【厳選】AI議事録作成サポートツールおすすめ7選！選び方や注意点も紹介

AI議事録自動作成ツールの選び方

議事録作成は、会議の内容を理解しその後の業務に生かすために重要な作業です。しかし、会議後に議事録を作成する際、時間がかかりすぎて他の業務への支障を感じたことはありませんか？

議事録作成は、自動で行ってくれるツールを使うことで大幅にその業務量を削減できます。今回は、議事録自動作成ツールのメリットや選び方、おすすめのツールをご紹介します。

効率的な議事録作成を実現するためには、自社の利用環境に適したツールを選択することが重要です。以下の選定基準に基づいて、最適なツールを見つけていきましょう。

組織の規模によっても、重視すべきポイントが異なりますが、文字起こしの精度はどの規模でも重要です。文字起こしの精度がどのくらい違うのか比較検討から始めるのが良いでしょう。

導入時には、既存のシステムとの連携や、実際の会議での試用期間の設定も検討しましょう。また、月間の利用時間やユーザー数を考慮し、適切なプランを選択することで、コストの最適化も図れます。

高精度な文字起こしは可能か

文字起こしの精度は、AI議事録作成ツールの性能を評価する上で最も重要な要素です。現在の技術では、標準的な会議環境で90%以上という高い認識精度を実現できます。また複数人での会話でも80%以上の認識率を維持できます。

高精度な文字起こしを実現するためには、いくつかの重要な環境設定が必要です。特に、高品質なマイクの使用と適切な配置が鍵となります。マイクは話者から適切な距離に設置し、周囲の騒音を可能な限り抑えることで、より正確な音声認識が可能になります。

また、専門用語を多用する会議では、一般的な製品では認識率は下がってしまうことが多いですが、高性能な製品では、90％近くまで精度を高めることができます。これには、カスタム辞書機能や学習機能の活用が効果的です。話者の声質や話速を一定に保つなど、運用面での工夫も重要なポイントとなります。

実際の導入に際しては、無料トライアルなどを活用して、自社の使用環境での精度を事前に確認することをお勧めします。特に専門用語を多用する場合は、カスタム辞書機能の有無や学習機能の搭載状況も重要な選定ポイントとなります。これらの要素を総合的に検討することで、より効果的な議事録作成が可能となります。

要約機能は十分か

AI議事録自動作成ツールの中には、単に音声をテキスト化するだけでなく、AutoMemoをはじめ、NottaなどのAI議事録自動作成ツールの多くは要約機能を搭載しており、会議の議事録を簡潔に整理できます。

特に、会議の時間が長くなりがちな大企業に勤めている方や、忙しいマネージャー層にとっては、長時間の会議でも短時間で会議のポイントを把握できるだけでなく、情報共有もスムーズになるため要約機能があるかどうかが重要な選定基準になることもあります。

共有が簡単にできるか

組織規模によって最適な共有方法は異なります。以下の比較表を参考に、自社に合った共有機能を持つツールを選びましょう。

セキュリティ面では、特に以下の点に注意が必要です。

組織の成長に合わせて拡張できる共有機能を選択することで、長期的な運用が可能になります。

話者判定の精度は高いか

会議の議事録を正確に作成するためには、「誰が何を話したのか」を正しく識別し記録できることが重要です。AutomemoやRimo Voiceなどの話者認識（スピーカーダイアライゼーション）機能が実装されているAI議事録ツールを選ぶことで発言者ごとのコメントを整理しやすくなります。

後に議事録を振り返る際に録音データを確認しながら、「話者ベース」で探すことができるので後に振り返る際にも再度確認したい議事録データを探すのに非常に役にたちます。

安価なツールでは話者判定の精度が低い場合があり、正確に認識できないものもあるため、デモ版があるAI議事録ツールがある場合は、事前に精度を確認することをおすすめします。

AI議事録を使用する際の注意点

時間のかかる議事録の編集も大幅に時短できる便利なAI議事録ですが、正確に機能させるためには、騒音やエコーなどに配慮して音声が聞き取りやすい環境で使用することが必要です。また、会議で話すことは重要な情報が含まれることもあるためセキュリティ対策が十分にされているものを使用する必要があるでしょう。

上記のような注意点を把握した上でAI議事録の導入検討を進めることをお勧めします。また、AI議事録を選ぶ際にも注意が必要となります。

以下、主に注意するポイントとなります。

では、ここからはAI議事録自動作成ツールのお勧めツールを7つご紹介していきたいと思います。

【厳選】おすすめのAI議事録自動作成ツール7選！

議事録作成の効率化を実現するAI議事録自動作成ツールは、ビジネスシーンで急速に普及しています。本記事では、用途別に厳選した7つのツールを詳しく紹介します。

それぞれのツールについて、さらに詳しく見ていきましょう。

AutoMemo

AutoMemoは、ビジネスミーティングに特化した議事録作成ツールです。文字起こし正解率98.9％を誇る日本語音声認識により、会議を高精度に記録することができます。

Microsoft Teamsなどの主要なWeb会議ツールを録音できるため、導入後すぐに活用可能です。ブラウザ上での利用に加え、専用ボイスレコーダー「AutoMemoR/S」やスマホアプリも提供されており、様々な会議シチュエーションに柔軟に対応できます。

セキュリティ面では、SSL/TLSによる通信暗号化やDB単位の暗号化が実施されており、安全にデータが保管されます。料金プランは月間利用時間に応じて、お試し、スタンダード、プレミアムの個人向け3プランに加え、法人向けプランや時間チャージプランも用意されています。あらゆる規模・形式の会議に対応し、効率的な議事録作成をサポートします。

AmiVoice Scribe Assist

AmiVoice Scribe Assistは、高精度AI音声認識技術「AmiVoice®」を活用した議事録作成自動化アプリケーションです。音声録音からテキスト化、編集、要約までをワンストップで実現し、議事録作成の時間を大幅に削減します。特長はインターネット接続がなくても利用できるスタンドアローン型であり、機密情報を扱う会議でも安心して使用できます。

リアルタイム認識とファイル認識の両方に対応しており、Web会議や対面での商談、セミナーなど様々なシーンで活用できます。ChatGPTと連携したAI要約機能も搭載しており、文字起こし結果をワンクリックで議事録形式に要約できます。業界用語や固有名詞も登録できる単語登録機能により、認識精度を向上させることが可能です。

発言者識別機能や文字起こしと連動した音声再生機能、Zoom連携機能なども備えており、多様な出力形式に対応しています。月額定額制で使い放題、導入初期費用は無料です。Windows 10/11に対応しており、14日間の無料トライアルも提供されています。常に最新版を利用でき、メールと電話によるサポート体制も整っています。

Notta

Nottaは、AI技術を駆使した自動文字起こし・議事録作成サービスです。インタビューや商談、セミナー、会議など、様々な場面での音声を高精度に文字化し、重要なポイントを自動で抽出・要約する機能を提供しています。従来の手作業による議事録作成と比べて作業時間を大幅に短縮できるため、業務効率化に直結します。

特に優れているのは、AIによる音声とテキストデータの分析機能です。会議やブレインストーミングの内容を迅速に文字化するだけでなく、重要なインサイトを抽出することで、次の戦略や企画立案、意思決定をスピーディーに進めることができます。また、キーワード検索機能を使えば、長時間の音声記録からも必要な情報をすぐに見つけ出せるため、「言った言わない」といった問題解決にも役立ちます。

Nottaは以下のような多彩な機能を提供しています。

料金面では他の類似サービスと比較して費用対効果に優れており、シンプルで直感的な操作環境により、ITツールが苦手な方でも簡単に利用できます。セキュリティ面ではSOC2認証報告書とISMS国際標準規格「ISO27001」認証を取得し、すべてのデータは日本国内で多重暗号化されて保管されるため、機密性の高い会議でも安心して利用できます。フォーマルな会議環境では認識率98.86%以上という高精度を実現しています。

無料プランから法人向けの有料プランまで、用途に合わせた選択が可能で、クレジットカードなしでの無料トライアルも提供されています。

PloudNote

スリムでデザイン性が高い「PloudNote」はソフトウェアではないですが、OpenAIの文字起こしモデルWhisperを活用してボイスレコーダーでありながら文字起こしや要約を行えることが特徴です。

また、議事録はWeb版PLAUDアプリにて確認や編集ができ、マインドマップ機能で会議の情報を視覚化できるようになっているため会議を振り返り分析したい方にも大変おすすめです。

Rimo Voice

Rimo Voiceは、日本語に特化した高性能な議事録作成ツールです。わずか0.3秒という業界最速レベルの文字起こし速度により、スムーズな会議進行を実現します。

Zoom、Teams、Google Meetなど主要なオンライン会議ツールとシームレスに連携し、導入後すぐに活用できます。会議の録画データと文字起こしデータを自動で同期する機能も搭載しており、議事録の作成から保存までをスムーズに行えます。

クラウドストレージによる安全なデータ保管と、デバイスを問わないアクセス性の高さも特徴です。特にリモートワーク環境での利用に最適化されており、場所や時間を問わず効率的な会議運営をサポートします。

YOMEL

YOMELは、会議の生産性を飛躍的に向上させるAI搭載の議事録自動作成ツールです。ワンクリックで会議や商談の音声をリアルタイムにテキスト化し、議事録作成の負担を軽減します。従来の手作業による議事録作成と比較して、作業時間を最大50%以上削減できるため、本来の業務に集中できる環境を実現します。会議終了後はすぐにテキスト化された内容を取得でき、URLひとつで参加者全員と簡単に共有できます。

YOMELの最大の特長は、独自開発のAI音声認識技術による高精度な発言者識別機能です。「誰が」「何を」発言したのかを正確に記録するため、議事録を読み返す際にも内容が理解しやすくなります。また、キーワード検索機能やブックマーク機能を活用すれば、膨大な会議記録から必要な情報をすぐに取り出せます。AIによる自動要約機能も搭載しており、長時間の会議内容も短時間で把握できるようになります。

YOMELは以下のような便利な機能を提供しています。

セキュリティ面ではISO27001に準拠した堅牢な情報管理体制を構築しており、ログ保存期間の設定やIPアドレス制限などのリスク対策機能も充実しています。24時間365日対応のサポート体制も整っており、メール、Slack、Chatworkなど複数のチャネルで問い合わせに対応しています。

料金は目的や規模に合わせて選べる5つのプラン（フリートライアル、スタータープラン、スタンダードプラン、ビジネスプラン、エンタープライズプラン）があり、初期費用なしで導入できる点も魅力です。2週間の無料トライアルも提供されているため、実際の業務環境で効果を確認してから本導入を検討することができます。

ZMEETING

ZMEETINGは、会議の議事録をAIが自動作成する高性能な議事録作成ツールで、その音声認識精度は90%に到達しています。

大規模カンファレンスや全社会議での豊富な実績があり、議事録の自動タグ付けや検索機能も充実しています。録音データは自動で構造化され、重要なポイントを素早く確認できる要約機能も搭載されています。さらに、主要なWeb会議ツールとの連携により、オンライン会議でもスムーズに活用できます。

完璧に文字起こしできるわけではない

AI議事録作成ツールは便利な反面、完璧な文字起こしは難しい場合があります。以下の表で、主な課題と対処方法を確認しましょう。

特に気をつけたいのが雑音環境です。エアコンの音や紙をめくる音など、普段気にならない音でも音声認識の精度を下げる原因になります。これに対しては、ノイズキャンセリング機能付きのマイクを使用したり、静かな会議室を確保したりすることで改善できます。

方言については、AIの学習データの多くが標準語であるため、認識精度が低下します。重要な会議では、できるだけ標準語で話すようにしましょう。特に数字や固有名詞を含む重要な発言は、ゆっくり明確に話すことをお勧めします。

同時発話は最も認識精度が低下する要因です。議事録の質を高めるには、「発言の前に名前を言う」「前の発言が終わってから話す」といったルールを設定することが効果的です。

また、専門用語の誤変換、話者の誤認識、文脈の修正などの手動修正が必要になることも、想定しておく必要があります。これらの修正時間を考慮して、会議後の作業時間を確保しておくことをお勧めします。

導入初期は慣れが必要な場合がある

AI議事録作成ツールの導入をスムーズに進めるために、計画的な準備と段階的な展開が重要です。以下の表で、基本的な導入スケジュールを確認しましょう。

準備期間では、まず適切な機器の選定を行います。会議室の広さや参加人数に応じて、全方向マイクや指向性マイクを選択します。また、ノイズの多い環境では、ノイズキャンセリング機能付きの機器を検討しましょう。

試験運用では、少人数のチームで実際の利用を開始します。この段階で重要なのが、運用ルールの策定です。例えば「発言前に名前を言う」「一人ずつ順番に発言する」といった基本ルールを決めます。また、議事録の確認方法や修正フローなども決定します。

本格導入時には、部署ごとに段階的に展開していきます。展開前には必ずトレーニングを実施し、基本的な操作方法や発言のコツ、議事録の確認方法などを説明します。特に、音声認識の特性を理解し、明確な発声を心がけることが重要です。

運用開始後も、定期的にフィードバックを収集し、必要に応じてルールや運用方法を改善していくことをお勧めします。慣れるまでに時間がかかる場合もありますが、継続的な改善により、より効率的な議事録作成が実現できます。

まとめ

AI議事録自動作成ツールの選び方について、主要な7つのツールを比較しながら、重要なポイントを解説します。

一般的なビジネス会議には、AutoMemoが適しています。

営業会議や企画会議など、一般的なビジネスシーンでの利用に最適化されています。また、主要なビジネスツールとの連携機能も充実しており、既存の業務フローにスムーズに組み込めます。

コスト重視の場合は、AutoMemoがおすすめです。

個人やスモールチーム向けのリーズナブルなプランが用意されており、基本的な文字起こし機能を手頃な価格で利用できます。特にオンライン会議での使用に強みがあり、Zoom連携機能が充実しています。

精度重視なら、AmiVoiceが最適です。

特に医療用語や専門用語の認識精度が高く、大規模医療機関での導入実績も豊富です。専門的なサポート体制も整っており、安心して利用できます。

グローバル展開している企業には、YOMELが適しています。

英語、中国語、韓国語など、多言語対応が強みです。標準的な価格帯で多言語機能を利用できる点が特徴です。

大規模な会議や講演会には、ZMEETINGが効果的です。

多人数の参加者でも安定した音声認識が可能です。上位プランでは、参加人数の制限なく利用できます。

選定の際は、まず会議の規模と頻度を確認し、必要な機能を洗い出してから予算を設定することをお勧めします。主要なツールは無料トライアル期間を提供しているので、実際の会議で試用してから導入を決定するのが賢明です。