暑中見舞い・残暑見舞いのマナー

暑中見舞い・残暑見舞いなど、夏のお便りのマナーについてご紹介していきます。

宛名面のマナー

はがき宛先面の記入例

①宛先住所

きちんと都道府県から住所を書くのがマナーです。

②数字

縦書きなら漢数字(一、二、三)
横書きならアラビア数字(1.2.3)を使いましょう。

③敬称

個人名・・・「様」
会社や部署宛・・・「御中」
恩師、医師・・・「先生」(個人的なつきあいなら「様」でも良い)
連名・・・それぞれの名前に「様」

裏面のマナー

暑中見舞い・残暑見舞いは年賀状ほど改まった決まりはありません。ここでは一般的なマナーを紹介します。

暑中見舞い 残暑見舞い
挨拶の決まり文句 暑中お見舞い申し上げます 残暑お見舞い申し上げます
時候の挨拶
先方の安否を尋ねる言葉
近況報告 など
暑さ厳しき折柄、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年にもまして暑さが厳しく感じられます。お体を大切にお過ごしください。
炎暑酷暑のみぎり、皆様のご健勝とご自愛をお祈り申し上げます。
暑さが続き、秋が待ち遠しい毎日ですが、いかがお過ごしですか。
立秋とは名ばかりの暑い日が続いていますが、お変わりございませんか。
炎暑が続き本当の秋が待ち遠しい毎日ですが、お元気でいらっしゃいますか。
暑さはおさまる気配もございません。御身大切にお願い申し上げます。
冷夏となりましたが、かえって体調を崩されませぬようご自愛ください。
日付 2023年8月、2023年 盛夏 2023年8月、2023年 晩夏、葉月、立秋

暑中見舞いと残暑見舞い

暑中見舞い

「暑中」とは二十四節気の「小暑(しょうしょ)」と「大暑(たいしょ)」にあたる期間です。
暑中に出すお見舞いの書状なので「暑中見舞い」となります。
梅雨が明けた後、夏の土用(立秋前の18または19日間)の期間に送る慣わしがあります。

残暑見舞い

二十四節気の「大暑」の次の節気は「立秋(りっしゅう)」です。
立秋からは暦の上で秋になり、秋になっても残っている暑さなので「残暑」となります。
「残暑見舞い」は「立秋」以降に出します。8月31日までに出すように心がけましょう。

2022年の暦

小暑:7月7日
大暑:7月23日
夏の土用:7月20日〜8月6日(暑中見舞いを出す期間)
立秋:8月7日(以降は残暑見舞い)