、その際の影響を受ける製品バージョンは「ファイルコンパクト Ver.5
(対象バージョン:5.09以前)ファイルコンパクト Ver.6(対象バージョン:6.01以前)ファイルコンパクト Ver.7
(対象バージョン:7.01以前)と記載していましたが、公開した「ファイルコンパクトVer.5 バージョン5.10」
「ファイルコンパクトVer.6 バージョン6.02」、「ファイルコンパクトVer.7 バージョン7.02」において、修正が
不十分だったことが確認されたため「影響を受ける対象製品とバージョン」を更新いたしました。


■概要
本製品には各圧縮形式で自己解凍書庫(自己解凍形式の圧縮ファイル)を作成する機能があります。
この自己解凍書庫に細工をされた場合、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性がありました。
このため、脆弱性を含んだバージョンで作成された自己解凍書庫を展開した際に、任意のコードを実行される恐れがあります。

■対策
下記のページよりアップデートプログラムをダウンロードし、適用してください。

2018年2月14日追記
次のバージョンで作成した自己解凍書庫ファイルは、本脆弱性の影響を受けません。
下記のページよりアップデートプログラムをダウンロードし適用してください。
ファイルコンパクトVer.5 バージョン5.11
ファイルコンパクトVer.6 バージョン6.03
ファイルコンパクトVer.7 バージョン7.03

■本件に関するお問い合わせ先
 customer@sourcenext.info

■関連情報
http://jvn.jp/jp/JVN29939155/

■謝辞
この脆弱性は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき、橘総合研究所 英利雅美氏、
PinkFlyingWhale 黒翼猫氏がIPAに報告され、JPCERT/CCの調整のもと、情報公開に至りました。


(2018年2月14日更新)