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【目的別】PDFに電子署名を付与する2つのやり方

カテゴリ: PDF編集 2026/07/25 更新
【目的別】PDFに電子署名を付与する2つのやり方

無料の自己署名から契約書にも対応した有料の署名サービスまで、信頼性の高いPDF電子署名の2つのやり方を徹底比較。目的別に最適なツールの選び方も詳しく解説します。

【目的別】PDFに電子署名をする2つの方法と選び方

「PDFに電子署名が必要と言われたけど、どうすればいいのかわからない」

「電子署名をするには、どのツールを使えばいいのだろう?」

あなたはPDFへ電子署名をしようと思ったものの、このような悩みで手が止まってしまっていませんか?

結論からお伝えすると、PDFに電子署名をする方法は、求める信頼性に応じて大きく2つあります。

・まずは無料で、PDFに基本的な電子署名を付けたい

→無料ツールでSelf-SignのデジタルIDを作成し、証明書署名を付与する

・より信頼性を高めた電子署名を付けたい

→第三者認証付きのデジタルIDやタイムスタンプなどに対応した有料ツール・サービスを使う

無料の方法でも、PDFに証明書署名を付与し、署名後に文書が変更されていないかを確認しやすくできます。

一方で、以下のように、より高い証明力が求められる場合は、第三者認証付きのデジタルIDやタイムスタンプの利用を検討しましょう。

・署名者が本人であることをより説明しやすくしたい

・特定の時点で文書が存在し、その後変更されていないことを示したい

それぞれの特徴は、以下のとおりです。

方法

特徴

無料

Self-SignのデジタルIDを使って証明書署名を付与できる。

署名後にPDFが変更されていないかを確認しやすい。

有料

無料と同じ機能に加えて、署名者や署名時点、文書の状態をより説明しやすくできる。

※利用できる機能や必要な費用は、ツール・サービス・証明書の種類によって異なります。

要件によっては無料の自己署名で対応できる場合があります。

しかし、社外との重要な契約書など、後から署名者や文書の真正性を確認する必要がある場合は有料サービスのほうが適していることもあるでしょう。

この記事では、PDFの電子署名に関する以下の内容を詳しく解説します。

この記事を読むとわかること

・無料・有料それぞれが向いているケース

・Adobe Acrobat Readerで無料の証明書署名を付与する手順

・用途に合ったツールの選び方チェックリスト

読み終えるころには、「自分はどの方法を選べばいいか」「そのために何をすればいいか」が、迷わず判断できるようになっているはずです。

目的に合ったPDFへの電子署名ができるよう、ぜひ参考にしてください。

PDFに電子署名を付与する方法は、大きく「無料で始める方法」と「有料のツール・サービスを利用する方法」に分かれます。

それぞれ、費用や利用できる機能、署名の信頼性をどこまで高められるかの違いがあります。まずは両方を知った上で、自分の使い方に合うものを選ぶことが重要です。

方法

向いているケース

【無料】基本的な電子署名

・社内文書や、自分だけが署名する書類に使いたい

・相手からSelf-Signによる証明書署名でも問題ないとされている

・署名者本人の確認や署名日時について、厳密な証明は求められない

【有料】信頼性を高めた電子署名

・取引先との契約書など、後から内容を確認する可能性がある

・署名者が本人であることを、第三者にも説明しやすくしたい

・タイムスタンプや第三者認証付きのデジタルIDなどを利用したい

2つの方法について、詳しく解説します。

補足

証拠力・信頼性の有無は有料か無料かで決まるわけではない

電子署名の有効性や、電子署名法上どのように扱われるかは、「有料だから」「無料だから」という理由だけで決まるわけではありません。

重要になるのは、主に以下のような点です。

・どのような方式で電子署名を付与したか

・署名者の本人確認をどのように行ったか

・署名した日時や操作履歴をどこまで記録できるか

・署名後に文書が変更されていないことを確認できるか

有料のツール・サービスを利用していても、利用するデジタルIDや本人確認の方法によって、署名の信頼性は異なります。

そのため、「有料サービスを選べば、必ず法的に強い電子署名を残せる」と考えるのではなく、必要な本人確認やタイムスタンプなどの機能に対応しているかを確認することが大切です。

1-1. 【無料】手軽かつ簡易的に電子署名をする

まずは、無料で電子署名をする方法です。

代表的な方法としては、無料のPDF閲覧ソフトであるAdobe(R) Acrobat(R) Readerを使う方法があります。

Adobe Acrobat Readerでは、自分で作成したSelf-SignのデジタルIDを使って、PDFに証明書署名を付与できます。

これにより、「どのデジタルIDで署名されたか」や、「署名後にPDFが変更されたかどうか」を確認しやすくなります。

Self-SignのデジタルIDは、自分で簡単に作成できる一方、デジタルIDに登録した氏名やメールアドレスが本当に本人のものかを、第三者が確認しているわけではありません。

そのため、署名者本人であることや署名した時点について、第三者に対して厳密に説明する必要がある場面には不向きです。

また、Self-Signの証明書署名を相手に確認してもらうには、相手側で証明書を信頼済みに登録するなど、事前の設定が必要になる場合があります。

本人性を第三者に示す力が限定的で、相手側にも確認の手間がかかる場合があるため、社内文書や、自分と相手の間で証明書の確認方法を共有できる場合などに向いています。

 ポイント!

Adobe(R) Acrobat(R) Reader以外にも

電子契約サービスの無料プランを使う方法もある

Adobe(R) Acrobat(R) Readerのような証明書署名とは別に、電子契約サービスの無料プランを使って契約を締結する方法もあります。

電子契約サービスは、相手とオンラインでやり取りして契約を締結することに特化したツールで、「自分の手元のPDFに、その場で署名を入れたい」という今回の目的とは設計が異なります。

また、無料プランでは送信できる件数やアカウント数に上限が設けられているケースが多く、実務で使うと制限を感じやすいでしょう。

無料プランが利用できる代表的なサービスは以下のとおりです。

・GMOサイン(お試しフリープラン)…1ユーザー/上限月5件まで

・クラウドサイン(フリープラン)…1ユーザー/上限月2件まで

・freeeサイン(無料プラン)…1アカウント/上限月1通まで

※2026年6月1日時点の情報です。

「まず試してみたい」「月に数件しか電子署名が必要なく、増える見込みもない」

というケースでは使えますが、継続的に複数の契約を続けるケースでは有料版の検討が必要になります。

※無料プランの送信件数・利用条件は変更されることがあるため、利用前に各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。

1-2.【有料】本人確認や証拠の残し方を重視して電子署名する

取引先との重要な契約書など、後から「誰が、いつ、どの内容に合意したのか」を確認・説明する必要がある書類では、第三者による確認の仕組みを備えた有料の方法を検討しましょう。

無料のSelf-Signによる証明書署名でも、「どのデジタルIDで署名されたか」や、「署名後にPDFが変更されたかどうか」は確認しやすくできます。

一方で、署名者本人性や署名時刻の正確性、署名後に文書が改ざんされていないことを、第三者に十分示すことは困難です。

たとえば、有料のPDF編集ソフトには、第三者認証付きのデジタルIDや認定タイムスタンプを利用して証明書署名を付与できるものがあります。

また、電子契約サービスでは、相手への署名依頼から署名履歴の保存までを一元的に管理できるため、契約の経緯を後から確認しやすくなります。

無料のSelf-Signによる証明書署名と、有料の方法の主な違いは以下のとおりです。

無料:Self-Signの証明書署名

有料:PDF編集ソフト+第三者認証・タイムスタンプ

有料:電子契約サービス

改ざん有無の

確認しやすさ

署名者の本人性の

説明しやすさ

△〜◯

相手側の手間

の抑えやすさ

署名履歴の

管理しやすさ

×

無料のSelf-Signによる証明書署名と有料の方法の主な違いは、電子署名の有無ではなく、後から確認が必要になった際に、署名者・署名時点・文書の状態をどこまで根拠を示して説明できるかにあります。

取引先との重要な契約や、複数の相手と継続的に契約を結ぶ場合は、第三者認証付きのデジタルIDやタイムスタンプに対応したPDF編集ソフト、または電子契約サービスを検討しましょう。

有料ツールの詳細や選び方については、この後「3.【チェックリスト付き】用途に合った方法で安全に電子署名する方法」で解説します。

ポイント!

「電子署名」と「電子サイン」「電子印鑑」は指す範囲と役割が異なる

電子契約について調べていると、「電子署名」「電子サイン」「電子印鑑」といった似た言葉が出てきて混乱しがちです。しかし、それぞれ指している範囲や役割は同じではありません。

【電子署名】

電子文書について、「誰が作成したか」を示し、署名後に内容が変更されていないかを確認できるようにする技術的な措置です。

暗号技術を使う方式が一般的で、電子証明書を利用することで署名者の確認をより確実に行いやすくなります。

また、本人だけが行えるよう適切に管理された電子署名であれば、電子署名法により、その電子文書は本人の意思に基づいて作成されたものと推定されます。

【電子サイン】

電子的な方法で、契約や申請への同意・承認を示す行為や仕組みを広く指す言葉です。クリックによる同意、メールやSMSによる認証、タブレットへの手書きサインなどを含むことがあります。

ただし、「電子サイン」は法律で明確に定義された用語ではなく、サービスによって具体的な仕組みや証拠としての示しやすさが異なります。

【電子印鑑】

印鑑の印影を電子データ化したもの、または電子的な押印の仕組みを指す実務上の呼び方です。

単なる印影画像をPDFに貼り付けただけでは、誰がその印影を付けたのか、押印後に文書が変更されていないかを技術的に確認できません。

この記事では、このうち電子署名法上の電子署名を中心に、PDFで署名者や文書の状態を確認しやすくする方法を解説します。

また、電子印鑑については以下の記事で詳しく説明しているので、こちらも参考にしてください。

【PDF 電子印鑑】

2.【無料】手軽かつ簡易的にPDFへ電子署名をする5つのステップ

ここからは、実際にAdobe(R) Acrobat(R) Readerで自己署名の電子署名を付ける手順を、5つのステップで解説します。

なお、この手順で作成するのは、Adobe Acrobat Reader内で自分で作成したデジタルIDを使う「自己署名」の証明書署名です。

第三者が本人確認を行ったデジタルIDや認定タイムスタンプを利用する方法とは異なるため、社外の相手に署名を検証してもらう場合は、証明書を共有・信頼設定してもらうなどの対応が必要になることがあります。

2-1.【STEP1】Adobe Acrobat Readerをダウンロード・アカウント作成する(初回のみ)

電子署名を始める前に、まずは無料のAdobe Acrobat Readerをパソコンに用意します。

すでにインストール済みの場合は、この手順は飛ばし、【STEP2】Adobe Acrobat Readerで署名したいPDFを開くへ進んでください。

2-1-1. ダウンロードページにアクセスする

Webブラウザで、Adobe公式のAcrobat Readerダウンロードページにアクセスします。

公式リンク:Adobe Acrobat Reader (無料の PDF ビューア) をダウンロード

「アクロバットリーダーをダウンロード」をクリックすると、ダウンロードが開始します。

2-1-2.ソフトをダウンロードしてインストールする

ダウンロードが済んだら、ブラウザ上部などにある「ダウンロード」フォルダから「Reader_jp_install.exe」を選び、インストールを開始してください。

インストールが完了したら、アプリが自動で開きます。

2-1-3.Adobeアカウントを作成・ログインする

電子署名を行う際、Adobeアカウントへのサインインを求められることがあります。

アカウントを持っていない場合は、メールアドレスを登録して無料で作成できます。GoogleアカウントやApple IDを使ってログインすることも可能です。

画面の案内に従ってアカウントを作成、またはログインしてください。

これで準備は完了です。次は、実際にPDFへ電子署名を付ける手順を見ていきましょう。

2-2.【STEP2】Adobe Acrobat Readerで署名したいPDFを開く

Acrobat Readerを起動し、電子署名を付けたいPDFファイルを開きます。

上部バーの一番左側にある「すべてのツール」を開いておきましょう。

2-3.【STEP3】「証明書を使用」から「デジタル署名」を選ぶ

「すべてのツール」の中にある「証明書を使用」から「デジタル署名」を選んでください。

「証明書を使用」が表示されない場合、すべてのツール下部の「さらに表示」をクリックし、下にスクロールすることで見つけられます。

電子署名を入れたい位置をドラッグして選択すると、「デジタルIDを設定」のポップアップが出てきます。

「デジタルIDを設定」をクリックしてください。

2-4.【STEP4】デジタルIDを作成する(初回のみ)

初めて署名する場合は、ここでデジタルIDを新しく作成します。

「新しいデジタルIDの作成」を選び、デジタルIDの保存先を設定すると作成画面が現れます。

画面の案内に従って、名前やメールアドレスなどの情報を入力し、IDを保護するためのパスワードを設定してください。

このパスワードは署名のたびに必要になるので、忘れないように管理しておきましょう。

2回目以降はすでに作成したデジタルIDを使えるため、この作成ステップは不要です。

2-5.【STEP5】デジタルIDを選んで署名する

作成(または選択)したデジタルIDを選び、「続行」をクリックします。

署名内容のプレビューが表示されるので、問題なければ、「STEP4」で設定したパスワードを入力して「署名」をクリックします。

最後に、署名済みのPDFを保存する画面が表示されます。ファイル名と保存場所を指定して保存すれば、電子署名の付与は完了です。

署名が完了したファイルを開くと、指定した位置に署名が表示され、上部に署名パネルが出るようになります。

証明書ベースの電子署名は、保存して初めて確定します。

また、署名後にファイルを変更すると署名が無効と表示される仕組みになっており、これが「改ざんされていないこと」の証明につながります。

3.【有料】法的な問題もクリアして安全に電子署名をする2つの方法

「法的にしっかりした電子署名をしたい」と思ったとき、選択肢は大きく2つに分かれます。

ひとつはPDF編集ソフトを使う方法、もうひとつは電子契約サービスを使う方法です。

両方とも本人性・非改ざん性を技術的に担保する仕組みを備えており、証明力の高い署名ができますが、下記のように向いている場面が異なります。

PDF編集ソフト

電子契約サービス

「今手元にあるPDFに、自分の電子署名を入れたい」

「電子署名以外のPDF業務も多い」

電子署名を付与しつつPDF関連業務を効率化したい人向け

「複数人の承認フローがあるなど、複雑な契約が多い」

「契約の数が多くまとめて管理したい」

PDF単体ではなく、契約プロセス全体を管理したい人向け

どちらが自分に適しているか、それぞれの特徴やチェックするべきポイントを見ていきましょう。

3-1.電子署名を付与しつつPDF関連業務を効率化するなら「PDF編集ソフト」を利用する

「手元にあるPDFに自分で署名を入れたい」「PDFを使った業務が多く、関連業務もまとめて効率化したい」

このような希望がある場合、PDF編集ソフトが適しています。

具体的に「どのようなケースに向いているのか」「自分に合ったソフト選びのポイントはどこなのか」それぞれ詳しく解説します。

3-1-1.向いているケース

PDF編集ソフトは、PDFの作成・編集・変換といった日常的な作業に加えて、証明書(デジタルID)を使った電子署名やタイムスタンプの付与までを1本でこなせます。

署名のためだけに別のサービスを契約する必要がなく、PDFをめぐる作業をまとめて効率化できるのが強みです。

相手に署名を依頼するのではなく、「自分が署名して、そのファイルを渡す・保管する」という使い方に向いています。

こんなケースにおすすめ

【用途】

・手元にあるPDFに自分の電子署名を付けたい

・相手に署名依頼を送る必要がない

【求める機能】

・PDFファイル自体に改ざん検知を付けたい

・電子契約サービスに文書をアップロードせず、PDFファイル単体で管理したい

・社内文書や証明書など、ファイル単位で真正性を示したい

3-1-2.チェックするべきポイント

より安全性が高く、証明性が高い電子署名ができるかどうかは、以下のような点をチェックすることで確認できます。

チェック項目

選ぶときのポイント

証明書(デジタルID)による署名ができるか

「デジタルID」「電子証明書」「デジタル署名」に対応と明記されている

タイムスタンプを付けられるか

タイムスタンプ機能を搭載している(認定タイムスタンプ対応ならなお良い)

署名後の改ざんを検知・制御できるか

署名後の編集をロックできる/変更を検知できる機能がついている

自分だけが署名できる状態にできるか

署名時にパスワードやPINでの保護がかけられる

特に重要なのは、「デジタル署名対応」「タイムスタンプ」「改ざん検知・制御」の3つです。

これが揃っていれば、本人性・署名時刻・非改ざん性という、法的な証拠力の土台となる3要素を満たせます。

これらの条件を満たす代表的なサービスとしては、以下のようなものがあります。

【代表的なサービス】

・Adobe Acrobat/Acrobat Reader

・SkyPDF

・いきなりPDF など

3-2.今後も電子署名が必要な契約が増えるなら「電子契約サービス」を利用する

「相手にも署名してもらう契約書を扱う」「契約のやり取りを記録・管理したい」

このようなケースでは電子契約サービスが適しています。

こちらも、「どのようなケースに向いているのか」「自分に合ったソフト選びのポイントはどこなのか」それぞれ解説します。

3-2-1.向いているケース

電子契約サービスは、署名の依頼から締結、その後の保管・管理までを、オンライン上で一貫して扱えるサービスです。

「誰が・いつ・どの文書に同意したか」を記録できるだけでなく、電子契約をまとめて管理できるのが特徴です。

そのため、「相手とのやり取りを伴う契約」を継続的・組織的に扱う場面に適しています。

こんなケースにおすすめ

【用途】

・相手にも署名してもらう契約書を扱いたい

・署名依頼から締結までの流れを管理したい

・社内承認フローや複数人署名が必要な契約で使いたい

【求める機能】

・誰が、いつ、どの文書に同意したかを記録したい

・締結証明書や操作ログを残したい

・契約書の保管・検索・更新管理まで行いたい

3-2-2.チェックするべきポイント

電子契約サービスを選ぶときは、確認すべき項目が多めです。契約という重要な行為を扱うぶん、法的な裏付けと記録の仕組みをしっかり見ておきましょう。

チェック項目

選ぶときのポイント

法的効力の裏付けが示されているか

電子署名法第2条・第3条への対応がサイト上で説明されている

署名方式が用途に合っているか

立会人型・当事者型のどちら(または両方)に対応しているか

(一般的に当事者型のほうが署名者本人との結び付きや署名の根拠を示しやすい)

本人確認の方法が十分か

メール認証に加え、SMSや2要素認証など強化手段が選べるか

「誰がいつ同意したか」の証拠が残るか

操作ログ(送信・開封・同意・署名の記録)と締結証明書が残り、ダウンロードできるか

タイムスタンプが自動で付くか

締結時に自動でタイムスタンプが付与される

保管・管理がしやすいか

一覧・検索・長期保存に対応し、権限管理(承認フロー・閲覧制限)ができるか

解約後もデータを取り出せるか

PDF・証明書・ログをエクスポート(書き出し)できるか

特に見落としやすいのが、いちばん下のエクスポートです。

解約後にデータを取り出せないと契約内容を確認できなくなる恐れがあるため、長く使うサービスほど事前に確認しておきましょう。

これらの条件を満たす代表的なサービスとしては、以下のようなものがあります。

【代表的なサービス】

・クラウドサイン

・電子印鑑GMOサイン

・freeeサイン など

4.今すぐ・安全に・安くPDFに電子署名をするなら「いきなりPDF」がおすすめ

ここまで、無料の方法から有料サービスまで、PDFに電子署名をする選択肢を見てきました。

先ほど挙げたPDF編集ソフトの中でも、

「手早くコストパフォーマンスも優先して安全に電子署名をしたい」

「PDF編集も署名もまとめて一本でこなしたい」

という人に特におすすめなのが、ソースネクストの「いきなりPDF」です。

なぜこのタイプの人に向いているのか。理由は大きく3つあります。

それぞれ、詳しく解説します。

4-1. 電子署名に必要な機能がしっかり揃っているから

いきなりPDFは、画像を貼るだけの簡易的なサインではなく、本人性・非改ざん性を備えた本格的な電子署名に対応しています。

法的な証拠力をもつ電子署名には「証明書(デジタルID)による署名」「タイムスタンプ」「改ざん検知」といった要素が欠かせません。

いきなりPDFは、これらをしっかり押さえています。

3-1.電子署名を付与しつつPDF関連業務を効率化するなら「PDF編集ソフト」を利用する」で紹介したチェックポイントに当てはめると、いきなりPDFは以下のような項目を満たしています。

チェック項目

いきなりPDFの機能

証明書(デジタルID)による署名

証明書ベースの電子署名を付与できる

タイムスタンプ

電子帳簿保存法に対応した付与・検証に利用できる

(別途事業者契約が必要)

署名後の改ざん検知・制御

パスワード保護・編集制限・墨消しで保護できる

相手による検証

PDF標準の署名のため、Acrobat Reader等で確認できる

つまり、「手元のPDFにきちんとした電子署名を付けたい」という目的に対して、必要な機能が一通り揃っているのです。

電子帳簿保存法に対応した「認定タイムスタンプ」には外部サービスが必要

電子帳簿保存法に対応した「認定タイムスタンプ」を本格的に運用する場合は、別途タイムスタンプ提供事業者(アマノセキュアジャパン社)との契約が必要になります。

これはいきなりPDFに限らず、認定タイムスタンプを使う仕組み上どうしても発生するものです。

日常的な署名や改ざん防止の用途であればソフト単体で完結しますが、厳格な要件まで満たしたい場合は、この点も踏まえて検討してください。

4-2. 電子署名以外のPDF業務もまとめて効率化できるから

いきなりPDFなら、電子署名以外のPDF業務もまとめて効率化できます。

いきなりPDFは「署名専用ソフト」ではなく、PDFにまつわる日常業務を丸ごとこなせるオールインワンソフトです。

「契約書を作成する」「複数の書類を1つにまとめる」

など、電子署名に限らずPDF作業全体をまとめて完結することができます。

主な機能を挙げると、以下のとおりです。

いきなりPDFに付帯している機能(一部)

・PDFの作成と、Word・Excel・PowerPoint形式への変換

・ページの結合・分割・抽出・並び替え

・テキストや画像の直接編集(上位版)

・OCR機能による、スキャン文書のテキスト化

・契約書の変更箇所を比較し、不当な改変がないかのチェック機能

たとえば「Wordで作った契約書をPDF化し、署名を付けて、相手に渡す」といった一連の流れを、ソフトを行き来せずに済ませることができます。

電子署名を含めた、PDF業務全体を効率化できるのがいきなりPDFの実務的な強みです。

4-3. 買い切りで、コスト面のメリットが大きいから

買い切りを選べ、長期的なコスト面のメリットが大きいこともおすすめする理由です。

いきなりPDFは買い切り型のソフトで、下記のように月額のサブスクリプションと違い、一度購入すれば追加費用なく使い続けられます。

【「低価格・買い切り」の圧倒的なコスパの良さ】

電子署名やPDF編集ができる代表的なソフトには、月額・年額で支払い続けるサブスク型のものもあります。

それらは常に最新機能が使える利点がある一方、使い続けるかぎり費用が発生し続けます。

これに対していきなりPDFは、1年・3年といった有効期限がなく、購入すれば長く使えるのが特徴です。

署名やPDF編集を継続的に使う人ほど、トータルのコストを抑えやすくなります。

電子署名とタイムスタンプは「COMPLETE」エディションを選ぶ

購入時に一点だけ注意があります。

いきなりPDFには、機能の異なる複数のエディションがあり、電子署名とタイムスタンプは上位版(COMPLETE)に搭載されています。

標準版(STANDARD)には電子署名機能が含まれないため、署名が目的の場合は上位版を選ぶ必要があります。

購入前に、自分に必要な機能がどのエディションに入っているかを確認しておきましょう。

5.まとめ

ここまで、PDFに電子署名をする方法を、無料の手軽な方法から有料サービスまで解説してきました。最後に、要点をまとめて解説します。

・PDFへの電子署名方法

「無料で簡易的に行う方法」と「有料で法的効力を高める方法」 の大きく2つに分かれる

・無料と有料の使い分けの基準

社内文書や少量のやり取りなら無料でも十分。一方、社外との重要な契約や件数が多い場合は、保証力・件数・手間の面で有料が適している

・無料で署名するなら、Adobe Acrobat Reader

Adobe Acrobat Readerの「自己署名」で対応できる。ただし相手に証明書を渡す手間がかかる点に注意

・有料には「PDF編集ソフト」 「電子契約サービス」 がある

有料の選択肢は、自分が署名して渡す「PDF編集ソフト」 と、相手とのやり取りまで管理する「電子契約サービス」 の2タイプ。用途で選び分ける

電子署名は、一度仕組みを理解してしまえば決して難しいものではありません。

まずは「自分が証明したいのは何か」を起点に、無料で足りるのか、有料が必要なのかを見極めることが第一歩です。

自分の目的に合った方法を選び、PDFの電子署名をスムーズに進めていきましょう。

※Adobe、Adobeロゴ、Acrobatは、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の商標です。