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プレゼン資料をAIで効率化!約20分で作る簡単4ステップ

カテゴリ: AI 2026/07/24 更新
プレゼン資料をAIで効率化!約20分で作る簡単4ステップ

AIによる資料作成の最短ルート(4ステップ)を詳しく解説。AIでどこまで自動化できるのか、機密情報の扱いや注意点、スライド生成AIツールの比較まで網羅的に紹介します。

「プレゼン資料の作成に追われて、その他の業務に手が回らない…」

「AIでパパッとプレゼン資料が作れると聞くが、どのツールをどう使えばいいのか?」

日々の業務でプレゼンの資料作成が欠かせない業種・業界・部署に在籍する方の中には、このようなお悩みや疑問をお持ちの場合も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、現在のAI技術ではプレゼン資料の作成業務を「すべて自動化」することはできません。

しかし、プレゼンの目的やゴールを人間が設定してAIに指示を出せば、実務で十分に通用するレベルの見栄えの良いプレゼン資料がおよそ20分程度で作れるようになります。

AIを活用してプレゼン資料を最短で仕上げるには、以下のフローが現時点での有力な方法の一つです。

AIを活用したプレゼン資料作成フロー

まずは「対話型AI」で壁打ちしながら原稿のたたき台を作る

ChatGPT・Google Geminiなどを活用し、プレゼンで伝えたい内容の言語化・構成の整理

「スライド生成AI」で原稿を形にする

Canva・Genspark・NotebookLMなどを活用し、スライドのデザイン・グラフ・図を生成

本記事では、プレゼン資料をAIで作りたい方に向けて、

・プレゼン資料の作成においてAIができること

・AI初心者でも失敗しにくいプレゼン資料の最短作成ルート

・スライド生成AIツールの比較と選び方

といった情報をお伝えします。

記事を読み終える頃には、「AIに頼るべきポイント」と「具体的な操作手順」が明確になり、今日からでも資料作成の負担を軽減するヒントが得られます。

ぜひ最後までご覧ください。

1.プレゼン資料の作成はAIでどこまで自動化できるのか?

「プレゼン資料の作成はAIでどこまで自動化できるのか?」という疑問に対する本記事での回答は、「完全自動化は無理だが、作業負担を大幅に軽減することは可能」です。

具体的には、

・壁打ちによるターゲット・目的の思考整理

・スライドのストーリー構成

・原稿のテキスト生成

・デザイン・図・グラフの生成

といった「実行フェーズの作業」はAIで代替しやすくなります。

AIにすべての作業を丸投げするのではなく、

・人間が「ディレクター(意思決定者)」として指示・判断・確認を行う

・AIが「オペレーター(実行担当者)」として人間から受けた指示をアウトプットする

という分担が、現在のAI活用における現実的な最適解です。

なぜなら、プレゼン資料の作成というミッションにおいて、AIと人間ではそれぞれ得意なこと・苦手なことが明確に分かれているためです。

AIができる(得意な)こと

人間にしかできないこと

壁打ちによるターゲット・目的の思考整理(アイデア出しの補助)

客観的意見をくれるので、それに対して反論したり参考にしたりすることで自分の中での思考がまとまる

プレゼンの目的やコンセプトを0→1で打ち出す

誰に何を伝え、どのようなアクションを促したいのかを定義する

※これらは現場の状況やターゲットについて把握している人間にしか知り得ない情報であるため、AIは推測でしか生成できない

スライドのストーリー構成

一般的な型に沿ったスライドの目次案を提示する。論理的な流れの骨組みを瞬時に作れる

スライド内にオリジナリティを盛り込む

実体験に基づくエピソードや、自社独自の成功事例・データなど「一次情報」の抽出

原稿となるテキストの生成

メモ書き程度の情報から、スライドに収まる簡潔でわかりやすい文章を生成する

スライドのデザイン生成

スライドを見やすく洗練されたレイアウト・配色に調整する(テンプレートが用意されているツールもある)

内容の最終チェック

・レイアウトの崩れ確認

・スライド内の情報に誤りがないか確認

・トンマナの調整

・テキストの文法・表現の修正 など

図・グラフの生成

仕組みの図解や数字データのグラフ化など、複雑な情報を「パッと見てわかる状態」にする

AIは「見栄えの良い資料を作る」「情報を整理して言語化する」といった作業が得意な一方で、「そのプレゼンで何を成し遂げたいのか」「他社にはないオリジナリティは何か」などの根本的な問いを自ら設定することができません。

そのため、AIとの役割分担がうまく機能すれば誰でも効率よくプレゼン資料を作れるようになりますが、スライドの完成度は人間側がいかに的確な「指示・判断・修正」を行えるかにかかっていると言えます。

具体的にどのような手順で資料を作成するかは次章で詳しくお伝えするので、本章では

・AIでできることとできないこと

・人間とAIの役割分担の重要性

の2点をしっかり押さえておきましょう。

2.【最短ルート】プレゼン資料をAIで作る方法(所要時間約20分)

ここからは、プレゼン資料をAIで作る実践方法について、以下の4ステップで解説します。

・プレゼンの目的・ターゲット・ゴールを決める

・「対話型AI」で壁打ちしながら原稿のたたき台を作る

・「スライド生成AI」に原稿を流し込み形にする

・生成されたスライドをチェック・修正する

この手順を実践すれば、日頃AIを使い慣れていない方でも、実務で十分に通用するレベルのプレゼン資料がおよそ20分で作れるようになりますので、ぜひガイドラインとしてご活用ください。

なお、本記事で紹介する方法はあくまで「最短ルート」です。

もし重要な商談など、より高いクオリティを目指したい場合は、AI活用で短縮できた時間を使って資料の細部を磨き上げることをおすすめします。

2-1.プレゼンの目的・ターゲット・ゴールを決める

まずはプレゼンの目的・ターゲット・ゴールを決めます。

・目的:何のためにプレゼンを行うのか

・ターゲット:誰にプレゼンを見せるのか

・ゴール:プレゼンが終わった後、ターゲットがどのような状態になってほしいのか

このステップは、現場の状況やプレゼン相手との関係性を把握している人間にしかできない、言わば「プレゼンの土台づくり」です。

「なぜ、誰を、どのような状態に導きたいのか」という土台がしっかり固まっていると、この先のステップでAIからより高精度で具体的な回答を引き出せたり、作成者の意図を正しく反映させたスライドを生成しやすくなります。

以下の例を参考に、プレゼンの目的・ターゲット・ゴールを設定してみましょう。

プレゼンの目的・ターゲット・ゴールの設定例

目的(何のために)

ターゲット(誰を)

ゴール(どんな状態に導く?)

新規プロジェクトの提案

プロジェクトの必要性・収益性をアピールする

決裁権を持つ部長・役員

プロジェクト始動の承認をもらう

新商品の営業

自社商品の強みを伝え、競合との違いを理解してもらう

購入を迷っている見込顧客

購入を前向きに検討してもらい、個別商談のアポイントを得る

社内の新人研修

会社の理念や基本業務を説明し、早期の戦力化と職場適応をサポートする

入社直後の新入社員

「現場で働く自分」のイメージを明確化し、仕事への意識・意欲を高めてもらう

プレゼンの目的やゴールがうまく言語化できない場合は、以下のようにAIに相談しながら進めましょう。

【AIへのプロンプト(指示)例】

“新規プロジェクトの提案資料を作りたいのですが、まだ目的やゴールがうまく言語化できていません。私の壁打ち相手になって、これらを明確にするのを手伝ってください。

【ターゲット】

決裁権を持つ役員

【頭の中にあるメモ】

・社内のペーパーレス化・業務効率化がテーマ

・新システム〇〇を導入したい

・役員は保守的なので、IT化に抵抗があるかもしれない

【これだけは伝えたいポイント】

・新システムの導入で事務作業の負担は30%以上は軽減されるはず

・現場から不満の声があがっている

上記の情報を元に、このプレゼンが成功する(役員が納得する)ような目的・ゴールの案を5パターンほど提案してください。”

実際に入力するプロンプトは、多少くだけた文体でも構いません。

できるだけ具体的に「何をしてほしいか」を明示するのがポイントです。

プレゼンに対する自分の中の考えがしっかりと整理されたら、次のステップへと進みましょう。

2-2.「対話型AI」で壁打ちしながら原稿のたたき台を作る

続いては、「対話型AI」で壁打ちしながら原稿(スライド構成+発表用の台本)のたたき台を作ります。

【対話型AIとは?】

人間と自然な会話形式でやり取りし、質問への回答・アイデアの提案・文章の要約などのサポートを行うAIのこと

<対話型AIツールの例>

ChatGPT

Google Gemini

Microsoft Copilot

Claude など

【壁打ちとは?】

AIに自分のアイデアを投げかけたり質問・回答を繰り返し、対話の過程で思考を整理していく手法

使用する対話型AIツールは、日頃から使い慣れているものがおすすめです。

以下の例を参考に、まずはスライド全体の構成を作成するプロンプトを入力しましょう。

【原稿のたたき台を作るプロンプト例(1)スライド構成の生成】

“あなたは営業プレゼンの専門家です。

以下の情報を元に、ウェビナーで発表するスライドの構成と台本を作成してください。

【プレゼンの方向性】

目的:自社の新製品(業務効率化SaaSツール)の強みを伝え、競合との違いを理解してもらう

ターゲット:見込み顧客(経営層20名)

ゴール:購入を前向きに検討してもらい、個別商談のアポイントを得る

【参考情報】

ターゲットの想定課題:人手不足で改善が進まない、業務が属人化している

自社製品の強み:業界最安(月額〇〇円)・1カ月間の無料トライアル・導入サポートの手厚さ

導入実績:導入社数〇〇社

【条件】

スライド枚数:10枚~12枚

発表時間:15分程度

その他希望:専門用語は少なめ、図やグラフを効果的に使い、視覚的にわかりやすい資料にしたい”

このように指示を出すと、AIが入力された情報を整理し、プレゼンの流れに沿ったスライドごとの構成案を提示してくれます。

【AIの回答イメージ(プレゼン構成案)】

【AIの回答イメージ(発表用台本・一部抜粋)】

出典:Google Gemini

一度で満足のいく回答が得られなかった場合は

「3枚目の課題をもっと深掘りしてほしい」

「もっとポジティブな表現に変えてほしい」

など、追加でリクエストを出して微調整します。

満足のいくスライド構成が完成したら、続いては各スライド内に入れるテキストを生成します。

以下の例を参考に、スライド1枚ごとの具体的な内容を書き出すためのプロンプトを入力しましょう。

【原稿のたたき台を作るプロンプト例(2)スライド内テキストの生成】

“それでは、この12枚のスライド内に入れるテキストを作成してください。

【作成ルール】

・見出し+本文

・1スライドあたり3〜5行まで

・1行は20文字以内を目安

・できるだけ文章よりも箇条書きを使う”

明確なルールを設定することで、AIがそのルールに沿ったテキストを生成してくれます。

【AIの回答イメージ(一部抜粋)】

出典:Google Gemini

最後に、

・見出し構成が整理されているか

・1スライド=1メッセージになっているか

・箇条書きで書かれているか

といった点を確認し、原稿のたたき台は完成です。

2-3.「スライド生成AI」に原稿を流し込み形にする

続いては、原稿を「スライド生成AI」に流し込んで形にします。

【スライド生成AIとは?】

テキスト形式の原稿を読み込ませると、スライドのデザイン・レイアウト・画像やグラフの挿入などを行い、スライド形式に変換するAIのこと

<スライド生成AIツールの例>

イルシル

Gamma

Genspark

NotebookLM など

やり方は非常にシンプルで、前ステップで作成した原稿のたたき台(スライド構成・台本・各スライド内のテキスト)をテキストとしてコピーしスライド生成AIに貼り付けるだけで、内容に沿ったスライドが自動生成されます。

【AIによって生成されたスライド(一部抜粋)】

出典:Genspark

スライドの生成にかかる時間はツールによって異なりますが、10枚程度のスライドであれば10〜20分程度で完成するのが一般的です。

ツールの選び方については、以下の2点に注意すると良いでしょう。

・有料版の無料トライアルがあるもの

・費用と欲しい機能が見合っているか(デザイン性・テンプレートの豊富さ・出力できるファイル形式など)

スライド生成AIには無料プランも存在しますが、生成できるスライドの枚数や機能に厳しい制限があります。

そのため、まずは有料版の無料トライアルを活用し、ツールごとの使用感や機能を試してみるのがおすすめです。

※スライド生成AIの選び方について、詳しくは次章「3.スライド生成AIツール6つの比較と選び方」で解説します。

2-4.生成されたスライドをチェック・修正する

最後は、生成されたスライドのチェックと修正を行います。

・レイアウトの崩れ

・内容の誤り(調査のデータの数字・根拠のない主張をしていないかなど)

・誤字脱字・文法の誤り

などを確認し、修正が必要な部分はツールの編集機能を使って細部を仕上げましょう。

【スライドの修正イメージ(修正前)】

【スライドの修正イメージ(修正後)】

出典:Genspark

AIによるスライド生成で特に注意したいのが、以下の2点です。

・存在しない情報やこちらが意図していない主張を生成してしまう

・図のレイアウト崩れ

どれだけAI技術が進歩しても、プレゼンの内容を聞き手に届けるのはあなた自身です。

顧客や上司からスライドの内容について質問をされても自分の言葉でしっかりと説明できるよう、内容をしっかりと精査してからプレゼンに臨みましょう。

3.スライド生成AIツール6つの比較と選び方

スライドを生成するAIツールにはさまざまなものがあり、どのツールを使うのがベストかは、使う人の環境や「どこまでAIに任せたいか」によって異なります。

そこで本章では、主要ツール6つの特徴を比較しながら、選び方のポイントを解説します。

スライド生成AIツール比較表(2026年1月時点)

サービス名

料金プラン

(月額・税込)

無料トライアル期間

ドキュメント・スライド数

出力

特徴

Canva

無料

無制限

PDF

PPTX

・テンプレート当てはめ型

・アニメーション・BGM・音声によるナレーションなど、演出系の機能が豊富

※AIによるスライド自動生成機能はないため、原稿をテンプレートにコピペする形になる(2026年1月時点)

Canvaプロ

1,180円/人

30日

Canvaビジネス

1,800円/人

Canva

エンタープライズ

要問合せ

要問合せ

要問合せ

要問合せ

イルシル

フリー

0円

3個

・テンプレート当てはめ型(デザインが豊富)

・直感的に操作でき、生成AIに不慣れな人でも使いやすい

パーソナル

1,848円/人

2週間

無制限

PDF

PPTX

法人

要問合せ

要問合せ

要問合せ

要問合せ

Felo

スタンダード

無料

・テンプレート当てはめ型

・AI検索機能が充実しており、情報収集しながらスライドを作れる

・生成したスライドの編集はCanvaと連携して行う

月額プラン

2,099円

要問合せ

300枚

PDF

PPTX

Gamma

Free

0円

・フル生成型

・スライドを自動生成するツールの中では安価

・ツール内での編集が可能

Plus

1,500円/人

要問合せ

1プロンプトにつき20枚

PDF

PPTX

Pro

3,500円/人

1プロンプトにつき60枚

Ultra

14,750円/人

1プロンプトにつき75枚

NotebookLM

Google AI Pro

2,900円/人

1カ月

要問合せ

PDF

Googleスライド

・フル生成型

・プロンプトの文脈を理解したデザイン性の高さが強み

・編集にやや手間がかかる(Gemini Canva・Canvaで編集)

Google AI Ultra

3万6,400円/人

Genspark

Free

0円

・フル生成型

・情報の整理・可視化能力が高く、複数ツールを比較したユーザーからの評価も高い

・ツール内での編集が可能

Plus

24.99ドル 

要問合せ

要問合せ

PDF

PPTX

Googleスライド

Pro

249.99ドル

※表内の情報は、すべて2026年1月時点のものです。

どのツールを使うか選ぶ前に知っておきたいのが、スライド生成AIは大きく分けて

・テンプレート当てはめ型

・フル生成型

の2つのタイプがあることです。

テンプレート当てはめ型※

(イルシル・Canva・Felo)

フル生成型 (Gamma・NotebookLM・Genspark)

・あらかじめ用意されたテンプレートに、作成した原稿を当てはめていく

・安価だが、AIによる自動化できる作業は必要最低限

・プロンプトを入力すると、内容に沿ったスライドの文章・画像・グラフ等をAIが一括で生成する

・費用は高くなりやすいが、自動化のレベルが高く人間の負担が軽くなる

※「テンプレート当てはめ型」「フル生成型」という名称は、解説を分かりやすくするため本記事の中で独自に分類・定義したものです。

まずは上記のどちらのタイプを利用するかをイメージし、さらに「予算」と「何を最優先させるか」を明確にして自分に最適なツールを絞り込みましょう。

ツール名

予算(月額)

この要素を最優先させたい人

におすすめ

Canva

無料~2,000円程度

とにかく無料でできる範囲でスライドを作りたい

イルシル

2,000円程度

生成AIの知識がなくても使いこなせる操作性

Felo

2,000円程度

原稿作成~スライド作成を1つのツールで完結させたい

Gamma

1,500~1万5,000円程度

安価+ビジュアル重視のスライドを作りたい

NotebookLM

2,900~3万6,000円程度

プロンプトの情報を洗練されたデザインに落とし込む

Genspark

4,000円~4万円程度

スライドとしての完成度の高さ(顧客に見せる商談用スライドなど)

実際に使ってみると操作性や機能が合わないという場合もあるため、無料トライアルを積極的に活用し、複数のツールを実際に触ってみることをおすすめします。

4.AIでプレゼン資料を作る際の注意点

最後は、AIでプレゼン資料を作る際の注意点を3つご紹介します。

・情報の正確性をチェックする

・社内の機密情報をプロンプトに含めない

・「見た目は整っているが中身のない資料」になっていないか精査する

日々の業務で資料作成を行う人にとって、AIは非常に強力なパートナーですが、その技術はまだ進化途中で不安定な部分もあります。

本章の内容を参考に、AIの特性を理解して上手に活用し、業務の効率化と品質向上を加速させましょう。

4-1.情報の正確性をチェックする

AIでプレゼン資料を作る最大の注意点と言えるのが、情報の正確性をチェックすることです。

AIは時として、事実とは異なる情報を真実かのように回答する「ハルシネーション」を起こすことがあります。

スライドの生成が完了したら、

・実在しない情報を作り出していないか

・数値データに誤りがないか

・古い情報を引用していないか

といった点を、必ず一次情報と照らし合わせてファクトチェックを行いましょう。

このような「AIが生成した資料を人間が検証する」という工程を挟むことで、プレゼン資料の信頼性は格段に上がり、自信を持って発表できるようになります。

4-2.社内の機密情報をプロンプトに含めない

社内の機密情報をプロンプトに含めないというのも、AIでプレゼン資料を作る際の重要な注意点です。

サービスや設定によっては、プロンプトとして入力した情報がAIの学習・品質改善に利用される場合があるため、バグなどによる情報漏えいのリスクを完全に否定することはできません。

実際に、世界中で利用されている生成AIサービスで情報漏えいが生じた以下のような事例もあります。

【生成AIサービスで情報漏えいが生じた事例】

OpenAIは2023年、対話型AI「ChatGPT」のオープンソースライブラリのバグにより一部の有料ユーザーの

・氏名

・メールアドレス

・住所

・クレジットカード番号の下四桁

等の個人情報が一時的に他ユーザーから閲覧できる状態になってしまったことを報告した。

参考:OpenAI「March 20 ChatGPT outage: Here’s what happened

こういった不測の事態に備えて、自社の機密情報を守る体制を整えることは、企業にとって重要な取り組みだと言えるでしょう。

もしプレゼンの中に

・顧客リスト

・非公開のプロジェクト名・商品名

・独自の調査数値

といった機密情報を含める場合は、そのまま入力せず該当箇所を伏せてAIに指示を出し、スライド生成後に手入力するなどの工夫が有効です。

この注意点を意識しておくことで、大切な顧客や自社の情報を確実に守りながら、AIによる効率化を安心して進められます。

4-3.「見た目は整っているが中身のない資料」になっていないか精査する

AIでプレゼン資料を生成した後は、「見た目は整っているが中身のない資料」になっていないかを精査しましょう。

AIが作る資料は非常に見栄えが良い分、

・論理が飛躍している

・専門用語を並べているが辻褄が合っていない

・主張の根拠が弱い

といった内容の不備があっても一見それらしく見えてしまうという傾向があります。

人前で発表する前に一度人間の目で内容を精査し、もし不十分だと感じる点があれば、より良いものへと修正しましょう。

対話型AIを用いて、「この論点を深掘りしてほしい」「この主張の根拠となるデータを持ってきてほしい」などの壁打ちをして内容をブラッシュアップするのも効果的です。

スライド生成AIの技術は日々進歩しており、NotebookLMやGensparkといったツールにおいては、ユーザーの意図を汲み取って構成やデザインに落とし込む性能が評価されています。

しかし、プレゼンの本質を問い直したり、聞き手の置かれた状況に深く寄り添うプロセスにおいては、まだまだ人間による調整が欠かせません。

AIのスピード感・実行力とあなたの思考力を掛け合わせ、単なる「見栄えの良い資料」を超えた「価値のあるプレゼン資料」を完成させましょう。

5.まとめ

最後に、本記事の重要ポイントをおさらいします。

▼プレゼン資料の作成はAIでどこまで自動化できるのか?

完全自動化は無理だが、作業負担を大幅に軽減することは可能

例)

・壁打ちによるターゲット・目的の思考整理(アイデア出しの補助)

・スライドのストーリー構成

・原稿となるテキストの生成

・スライドのデザイン生成

・グラフ・図の生成

人間が「ディレクター(意思決定者)」として指示・判断・確認を行い、AIが「オペレーター(実行担当者)」として人間から受けた指示をアウトプットするという役割分担が必要

▼プレゼン資料をAIで作る方法

・プレゼンの目的・ターゲット・ゴールを決める

・「対話型AI」で壁打ちしながら原稿のたたき台を作る

・「スライド生成AI」に原稿を流し込み形にする

・生成されたスライドをチェック・修正する

→この手順のとおりに進めることで、最小限の労力(約20分)で実務で通用するレベルの資料が作成できる

▼スライド生成AIツール6つの比較と選び方

【テンプレート当てはめ型ツール】

Canva:とにかく無料でできる範囲でスライドを作りたい人におすすめ

イルシル:生成AIの知識がなく、ツールを使いこなせるか心配な人におすすめ

Felo:原稿作成~スライド作成を1つのツールで完結させたい人におすすめ

【フル生成型ツール】

Gamma:ビジュアル重視のスライドを低コストで作りたい

NotebookLM:高品質のスライドを洗練されたデザインで出力してほしい人におすすめ

Genspark:内容の完成度の高さを最重視したい人におすすめ

本記事の内容が、あなたの業務負担軽減の一助になれば幸いです。

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