年賀状を作成するときに、「印刷や投函まで一括で任せられたら楽なのに」と考える方は多いのではないでしょうか。はがき作成ソフトやアプリの中には、デザイン作成だけでなく、ネットプリントを通じて印刷や投函までPCソフトウェア(ソフト)やWebサービス、スマートフォンアプリ(アプリ)が多数登場しています。
この記事では、そうした年賀状の印刷から投函まで注文できるツールを目的別に徹底比較します。デザインをとことん追求したい方、初心者で操作が不安な方、スマホだけで完結したい方、そしてコストをなるべく抑えたい方など、それぞれに合うツールを選ぶヒントもお伝えします。
※本記事に掲載されている料金や機能、キャンペーン等の情報は2025年8月26日時点のものです。最新の情報については、必ず各サービスの公式サイトをご確認ください。
年賀状印刷(ネットプリント機能)が可能な年賀状ソフト
印刷作業や投函を自宅で行わずに済むネットプリントサービスは、年末にまとまった時間を取りづらい方やプリンターをお持ちでない方にとって非常に便利です。
ここでは、ネットプリント機能を備えた代表的な年賀状ソフトを紹介します。 各ソフトのデザイン作成から印刷注文・投函までの流れを解説したうえで、各ソフトの対応プリントサービスや特徴についても触れていきます。 ぜひ参考にして、年賀状ソフトを選んでみてくださいね。
筆まめ
筆まめは、PCにインストールして使用する年賀状作成ソフトの定番であり、45万点以上もの素材が収録されています。 ビジネスシーンでも使える落ち着いたデザインから、ポップでかわいいイラストまで幅広く対応しているのが特徴です。 初心者にも使いやすい一方、細かなレイアウト調整やフォント設定など上級者向けの機能もしっかり備えています。
印刷は「筆まめネットプリント」を使えば、オンラインで注文から投函まで一括で依頼可能です。
印刷料金は、仕上げ方によって以下のように異なります。
・年賀状(写真仕上げ) : 1枚180円 ※10枚から注文可能
・年賀状(通常仕上げ) : 1枚160円
・通常ハガキ(通常仕上げ) : 1枚160円
筆王
筆王は、PCインストール型のソフトで、多彩なテンプレートや写真加工機能が魅力の年賀状ソフトです。 写真を使ったデザインや手書き風の文字エフェクトが簡単にできるので、個性を出したい方におすすめです。
ネットプリントには、用途に応じて選べる2つの方法があります。
注文から投函までおまかせする方法
WEBサイトで注文するだけで、はがきの購入から印刷、ポストへの投函まで、すべてを代行してくれるサービスです。 料金体系は非常にシンプルで、1枚からでも安心して注文できます。
・写真用年賀はがき : 1枚 150円(※10枚から注文可能)
・年賀はがき : 1枚 120円
・官製はがき: 1枚 120円
この料金には【はがき代・印刷代・投函代行費】がすべて含まれており、1注文あたりの基本料金や、枚数による価格の変動もありません。
セブン-イレブンのマルチコピー機で印刷する方法
ご自身でセブン-イレブンの店頭にあるマルチコピー機を操作して印刷する方法です。 こちらの料金は上記の「おまかせする方法」とは異なり、1枚80円となりますのでご注意ください。
宛名職人
宛名職人は、Macユーザー向けのPCインストール型ソフトで、Appleの連絡先アプリや写真アプリとの連携がしやすいことから高い評価を得ています。 UIはシンプルながら、デザインの編集機能は充実しており、画像の配置や文字の装飾なども自由度が高いです。
ネットプリントは「宛名職人ネットプリント」を利用し、オンラインで印刷や投函まで申し込めます。
筆ぐるめ
筆ぐるめはPCインストール型のソフトです。 操作がとてもシンプルで「パソコンにはあまり慣れていない」という方にも使いやすいのが特徴です。 画面表示がわかりやすく、住所録の管理もしやすいとの声が多くあります。
テンプレートは落ち着いたデザインから可愛らしいものまで揃っており、必要に応じてイラストを組み合わせたり文字を配置したりするだけで形になるので、迷わず作業を進められるでしょう。
ウェブポ
郵便局が運営する公式Webサービスであるウェブポは、パソコン・スマホどちらからでも操作しやすいのが魅力です。 デザインは落ち着いた、可愛らしいデザインのものが多いです。 全国の郵便局で取り扱いがあり、安心して利用することができます。
料金は、注文するデザインや印刷方式により異なります。 多く注文するとそのぶん安くなるので、たくさん注文する場合は、ウェブポがおすすめです。
みんなの筆王
みんなの筆王はクラウド型(インストール不要)のWebサービスでソフトのインストールが不要な点がメリットです。 無料のテンプレートを多数使えるため、出費をできるだけ抑えつつ年賀状を仕上げたい方にも魅力的でしょう。 提携印刷サービスを利用して、ネットプリントや投函代行を依頼できます。 料金は1枚あたり200円からです。
無料プランのままでも基本的な機能は揃っていますが、より凝ったテンプレートや豊富な素材を使用する場合は、有料プランにアップグレードするのがおすすめです。
しまうま年賀状
しまうま年賀状は、しまうまプリントが展開している年賀状作成・印刷のためのWebサービスおよびアプリです。
Webブラウザでもスマホアプリでも作業できるので、時間や場所を選ばずに作成できるのが嬉しいポイントです。 宛名印刷が無料なので、費用面でも大きなメリットがあるでしょう。 印刷するには、基本料金とプリント料金、年賀はがき代が必要になります。
2025年は、基本料金が1,980円、プリント料金が1枚108円、年賀はがき料金が1枚63円となっていました。
スマホで年賀状
スマホで年賀状は、アプリ内で写真の加工から印刷依頼まで完結でき、忙しくてもスマホひとつで作成できるのが特徴です。
宛名スキャン機能が搭載されているため、手書きの住所録をそのまま撮影してデジタル化できるのも魅力といえます。 ネットプリント対応で、全国どこでも注文可能です。 料金ははがき代が1枚あたり85円、印刷代が55円〜となっています。
つむぐ年賀
つむぐ年賀は、写真年賀状の作成に特化し、高品質な銀写真プリント仕上げに対応しているのが特徴です。 アプリかPCブラウザのどちらでも編集できるので、作業スタイルに合わせて使い分けることができます。
コンビニプリントの場合、印刷料金は1枚あたり80円です。 はがき代は含まれていないため、別途購入する必要があります。
年賀状印刷までできるソフト&アプリの選び方
どのツールを使っても基本的には「デザインを作成してネットプリントへ入稿し、印刷や投函をお任せできる」という流れは同じです。 ただし、各サービスで対応している機能や料金体系に違いがあるため、自分に合ったものを見極めるにはいくつかの視点が必要になります
デザインにこだわりたい人向け
写真やイラスト、文字の配置をとことん追求したい方は、素材数やレイアウト機能の豊富さに注目すると良いでしょう。 筆まめや筆王のように大量のテンプレートを収録しているソフトなら、遊び心のあるデザインからフォーマルなものまでカバーできます。 Macユーザーであれば、宛名職人のApple製品との高い連携も大きな魅力です。
ソフト・ツール名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
宛名職人 | Mac対応でApple製品と連携、デザイン編集の自由度高い | 6,680円〜 |
筆王 | 写真加工機能充実、手書き風エフェクトあり | 3,460円〜 |
筆まめ | 45万点以上の素材、細かいレイアウト調整可 | 3,460円〜 |
初心者向けで使えて操作性を重視する人向け
画面がシンプルかつガイドに沿って作業できる筆ぐるめや、クラウド型のWebポ・みんなの筆王は簡単に操作できると評判です。 特に「年賀状ソフトは使ったことがない」「パソコンの操作が苦手」という方でも安心して使い始められるはずです。
ソフト・ツール名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
Webポ | 郵便局公式、シンプルなデザイン | 無料 |
みんなの筆王 | 無料でPC・スマホ両対応、簡単操作 | 無料 |
筆ぐるめ | 初心者向けUI、シンプルな操作性 | 4,890円〜 |
スマートフォンで完結したい人向け
しまうま年賀状やスマホで年賀状、つむぐ年賀などは、スマホアプリでデザインから印刷注文まで完結できるので、パソコンを持っていない方でも問題ありません。 通勤時間やちょっとしたスキマ時間を活用して作業できる点も大きな魅力と言えるでしょう。
ソフト・ツール名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
しまうま年賀状 | 宛名印刷無料、低コストで高品質 | 無料 |
スマホで年賀状 | 宛名スキャン機能、24時間注文可能 | 無料 |
つむぐ年賀 | 写真年賀状向け、銀写真プリント対応 | 無料 |
コストをなるべく抑えたい人向け
無料のテンプレートが使えるみんなの筆王や、宛名印刷が無料になるしまうま年賀状など、なるべくコストを抑えたい方に向いているツールもあります。 大量印刷を想定しているなら、無料プランと有料プランの差を見比べてみるとよいでしょう。 早割やキャンペーンを活用するとよりコストを下げられる可能性があります。
ソフト・ツール名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
しまうま年賀状 | 宛名印刷無料、低コストで高品質 | 無料 |
みんなの筆王 | 無料でPC・スマホ両対応、簡単操作 | 無料 |
スマホで年賀状 | 宛名スキャン機能、24時間注文可能 | 無料 |
まとめ|年賀状印刷までできるソフト&アプリを目的別に選ぼう
この記事では、年賀状づくりのデザインから印刷、そして投函依頼まですべて完結できるソフト&アプリを紹介しました。 どのツールもネットプリント対応という共通点はありますが、デザイン性や操作性、対応端末、費用など、それぞれに特徴があります。 「デザイン重視」「操作性重視」「スマホ完結」「コスト重視」など、自分が何を優先したいかを明確にしておくと選びやすいでしょう。
実際の料金は、印刷方式や写真仕上げの有無、宛名印刷や投函代行のオプションなどで変わります。 中には宛名印刷が無料になるプランや、写真仕上げがリーズナブルになるキャンペーンが適用される場合もあるため、詳しくは各公式サイトを調べておくのがおすすめです。
年賀状は新年の大事なご挨拶です。 忙しくても、便利なツールを活用して効率よく準備できれば、相手とのコミュニケーションを気軽に図ることができます。 ぜひこの記事を参考に、ご自身のニーズに合ったソフトやアプリを見つけてみてください。 納得のいく仕上がりを得られれば、新しい年をより気持ちよく迎えられるはずです。