大学の授業で使う資料を、よりわかりやすくしたい。
「読取革命」で教科書をテキスト化し、効率的にスライド作成!
駿河台大学メディア情報学部准教授の竹内俊彦さんは、授業で使うスライド作りに「読取革命」を活用されています。
具体的な活用場面や導入のきっかけ、便利な機能などについてお話を伺いました。
駿河台大学メディア情報学部准教授の竹内俊彦さんは、授業で使うスライド作りに「読取革命」を活用されています。
具体的な活用場面や導入のきっかけ、便利な機能などについてお話を伺いました。
駿河台大学のメディア情報学部で准教授をしています。
大学の授業で使うスライドの作成に「読取革命」を使っています。
教科書をスキャナーで読み込んで画像化し、「読取革命」でテキストに変換した上で編集して、スライドに貼り付けています。
また、スライドの中に図も合わせて入れたい場合は、読み込んだ画像をそのままトリミングして使うこともあります。
大学で担当する授業の中には、自分の専門分野のものだけではなく、ほかの先生の退職などの都合で、あまり詳しくない分野の授業を急遽担当することになるケースもあります。そのような場合は、より教科書の内容に沿った授業を行なうことが多いため、OCRソフトで教科書をテキスト化した方がスライドを作りやすいと考えました。
私は以前、答案の自動採点について研究していた時期があり、いくつかのOCRソフトを比較したことがありました。その時に「読取革命」の認識精度が高かったことを覚えていたので、今回も導入しようと思いました。
教科書の内容には、スライドを作る上で必要のない情報も含まれています。
「レイアウト認識」機能を使えば、スライドに使いたいところだけを選択してテキスト化できるので便利です。
また、読み込んだ情報の順序がバラバラになってしまっている時は、「領域」タブの「読取り順序変更」機能を使って調整することもあります。
大学の授業は1回90分で、その中で40~60枚程度のスライドを使います。もちろん自分で教科書を読み込んでスライドを作ることもできるのですが、そうすると「要約」になりがちで、スライドの枚数が少なくなってしまうことが多いのです。
90分授業に対して最適なボリュームのスライドを作り、学生にしっかり説明しようと考えると、「読取革命」を使って教科書の内容をテキスト化した方が、より網羅性が担保されます。
また、教科書をスキャンして画像化し、そのままトリミングしてスライドに貼り付ける方法もありますが、文字サイズの調整ができないため読みづらくなってしまいます。同じ作業時間をかけるのであれば、読取革命で必要な情報だけを抜き出してテキスト化し、必要に応じて箇条書きにしたり文字サイズを調整したりした方が読みやすいです。
学生にとってより分かりやすいスライドに仕上がり、スライドを作る作業効率も上がるため、「読取革命」に助けられる場面が多いです。
今年の夏から、読取革命をChatGPTと合わせて利用しています。すると教材づくりがさらに便利になりました。
というのは、読取革命といえど、元画像の質が悪かったり、罫線を文字として認識させたりすると誤認識はあるのですが、ChatGPTは文章校正機能に強いからです。
またChatGPTに「これらの文章を3枚のスライドにまとめ、タイトルも付けて」というと付けてくれます。
読取革命をChatGPTとともに利用すると鬼に金棒です。もともとChatGPTは「人為的に加えられてしまったノイズを除去する」能力に長けています。OCRによる誤認識の修正は大得意なのです。
読取革命の詳細はこちら