STEP 1
STEP 2
STEP 3
緊急時
大切なデータを失わないバックアップのテクニック
STEP 3
Windowsが起動しなくなった時でも、数分で元通り
Windowsの入っているドライブを丸ごと1つのファイルとして保存しておき、必要な時に、ドライブ丸ごとを上書きしてその時点の状態に戻すのが、システム・バックアップソフト。トラブルの原因がパソコンの物理的な故障でない場合の心強い味方です。
ここでは「クイックイメージ(ShadowProtect Desktop Edition ver3.5)」を例に、そのメリットや使い方をご紹介します。

クイックイメージの特長
- バックアップは簡単
パソコンで通常の作業をしながら、Windowsを含むシステムドライブをバックアップできます。 - 高速に復元
Windowsの再インストールには1〜2時間、メーカー製パソコン付属のリカバリディスクでも購入時の状態まで戻すのに30分〜1時間程度かかります。
さらにアプリケーションのインストールや設定など、多大な時間と労力がかかります。
クイックイメージなら、これがわずか数分で済みます。 - 戻したい状態を選べる
複数のバックアップがある場合は、戻りたい状態を選んで戻れます。 - 別のパソコンへの復元も可能
緊急バックアップやパソコン買い替えの引越にも使えます。
詳細(製品ページ)
バックアップのコツ
システム・バックアップに必要なのは、Cドライブ以外のドライブだけ。空き容量が多いほど快適です。
使い方は簡単。ふつうのソフトと同様にインストールしてバックアップしたい時にクイックイメージを起動して使います。
システム・バックアップにもコツがあります。以下に大きく2通りのやり方を述べます。
1.節目バックアップ
新しいことをする前には必ずバックアップ
システム系トラブルの多くは、新しくソフトを入れた(更新を含む)時、あるいはWindowsのシステムの設定を変更した際に起こりがちです。何か新しいことをする前に、バックアップをとるようにするのが基本です。
最も理想なのは、パソコン購入時にどのソフトよりも先にクイックイメージをインストールし、重要な設定や新しいソフトをインストールするごとに、つまり節目ごとにバックアップしていくことです。これにより、いつでもお好みの状態に戻れるようになります。
そういう意味では、リカバリも、理想のバックアップの仕組みをつくり上げるチャンスと言えます。
理想的な節目バックアップの例
- パソコンを購入して、インターネットの設定やアクティベーション、フォルダや壁紙など基本的な設定を済ませた後
- 常用ソフトをインストールして、それぞれいつもの設定にした後
以降、新規にソフトをインストールする前、Windowsの大きな設定変更をする前など、普段やらないことをやる前に必ずバックアップするようにします。
2.自動定期バックアップ
バックアップ容量に余裕があるなら、クイックイメージのスケジュール機能を使って、例えば、毎週金曜日10:00に定期バックアップするような設定にしておくのも賢明です。通常の操作しながらのバックアップできるので、特に意識せずに確実にバックアップできます。
これらにより、いつトラブルに見舞われても平気な状態を作ることができます。災難はいつ来るかわかりません。ぜひお早めに。

ワンポイント
ドライブには固有の名前を
CとかDとかのアルファベットは、システムの関係で異なることがあります。普段から例えばC:Windows 7 とか D:DATA とか名前をつけておくと、間違える心配がなくなります。
バックアップ前には、ゴミ箱を空に
ゴミまでバックアップするので、事前に削除しましょう。
また普通にゴミ箱に捨てただけでは、データは残ったままになっているので、バックアップ前にはゴミ箱を空にすることを忘れずに。
差分バックアップと増分バックアップの使い分け
頻度の少ない節目バックアップには差分バックアップが、頻度の高い定期バックアップには増分バックアップが適します。


バックアップ・イメージは浅い階層に
バックアップ・イメージはCドライブ以外のドライブを指定して保存しますが、階層を深くしない方が良いでしょう。
トラブルがあって復元する時は、気持ちが動転しがちなので、浅い方があわてずに済みます。
状態を記録しておく
どんな状態のバックアップかが復元の際にわかるように、例えば「Windowsのアクティベーション完了、ソフトインストール前。2011年1月31日」のように、バックアップの過程でコメントを入力しておくと便利です。
ファイルバックアップにも使える
クイックイメージは、ファイルバックアップにも使えます。復元せずに必要なファイルだけを取り出すこともできます。
緊急バックアップや、パソコンの買い替えにも有効
通常のバックアップソフトは、保存したシステム環境を異なるパソコンに復元できませんが、クイックイメージは別のパソコンに復元できます。この機能を使って、下記のような使い方ができます。
不安定になったパソコンの緊急バックアップ
パソコン買い替えた時の引越
Q&A
- Q.ダウンロード版でもCD起動はできるのか?
- A.はい、起動ディスク作成機能があります
Windowsが起動しない時に使う起動CDのイメージファイルが収録されていますので、まず最初に起動CDを作成します。これでパッケージ版とまったく同様に使えます。
数分で元通りにできる理由
通常、使用中のシステムファイルはコピーできません。そのため従来のソフトでは、Windowsを起動しない状態で、ハードディスクの物理的な状態をそのまま読み取り、再現していました。そのため時間がかかり、通常の画面ではないので操作も扱いづらいものでした。
クイックイメージは、動作中のシステムを部分的に瞬間的に停止させながらコピーしていく独自の技術で、パソコンを普通に使いながらバックアップできます。復元する時は、CDに入った起動プログラムからパソコンを立ち上げ、バックアップしてあったデータでドライブを上書きします。スピードと快適さの秘密はここにあります。