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法人向けクラウドストレージ14選をおすすめのケース別に徹底比較!

カテゴリ: バックアップ・データ復元 2026/07/24 更新
法人向けクラウドストレージ14選をおすすめのケース別に徹底比較!

おすすめサービス14選を料金、機能、セキュリティ面から徹底比較。自社に最適なサービスを見つけるための5つのステップも解説します。情報管理を効率化したい企業担当者様必見の決定版です。

「社内のファイル共有がバラバラで、情報管理に手間がかかっている」

「社内ファイルサーバーの容量がいっぱいになっている」

「法人向けクラウドストレージサービスは種類が多く、どれを選べばいいか迷っている」

このように、従来の運用管理に限界を感じ、法人向けのクラウドストレージを検討している場合も多いのではないでしょうか。

法人向けクラウドストレージサービスの大きな特徴は、「組織単位で安全にデータ管理・統制ができること」です。

法人の場合は複数人でデータを共有・編集することが前提のため、組織単位でのアクセス制限や監査ログなど、必要な機能も個人利用と大きく異なります。

とはいえ、法人向けクラウドストレージサービスは料金体系や機能が多岐にわたるため、全てを比較してひとつに絞ることは容易ではありません。

そこで本記事では、自社でもIoT製品やセキュリティソフトなどの製造・販売を手がけるソースネクストが厳選したサービス14つを、おすすめのケースとあわせて紹介していきます。

▼サービス名をクリックすると、各サービス紹介の見出しへ移動できます。

法人向けクラウドストレージサービスのおすすめ14つ

サービス名

おすすめのケース

1

Dropbox

外部との連携業務が多く、「操作性の高さ、スムーズなファイル共有」を求める場合

2

Box

承認フローや厳格なセキュリティ管理を重視したい場合

3

OneDrive

Microsoft 365環境のままクラウドに移行したい場合

4

Google Drive

Google環境に統一し、AIも活用したい場合

5

GigaCC ASP

ファイル共有時のセキュリティを最も重視する場合

6

コワークストレージ

コストをおさえつつ、これまでと変わらない操作感でクラウド移行したい場合

7

Bizストレージファイルシェア

ファイル転送・共有時の承認・アクセス権限を重視する場合

8

Smooth File

社外との大容量ファイルのやりとりをセキュアに行いたい場合

9

PrimeDrive

外部とのやりとりが多く、誤送信防止や承認フローなどのセキュリティを重視する場合

10

DirectCloud

オンプレの操作感を変えずに、統制とセキュリティを強化してクラウド移行したい場合

11

Fileforce

コストだけでなく高い操作性と柔軟な権限・履歴管理を重視したい場合

12

セキュアSAMBA

脱PPAP対応や、安全なファイル転送環境をシンプルに構築したい場合

13

Everidays

とにかく低コストで、手軽にクラウド運用したい場合

14

使えるファイル箱

シンプルな運用から始めて、必要に応じて機能を拡張したい場合

さらに本記事では、14つのサービスの料金・機能を徹底比較するとともに、「自社に合うサービスの選び方」も解説します。

本記事の内容を通じて、候補サービスの特徴・強みが整理され、自社に最適なクラウドストレージを自信を持って選べるようになるでしょう。

自社に最適なクラウドストレージサービスを選ぶためにも、ぜひ最後まで読み進めてください。

1.法人向けのクラウドストレージサービスの特徴

法人向けクラウドストレージサービスの大きな特徴は、「組織単位で安全にデータ管理・統制ができること」です。

なぜなら個人利用と異なり、取引関連書類や顧客情報といった機密データを扱うため、より強固に情報漏えいや不正アクセス対策をする必要があるからです。

また法人の場合、複数人でデータを共有・編集することが前提です。そのため、組織単位でのアクセス制限や監査ログなど、必要な機能も大きく異なります。

個人向け・法人向けサービスの違い】

項目

個人向けサービス

法人向けサービス

主な目的

個人のデータ保存・バックアップ

組織データの共有・安全な統制

管理する単位

ユーザー単位

組織単位(チーム・部門など)

データ管理

個人ごと

管理者による一元管理

権限管理

シンプル

細かいアクセス権限設定が可能

セキュリティ

個人による自由設定

アクセス権限・監査ログ・暗号化・2要素認証など

法人向けクラウドストレージサービスに共通する具体的な特徴は、以下の通りです。

・ユーザーごとに閲覧・編集権限を細かく設定可能

・アクセスログや操作履歴を確認できる(内部統制・監査対応)

・管理者によるアカウントの一括管理、制御が可能

・誤操作やトラブルに備えたバックアップ・復元機能がある

・チームでの共同編集機能やファイル共有がスムーズに実施可能

・法人専用のサポートやSLA(稼働保証)がある

このように、法人向けのクラウドストレージは、セキュリティと管理に優れ、組織での運用を前提に設計されています。

今回厳選している14つのサービスは、これらの機能が揃っているものをピックアップしています。

早速、見ていきましょう。

2.法人向けのクラウドストレージサービスのおすすめ14つ

弊社で厳選したサービス14つの機能の違いがわかるように、以下の表にまとめました。

サービス名

料金の

発生単位

料金

プラン/

ストレージ

容量

ユーザー数

アクセス権限

ツール連携

操作性(UI)

世代

管理

ログ

保管

承認

フロー

Dropbox

ユーザー

ごと

Standard:1,650円/年払い・月額

(5TB)

3ユーザーから

3段階

エクスプローラー / Box Drive

180日

×

Box

Business:1,980円/年払い・月額

(全プラン容量無制限)

無制限

(3ユーザーから)

7段階

Web/Boxドライブ

50世代

OneDrive

Business Basic:725円/年払い・月額

(1TB)

最大300名まで

3段階

M365完全統合

エクスプローラー統合

500世代

Google Drive

Business Starter:880円/年払い・月額

(30GB×契約ユーザー数の共有プール)

最大300名

5段階

エクスプローラー/ Google Drive

30日/100世代

GigaCC ASP

STANDARDプラン:13,200円/月

(容量は契約プランによる)

10IDから

4段階(ディレクトリ単位)

Web

あり

コワーク

ストレージ

スタンダード:6,600円/月

(1TB)

10IDまで

階層ごとに詳細設定

エクスプローラー感覚

7日間

Biz

ストレージ

ストレージ容量

ごと

10GBプラン:71,500円/月

最大1万ユーザーまで

8種類

Web

99世代

Smooth File

500GBプラン:33,000円 / 月

無制限

設定可能

Web

あり

PrimeDrive

1GB:13,200円/月

最大1万ユーザーまで

10種類

Web

50世代

DirectCloud

500GB:39,600円/月

無制限

7段階

エクスプローラー/ Finder連携

40世代~

Fileforce

100GB:10,890円/月

無制限10ID~

20項目以上

エクスプローラー/ Finder連携

無制限/60日

セキュアSAMBA

300GB:27,500円/月

無制限

5種類

エクスプローラー感覚

あり

×

Everidays

200GB:10,890円/月

無制限

5種類

エクスプローラー/ Finder感覚

99世代

×

使える

ファイル箱

1TB:25,520円/月(1年契約)

無制限

3種類

エクスプローラー/ Finder連携

999世代/60日

×

※2026年4月時点の情報です(税込)

表からもわかるように、法人向けのクラウドストレージサービスは「料金の発生単位」が、

・ユーザー数ごと

・ストレージ容量ごと

の2種類に分かれます。大まかな特徴は次の通りです。

ユーザー数ごと

ストレージ容量ごと

料金の決まり方

利用するIDごとに加算

使用するストレージ容量ごとに固定

おすすめの利用規模

少人数~中規模組織

利用ユーザー数が多い組織

特徴

・ユーザー数が増えるほどコストが膨らむ

・コラボレーション機能(共有・同時編集)との相性が良い

・少人数~中規模チームでコスト予測しやすい

・ストレージ容量が増えるほどコストが膨らむ

・ユーザー数が増えても、コストに直接影響しにくい

・誤送信防止やログ管理など、用途別の特化サービスがある

主なサービス

Box・Dropbox・OneDrive・Google Drive など

Bizストレージ・Smooth File・Everidays など

どちらの料金体系が自社に合うかは、予算と利用人数が大まかな目安となります。

あわせて、ストレージの利用目的から欲しい機能が揃ったサービスを選ぶとよいでしょう。

次章からは、ユーザー数に応じた料金型・ストレージ容量に応じた料金型に分けて、一つひとつのサービスを詳しく紹介していきます。

先に候補の絞り方を知りたいという場合は、5章「自社にぴったりなクラウドストレージサービスを決める5つのステップ」をご覧ください。

3.ユーザー数で料金が決まる法人向けクラウドストレージサービス6つ

まずは、ユーザー数で料金が決まるサービス6つを紹介します。

【定番サービス4つ】

サービス名

おすすめのケース

Dropbox

外部との連携業務が多く、「操作性の高さ、スムーズなファイル共有」を求める場合

Box

承認フローや厳格なセキュリティ管理を重視したい場合

OneDrive

Microsoft 365環境のままクラウドに移行したい場合

Google Drive

Google環境に統一し、AIも活用したい場合

【その他サービス2つ】

サービス名

おすすめのケース

GigaCC ASP

ファイル共有時のセキュリティを最も重視する場合

コワークストレージ

コストをおさえつつ、これまでと変わらない操作感でクラウド移行したい場合

一つひとつ見ていきましょう。

3-1.【定番】Dropbox:ストレスなく操作できるUIと、社内外との共有のしやすさ

Dropboxのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

(1ユーザーあたり)

Standard:1,980円 / 月 1,650円 / 年

Advanced:3,168円 /月 2,640円 / 年

※大企業向けに「Enterprise」プランあり(価格問い合わせ)

ストレージ容量

Standard:5TB

Advanced:15TB

ユーザー数

3ユーザーから

UI

エクスプローラー

アクセス可能デバイス

・Windows/Mac/Android/Linux/iOS(デバイス数に制限なし)

世代管理・復元

Standard:180日

Advanced:1年間

アクセス権限

3段階(所有者・編集者・閲覧者)

セキュリティ

・多要素認証

・ログ保管

・SSO(シングルサインオン)/ランサムウェアの検知と復元/エンドツーエンド暗号化(Advancedのみ)

外部共有・転送

外部共有リンク発行/Dropbox Transfer(最大100GB)

機能

・ツール連携

Google Workspace/Microsoft 365/Slackなど多岐にわたる

・PDF の編集、署名の取得

・ファイルのパスワードで保護

・画像、動画編集

・全文検索

特徴

・同期の質・速度が高く、大容量ファイルでもストレスなく共有できる

・エクスプローラーからクラウド上のフォルダやファイルにアクセスできる

・共有リンクで、社外とのスムーズなファイル共有・転送が可能

おすすめなケース

外部との連携業務が多く、「操作性の高さ、スムーズなファイル共有」を求める場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

Dropboxは、国内外で幅広い企業に導入されている、法人向けクラウドストレージサービスの定番です。

大容量のストレージはもちろんですが、最大の強みは、「操作性の高さ」と「ファイル共有のしやすさ」にあります。

【強み1】

DropboxのUIは、Windowsのエクスプローラー(フォルダ)との一体感が非常に高く、導入したその日から、これまでのサーバーと同じ感覚で操作できます。

クラウドストレージサービスの中には、

・ブラウザ操作が前提

・独自の権限ルールがある

などで、現場に定着するまでに時間がかかるものもあります。一方Dropboxは、ITリテラシーに差があるメンバーでも迷わず使い始められるのが特徴です。

【強み2】

社外とデータのやりとりにおいてもDropboxの使いやすさが際立ちます。具体的には、

・共有リンクひとつで、安全に大容量ファイルを送受信できる

・「DropboxTransfer」を使えば、最大100GBのファイル送信が可能(最大250GBまでアップグレード可能)

・相手がDropboxのアカウントを持っていなくても、ファイルの「共有・プレビュー・ダウンロード」が可能

他サービスでは、ファイル共有する際、「都度サインインを求められる」「アクセス権の承認が複雑」といったケースもあります。しかしDropboxでは、そうした手間を最小限におさえられます。

外部との連携業務が多く、「操作性の高さ、スムーズなファイル共有」を求める場合は、Dropboxが有力候補になるでしょう。

以上の特徴から、Dropboxは次のような企業におすすめです。

・図面、動画、デザイン、高画質写真など、容量の大きいファイル・データを頻繁に扱う企業

・社外とのファイル共有(取引先・協力会社など)が多い企業

・ITリテラシーが異なるメンバーと共同作業する機会が多い企業

一方で、承認フローやIP制限など、「より厳格な管理機能が必要な場合」は、3-2.Boxや4-1章で紹介するBizストレージも候補に入れましょう。

個人でも利用をしているなら、ソースネクストの「Dropbox Plus 3年版」がお得!

「法人利用だけでなく、個人としてもクラウドストレージサービスを検討したい。」

そのような場合にもDropboxはおすすめです。

【Dropboxの個人利用にも嬉しいポイント】

・2TB以上のストレージやバックアップ機能に対応しており、大容量データも管理しやすい

・最大1年以内のデータ復元、閲覧履歴の確認など、クラウドストレージとしての機能が豊富

「個人利用でも仕事用でも、安心して使える定番のクラウドストレージを探している」という方は、ぜひ検討してみてください。

なお、個人利用の場合は、ソースネクスト提供の「Dropbox Plus 3年版」の購入がお得です。

ソースネクストは「Dropbox Plus」の公式販売店であり、3年分を一括のパッケージとして販売することで、プランの機能はそのままに、Dropbox公式サイトの3年分(最安プラン)よりも4,820円お得な価格でのご提供を可能にしています。

出典:ソースネクスト公式サイト

この機会に、ぜひあわせてご検討ください。

3-2.【定番】Box:7段階の権限設定と大容量共有で、セキュリティと利便性を両立

Boxのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

(1ユーザーあたり)

Business:1,980円/年払い 2,085円/月払い

Business Plus:3,300円/年払い 3,474円/月払い

Enterprise:4,620円/年払い 4,864円/月払い

Enterprise Plus:6,600円/年払いのみ

ストレージ容量

全プラン無制限

ユーザー数

無制限(ただし最低3ユーザーから契約)

※501名以上の企業は20IDから)

UI

Web・Box Drive(エクスプローラー連携)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/Android/iOS

世代管理・復元

・Business/Business Plus:50世代

・Enterprise:100世代

アクセス権限

7段階

セキュリティ

多要素認証/SSO/ログ保管/IP制限/デバイス制限/

ランサムウェア対策(Box ShieldはEnterprise Plusから標準搭載)

電子透かし(Enterprise以降)

外部共有・転送

・共有リンク発行(パスワード・有効期限設定可)

・外部コラボレーター招待(無制限)

機能

・ツール連携

1,500以上(Microsoft 365・Google Workspace等)

・Box Sign(電子署名)

・Box Relay(ワークフロー自動化)

・全文検索

・メタデータ管理

特徴

・7段階のアクセス権限で、細かな権限設定が可能

・データ量を気にせず運用できる(全プラン、ストレージ容量無制限)

・1,500種以上のツールと連携、既存の業務システムに組み込みやすい

おすすめのケース

承認フローや厳格なセキュリティ管理を重視したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

全米売上高上位500社のうち67%に導入実績があるBoxは、国内でも官公庁・大企業を中心に幅広く採用されている、代表的なクラウドストレージサービスです。

特筆すべき強みは、7段階のアクセス権限設定と、大容量ファイルの安全な共有です。

【強み1】

ユーザーごとに、閲覧のみ・注釈のみ・編集可など、アクセス権限を細かく設定できます。

・プレビューやアップロードのみの権限

・編集、削除、ダウンロード可能など、幅広い使い方ができる権限 など

例えば、社外の取引先にはプレビューのみ許可、といった細かい制御も可能です。

また、誰がいつファイルをダウンロードしたか、プレビューしたかまで全記録が残るログ機能も充実。

万が一の問題発生時にも操作履歴を追いやすく、コンプライアンスや統制を重視したい場合にも有効です。

【強み2】

社外とのファイル共有においても、パスワード付きの共有リンクを使うことで、安全なファイル共有が可能です。

プロジェクトが終われば、アクセス権を削除して、情報漏えいを防げます。

このことからBoxは、次のような企業におすすめです。

・社内外のファイル共有において、ユーザーごとにきめ細かいアクセス制御を行いたい企業

・コンプライアンスやセキュリティ要件が厳しく、ログ管理や操作履歴を必要とする企業

・データ量の増加を見越して、容量無制限で長期的に使えるサービスを選びたい企業

一方で、権限設定が細かく管理者向けの機能に優れているため、導入・設定にはある程度のITリテラシーが必要です。

月額料金がやや高いため、コスト面も考慮したい場合は、DropboxのStandardなども比較しましょう。

3-3.【定番】OneDrive:Microsoft 365環境をそのままクラウドストレージとして使える

OneDriveのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

(1ユーザーあたり)

【Teams ありプラン】

・Business Basic:989円/月相当・年払い 1,187円/月払い

(デスクトップ版Officeなし)

・Business Standard:2,061円/月相当・年払い 2,474円/月払い

・Business Premium:3,628円/月相当・年払い 4,354円/月払い

【Copilot アドオン】

Microsoft 365 Copilot Business:3,463円/月相当・年払い をプラス

・Business Standard:5,524円/月相当・年払い

・Business Premium:7,091円/月相当・年払い

【Teams なしプラン】

・Business Basic:725円/年払い・月額 870円/月払い(税込)

(デスクトップ版Officeなし)

・Business Standard:1,531円/月相当・年払い 1,837円/月払い

・Business Premium:3,099円/月相当・年払い 4,354円/月払い

・Apps for Business:1,360円/月相当・年払い 1,631円/月払い

(デスクトップ版Officeのみ・メール機能なし)

【Copilot アドオン】

Microsoft 365 Copilot Business:3,463円/月相当・年払い をプラス

・Business Standard:4,994円/月相当・年払い

・Business Premium:6,562円/月相当・年払い

ストレージ容量

1ユーザーあたり1TB(Enterpriseプランは無制限)

ユーザー数

最大300名(Enterpriseプランは上限なし)

UI

Windowsエクスプローラー統合

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/Android/ iOS

世代管理・復元

500世代

アクセス権限

3段階

セキュリティ

多要素認証/SSO/ログ保管/ランサムウェア対策(Business Premium以上)

外部共有・転送

共有リンク発行(パスワード・有効期限設定可)

機能

・ツール連携

Microsoft 365完全統合(Word・Excel・PowerPoint・Teams・SharePoint等)

・Teamsを使える

・Officeアプリとのリアルタイム共同編集

・自動保存

・全文検索

・Microsoft Copilot(オプション)

特徴

・ローカルのファイルを扱う感覚でファイルにアクセスできる

・Word・Excel・PowerPointと完全連携、リアルタイムで共同編集・自動保存できる

・すでにMicrosoft 365を使用中の企業は、追加コストなしでOneDriveを利用可能

おすすめのケース

Microsoft 365環境のままクラウドに移行したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージです。

Microsoft Office 365(Excel・Word・PowerPoint)と連携しており、クラウドストレージ上でファイルの自動保存や共同編集が可能なサービスです。

最大の強みは、Microsoft 365との完全な一体感にあります。

すでにWord・Excel・PowerPointを業務で使っている企業であれば、OneDriveを導入することで「クラウドストレージを新たに覚える」という感覚がほぼありません。

ファイルを保存する場所がローカルからクラウドに変わるだけで、普段の操作フローのまま利用可能です。

Word・Excelで作成したファイルはOneDriveに保存するだけで自動的に同期されるため、常に最新の状態を保持できます。

メンバーがそれぞれ個別に編集を行ってもリアルタイムで同期され、進捗の確認にも役立ちます。

また、有料にはなりますが、Copilotアドオンを組み合わせることで、データ活用まで含めた業務効率化も実現可能です。

Copilotアドオンとは?

・Microsoft 365の既存プランにオプションとして追加できるAI機能

・WordやExcel、OneDriveなどと連携し、

・文章作成やデータ分析、検索をAIが支援

以上のことから、OneDriveは次のような企業におすすめです。

・すでにMicrosoft 365(Word・Excel・PowerPoint・Teams)を導入している企業

・追加コストをかけずにクラウドストレージへの移行を検討している企業

・Windowsを主軸とした社内IT環境で、クラウド移行後も従来の操作感を維持したい企業

ただし、Microsoft 365を導入していない場合は、OneDrive単体で契約するよりは、他サービスの方がコストパフォーマンスが高くなるケースもあります。

また、社外ユーザーとの共有・コラボレーション機能はやや限定的です。社外との大容量ファイルの共有が多い企業は、BoxやDropboxも候補に入れましょう。

3-4.【定番】Google Drive:Google Workspace環境ごと導入できる、AI標準搭載のクラウドストレージ

Google Drive(Google Workspace)のプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

(1ユーザーあたり)

Business Starter:1,045円/月 880円/年

Business Standard:2,090円/月 1,760円/年

Business Plus:3,300円/月 2,750円/年

※大企業向けにEnterpriseプランあり(要問い合わせ)

Starter:30GB×契約ユーザー数の共有プール

Standard:2TB×契約ユーザー数の共有プール

Plus:5TB×契約ユーザー数の共有プール

ユーザー数

最大300名(Enterpriseプランは上限なし)

UI

Web・パソコン版Googleドライブ(エクスプローラー連携)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/Android/iOS

世代管理・復元

30日間または100世代まで保持

(「削除しない」設定で無期限保持も可能)

アクセス権限

5段階

セキュリティ

多要素認証/SSO/管理コンソール/ログ保管

外部共有・転送

共有リンク発行(閲覧・コメント・編集権限を選択可)

機能

・リアルタイム共同編集(Googleドキュメント・スプレッドシート・スライド)

・全文検索

・Gemini AI(全プラン標準搭載)

特徴

・2025年1月よりGeminiがBusinessプラン以上に標準搭載

・組織全体の共有ストレージで、柔軟に容量配分できる

・どのデバイスからでも同じ操作感で利用できる(ブラウザ完結型/インストール不要)

おすすめのケース

Google環境に統一し、AIも活用したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

Google Driveは、Google Workspaceの一部として提供されるクラウドストレージです。

GmailやGoogleカレンダー・Google Meetなど、個人でも使い慣れた各種サービスをビジネスに最適化した形で使えます。

最大の強みは、Google Workspaceのサービス群がすべてつながっていることです。

ファイルをGoogle Driveに保存するだけで、

・Googleドキュメント

・Googleスプレッドシート

・Googleスライド

これらの共同編集が、リアルタイムで始められます。GoogleMeetでのオンライン会議やGmailとの連携もシームレスです。

ブラウザ完結型のため、インストール作業もいりません。社員のデバイスがWindowsでもMacでも、あるいはスマートフォンからでも、同じ感覚で操作できます。

また、2025年1月からGeminiがBusinessプラン以上に標準搭載されています。

追加費用なしでAI活用できるのは、他のクラウドストレージサービスにはない大きな差別化ポイントでしょう。

料金面でも、Business Starterは年契約で月額880円(税込)と、定番4サービスのなかでは最も低コストです。

以上のことから、Google Driveは次のような企業におすすめです。

・すでにGmailやGoogleカレンダーを業務で使っており、クラウドストレージもGoogle環境に統一したい企業

・ブラウザで完結し、デバイスやOSを問わず全社員が使える環境を整えたい企業

・追加費用なしでAI(Gemini)を業務に活用したい、またはAI活用を徐々に進めていく予定の企業

ただし、Microsoft 365をメインで使っている場合には、OneDriveの方が親和性が高いでしょう。

3-5.GigaCC ASP:セキュリティと使いやすさを両立した純国産ストレージ

GigaCCのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

(1ユーザーあたり)

初期費用:55,000円あり

・STANDARDプラン:13,200円/月〜

(※ストレージ容量・ID数に応じて個別見積もり可能)

・ADVANCEDプラン:13,200円+27,500円/月〜

・PREMIUMプラン:13,200円+46,200円/月〜

※各プラン、1,000 IDの場合は308,000円/月~

ストレージ容量

契約プランによる(個別見積もり)

ユーザー数

10IDから

UI

Web(シンプルなブラウザ操作)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS

世代管理・復元

情報なし(要問い合わせ)

アクセス権限

・ディレクトリ単位で、ファイル共有へのアクセス権限4段階(閲覧・書込み・読込み・削除)

・管理権限:アカウントごとに3段階(利用者・ライト管理者・一般管理者)

その他セキュリティ

2要素認証/SSL・TLS暗号化/サーバー内AES暗号化/IPアドレス制限/ウイルスチェック/ 電子透かし

外部共有・転送

URL発行によるファイル送受信(パスワード・有効期限・ダウンロード回数制限設定可/返信用URL機能あり

機能

・ツール連携

WebAPI連携/Officeファイルの新規作成・同時編集

・承認ワークフロー(STANDARDはオプション)

・200項目以上の履歴ログ管理

・アカウントがない外部ユーザーでも、アクセスURL機能でフォルダ、ファイルをダウンロード可能

特徴

・メールライクに大容量ファイルを安全に送信できる

・シンプルで直感的に使えるUI

・BtoB向けのセキュリティ管理機能が充実

おすすめのケース

ファイル共有時のセキュリティを最も重視する場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

GigaCC ASPは、純国産のファイル共有・送信サービスです。サービスの開発から提供、保管、サポートまで国内で運用されています。

最大の強みは、企業間・社外とのファイルやりとりに特化し、BtoB向けのセキュリティ管理機能が充実している点です。

例えば、

・外部ユーザー向けのアクセスURL発行(パスワード、有効期限など細かく編集可能)

・200項目以上の履歴ログの出力

・ホワイトリスト・ブラックリストによる宛先制限

承認フローや電子透かしなどの高度なセキュリティ機能も、ADVANCED・PREMIUMプランに標準搭載。

自社のセキュリティポリシーに合わせてプランを選べます。

データは国内データセンターで保管されており、自然災害発生時にも早期復旧・事業継続をみすえた運用体制が整っています。

以上のことから、GigaCC ASPは次のような企業におすすめです。

・国内データセンターを持ち、災害時のリスクにも対応できるサービスを選びたい企業

・ファイル送信時の承認フローや宛先制限など、社内のセキュリティポリシーに沿った細かい運用ルールを設けたい企業

ただし、料金はID数と容量に応じた個別見積もりのため、少人数利用ではコストが割高になるケースもあります。

ツール連携についてはやや限定的なため、多様な外部連携機能が欲しい場合は、DropboxやBoxも候補にいれるとよいでしょう。

3-6.コワークストレージ:コストと操作性を両立したID・容量セット型ストレージ

コワークストレージのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

・ID数

・ストレージ容量

がセットになったプラン

初期費用:なし

スタンダード:1TB・10IDまで・6,600円/月(1IDあたり660円相当)

ミドル:2TB・20IDまで・14,300円/月(1IDあたり715円相当)

アドバンスド:3TB・30IDまで・23,100円/月(1IDあたり770円相当)

プロッフェショナル:5TB・50IDまで・39,600円(税込)/月(1IDあたり792円相当)

ユーザー数

各プランの規定数まで。ユーザー数の追加は可能

※追加プランあり

【ID追加オプション】

10IDごと:3,300円(最大500IDまで)

【容量追加オプション】

1TBごと:5,500円(最大容量20TB)

UI

シンプルなエクスプローラー

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

7日間

アクセス権限

・フォルダの階層ごとに細かな権限設定可能(部署や人ごとに設定)

・管理者権限

その他セキュリティ

操作ログ/2段階認証・回線認証/通信・保管時の暗号化/IPアドレス制限/ランサムウェア対策/SSO

外部共有・転送

共有リンク発行(期限付き・パスワード保護)同時編集可能

機能

ツール連携

Microsoft 365/ビジネスフォン/トビラフォンBiz(企業向けの電話システム)

/複合機/kintone

・書類の承認・署名

・AIによるフォルダ、ファイル仕訳け

特徴

・パッケージ料金のため、コストパフォーマンスに優れている

・従来の自社サーバーと変わらない操作性のUI

・国内サービスならではの安心感

おすすめのケース

コストをおさえつつ、これまでと変わらない操作感でクラウド移行したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

コワークストレージは、NTT東日本が提供する、中小企業向けに特化した法人向けクラウドストレージです。

強みは、「1IDあたりの単価」、「直感的で使いやすいUI」です。

【強み1】

一般的なユーザー数に応じた料金型と異なり、「一定のID数まで定額」の料金プランです。そのため、人数が増えるほど単価が下がります。

例えば、

・10IDのプラン(6,600円):1人あたり660円

・20IDのプラン(14,300円):1人あたり715円

・30IDのプラン(23,100円):1人あたり770円

このように、DropboxやBoxなどの定番クラウドストレージ(1IDあたり1,500円〜2,000円以上)と比べると、1人あたりのコストを1/3程度におさえられます。

「クラウドストレージは高い」と悩んでいる場合は、候補になるサービスでしょう。

【強み2】

直感的で使いやすいUIも決め手のひとつです。

Boxに代表されるような管理機能が強いストレージと比べると、現場が使いやすい設計と言えます。

以上のことから、コワークストレージは次のような企業におすすめです。

1人あたりのコストをおさえつつ、まとまった人数で利用したい企業

・自社サーバーの老朽化をきっかけにクラウド化を検討しているが、操作感を変えたくない企業

・「データ保管先は国内」というセキュリティポリシーに適したストレージサービスを選びたい企業

ただし、世代管理が7日間と比較的短いため、長期的な履歴管理が必要な場合には、定番の4サービスや4-1.Bizストレージも検討しましょう。

4.容量に応じた料金型の法人向けクラウドストレージサービス8つ

続いて、ストレージ容量に応じた料金型のサービスを紹介します。このタイプは、大きく3種類に分かれます。

【大手企業・官公庁向けのサービス3つ】

サービス名

おすすめのケース

Bizストレージファイルシェア

ファイル転送・共有時の承認・アクセス権限を重視する場合

Smooth File

社外との大容量ファイルのやりとりをセキュアに行いたい場合

PrimeDrive

外部とのやりとりが多く、誤送信防止や承認フローなどのセキュリティを重視する場合

【中規模~大手・官公庁向けのサービス1つ】

サービス名

おすすめのケース

DirectCloud

オンプレの操作感を変えずに、統制とセキュリティを強化してクラウド移行したい場合

【コストをおさえながら運用できるサービス4つ】

サービス名

おすすめのケース

Fileforce

コストだけでなく高い操作性と柔軟な権限・履歴管理を重視したい場合

セキュアSAMBA

脱PPAP対応や、安全なファイル転送環境をシンプルに構築したい場合

Everidays

とにかく低コストで、手軽にクラウド運用したい場合

使えるファイル箱

シンプルな運用から始めて、必要に応じて機能を拡張したい場合

大手企業・官公庁向けは、月額料金はやや高めです。そのぶん、厳格なアクセス制御など、セキュリティ・統制面の機能が抜きん出ています。

また、細かな容量設定で中規模から大手・官公庁まで幅広く対応しているサービスもあります。

一方、コストをおさえて運用できるサービスは、使いやすい半面、セキュリティや管理面で物足りない面もあります。自社の利用用途に合わせて、サービスを選んでみてください。

4-1.【大手向け】Bizストレージファイルシェア:厳格なセキュリティと詳細なアクセス制御で、安全にファイル共有できる

Bizストレージファイルシェアのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

初期費用:22,000円

※NTTドコモビジネスオンラインショップから申込の場合は、無料

10GBプラン:71,500円

100GBプラン:104,500円

500GBプラン:165,000円

1TBプラン:220,000円

※1GBプラン:16,500円(税込)から、4GBプラン:57,200円(税込)もあるが、今回は法人向けサービスのため、割愛しています

ユーザー数

1万人(最大)

UI

Webブラウザ(専用ソフト不要。ドラッグ&ドロップのシンプル操作)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

最大99世代

アクセス権限

・8パターンのアクセス権限設定

(管理者/フル/変更1・2・3・4/閲覧/アップロードのみ)

その他セキュリティ

2要素認証/SSL/TLS暗号化/ログイン制限・パスワードポリシー設定/操作ログ管理/ウイルスチェック/国内データセンター、バックアップセンター

外部共有・転送

・URL送信による大容量ファイルのやりとり

・パスワード / 有効期限設定

機能

・最大2GBまでアップロード

・ファイル送信時の上長承認、供覧機能あり

・共有フォルダ(取引先単位でも作成可能、フォルダ別の管理者を複数設定)

特徴

・ファイル転送・共有する際の「統制」に強みがある

・承認やアクセス制御により、誤送信や情報漏えいリスク防止

・NTTグループの堅牢な国内DC/24時間365日の保守サポート

おすすめのケース

ファイル転送・共有時に承認やアクセス制限などの統制を重視する場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

Bizストレージは、NTTドコモビジネスが提供する、法人向けのファイル転送・共有サービスです。

最大の特徴は、厳格なセキュリティ設定と細やかなアクセス制御で、安全にファイルを転送・共有できる点でしょう。

【送信時】

・上長承認(承認・保留・否認)、上長供覧(最大10人まで)

・ダウンロード制限(パスワード・IPアドレス・メールアドレス)

【共有フォルダ】

・8種類のアクセス権限

(管理者に加え、変更・アップロードのみなど)

このように、社外との安全な共有に加え、社内外でも柔軟にアクセス制御できることが強みです。

以上のことから、Bizストレージは次のような企業、業界におすすめです。

・機密情報のやりとりが多く、特に社外とのファイル送受信ではセキュリティを最優先したい企業

・ファイル送信時の承認フローや宛先制限など、社内での運用ルールを設定したい企業

・金融・製造・公共など、高いセキュリティ要件がある業界

また、共同編集など実務での利便性を重視する場合はDropboxやGoogle Driveを候補にするとよいでしょう。

4-2.【大手向け】Smooth File:管理しやすく、現場も使いやすい大企業・官公庁に選ばれるファイル転送&共有

Smooth Fileのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

初期費用:500GBは55,000円、1TB~30TBは110,000円

500GBプラン:33,000円 / 月

1TBプラン:55,000円 / 月

2TBプラン:82,500円 / 月

3TBプラン:99,000円 / 月

5TBプラン:137,500円 / 月

10TBプラン:198,000円 / 月

30TBプラン:280,500円 / 月

ユーザー数

無制限

UI

Webブラウザ(クライアントアプリのインストール不要)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

版管理機能あり(プロジェクトごとにゴミ箱機能あり)

アクセス権限

アクセス権設定機能あり(プロジェクト単位・ユーザーごとに設定可能)

上長承認

その他セキュリティ

SSL暗号化通信/AES-256ビットファイル暗号化/ウイルスチェック/IPアドレス制限(ユーザー単位)/ログ管理/PDF透かし/転送先ホワイト・ブラックリスト制限/SAML認証・SSO対応

ファイル無害化機能(オプション)

外部共有・転送

外部ファイル転送・共有機能(ワンタイム送受信・パスワード通知)/ユーザー間転送/

機能

ツール連携

・LDAP連携/ADFS・SAML認証/Microsoft Office Online

・API連携(オプション)

・ファイル共有機能(有効期限設定・プレビューなど)

・Officeファイルのオンライン編集機能(Microsoft 365の契約が必要)

・AI機能(オプション)

特徴

・ファイル転送・共有・ユーザー間転送など、社内外のやりとりをカバー

・ISMAPに登録済み、官公庁・自治体の要件を満たす高い信頼性

・幅広い業種で導入実績あり/細かいセキュリティ要件にも対応

おすすめのケース

社外との大容量ファイルのやりとりをセキュアに行いたい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

Smooth Fileは、自治体をはじめ建設や製造、金融など、さまざまな業種に導入実績を持つ、大手企業向けのファイル転送&共有システムです。

クラウド型を含む3種類の提供形態(クラウド・アプライアンス・仮想アプライアンス)がありますが、この記事では、クラウド型を紹介します。

Smooth Fileは、「現場が使いやすいUI」「ファイル転送時の統制」に強みがあります。

強み1】

・ブラウザベースで利用できる

・クライアントアプリのインストールが不要

分かりやすいUIと使い勝手の良さで、ITリテラシーを問わず現場の定着も早いでしょう。

【強み2】

以下の機能すべてに対して、上長承認ワークフローを設定できます。

・ファイル転送

・ファイル共有

・ユーザー間転送

これらに加え、

・転送先のホワイトリスト・ブラックリスト制限

・ユーザー単位のIPアドレス制限

など、組織のセキュリティポリシーに合わせた細かい統制も可能です。セキュリティ面でも、ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)への登録も取得。

官公庁・自治体が求めるセキュリティ要件を満たしたサービスとして選ばれています。

以上のことから、Smooth Fileは次のような企業におすすめです。

・社内外で大容量データを頻繁にやりとりしている企業

・官公庁・自治体など、ISMAP対応や厳格なセキュリティ要件を求めている企業

なお、詳細なログ管理や細かな権限設定など、より厳格な情報統制を必要とする場合は、4-4.DirectCloudが候補になるでしょう。

4-3.【大手向け】PrimeDrive:誤送信防止・承認機能に強いセキュアな転送型ストレージ

PrimeDriveのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

1GB:13,200円/月 10GB:76,780円/月

100GB:198,000円/月

200GB以上:個別見積もり

ユーザー数

最大1万ユーザーまで

UI

Webブラウザ中心(Office Online連携あり)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

50世代

アクセス権限

・ユーザーごとに設定可能

・最大10種類のフォルダ共有権限を組み合わせ、柔軟にコントロール

・承認フロー付き送信

その他セキュリティ

IPアドレス制限/端末制限(PKI認証)/操作ログ管理/パスワードポリシー設定/アカウントロック機能/ウイルススキャン

外部共有・転送

共有リンク発行/パスワード設定/ダウンロードリンク無効化/ZIP暗号化(二重パスワード)

機能

ツール連携

Microsoft Office Online編集

ファイル送受信機能/フォルダ共有/PDF変換/ログ管理

特徴

・ファイル転送時のセキュリティ機能が細かい

・承認フローや誤送信防止機能により、情報漏えいを防ぐ統制機能が充実

おすすめのケース

外部とのやりとりが多く、誤送信防止や承認フローなどのセキュリティを重視する場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

PrimeDriveは、キャリア大手のソフトバンクが提供するクラウドストレージサービスです。なかでも、セキュリティとファイル転送機能に強みがあります。

【強み1】

ファイル送信時には、承認フローやパスワード設定、ダウンロード制御などが可能です。誤送信や情報漏えいリスクを複数の機能で防ぎながら、安全にデータのやりとりができます。

【強み2】

不正アクセスへの対策が手厚い点も強みのひとつです。IPアドレス制限に加え、

・PKI認証による端末レベルの認証

・アカウントロック機能

など、細かなアクセス制御が可能です。このことから、PrimeDriveは次のような企業におすすめです。

・外部とのファイル送信が多く、誤送信防止や承認フローなどのセキュリティを重視している企業

・不正アクセス防止を重視しており、端末レベルでの細かな制御を求めている企業

このように転送機能に強みがある一方、リアルタイムでの共同編集や高度なコラボレーション機能には対応していません。

そのため、複数人で同時にファイルを編集したい場合は、OneDriveやGoogle Driveなどのコラボレーション機能が充実したサービスも候補に入れましょう。

4-4.【中規模~大手向け】DirectCloud:オンプレのような操作感と、高度な権限管理を備えた大規模向けストレージ

DirectCloudのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

初期費用0円

【小規模~中規模向け】 スタンダード:39,600円/月(500GB)

アドバンスド:66,000円/月(1TB)

ビジネス:143,000円/月(4TB)

プレミアム:286,000円/月(12TB)

エンタープライズ:475,200円/月(35TB)

【大手向け】

Enterprise Plus 50:792,000円/月(50TB)

Enterprise Plus 100:1,320,000円/月(100TB)

ユーザー数

無制限

UI

Web/DirectCloudドライブ(Windowsエクスプローラー・Mac Finder連携)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

40世代~200世代(プランによって異なる)

アクセス権限

・7段階で権限設定可能

・承認ワークフロー(アドバンスドから)

その他セキュリティ

データ暗号化(AES-256/SSL通信)/IPアドレス制限/デバイス認証/同時ログイン制限/OTP・2要素認証/パスワードポリシー/ランサムウェア対策/250種類以上のログ監視/SSO

外部共有・転送

共有リンク発行(パスワード・有効期限・ダウンロード制限設定可)/ゲスト招待

機能

外部ツール連携

Salesforce(プレミアムから搭載・ビジネスは有料オプション)

Web API/全文検索/ファイルプレビュー/一般管理者設定/DirectCloud AI free/複合機連携

・オンライン編集(アドバンスドから)

・電子帳簿保存法対応(ビジネスから)

特徴

・オンプレのファイルサーバーと変わらない操作感を実現

・250種類以上のログ監視機能で、細かな権限設定と厳格な情報管理が可能

おすすめのケース

オンプレの操作感を変えずに、統制とセキュリティを強化してクラウド移行したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

DirectCloudは、約700社・ユーザー数13万7,000人以上に導入されている法人向けクラウドストレージです。主に中規模~大企業での採用が目立ちます。

最大の強みは、「オンプレミスと遜色ない操作感」と「大規模組織向けの厳格な管理機能」にあります。

【強み1】

エクスプローラーやFinderからそのままファイルを操作できるUIが特徴です。クラウドに慣れていないユーザーでも、オンプレミスのファイルサーバーと同じように利用できます。

Web APIやSalesforce連携などに対応しており、他システムとの連携や業務の自動化・効率化が可能です。

【強み2】

セキュリティの強さも大きな特徴です。例えば、

・業界トップクラス、250種類以上の操作ログの監視機能

・7段階のアクセス権限設定

・デバイス認証/IPアドレス制限/ランサムウェア対策を標準搭載

アドバンスドプラン以降から、承認ワークフローや電帳法対応、オンライン編集も対応し、さらに便利に利用できます。

以上のことから、DirectCloudは、以下のような企業におすすめです。

・社内ファイルサーバーから操作感を変えずにクラウドへ移行したい、中規模~大手企業

・ログ管理や細かな権限設定など、厳格な情報統制を求めている企業

ユーザー数に応じた料金型のBoxも、同様に厳格な統制が可能です。もし、利用ID数が多い場合は、コストパフォーマンス面でDirectCloudが有力候補になるでしょう。

4-5.Fileforce:高い操作性と柔軟な管理機能を備えたクラウドストレージ

Fileforceのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

初期費用0円

・Small Business:10,890円/月(10IDから・100GB)

・Unlimited-1:66,000円/月(1TB)

・Unlimited-3:118,800円/月(4TB)

・Unlimited-10:237,600円/月(13TB)

・Unlimited-30:396,000円/月(30TB)

ユーザー数

無制限(ID数に応じた料金プランも選択可)

UI

Web/Fileforce Drive(エクスプローラー・Finder連携)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

世代数無制限(60日間保存)

アクセス権限

・20以上の操作項目を組み合わせ、アクセス権を柔軟に付与

・サブ管理者機能(管理者権限の委譲)

・各種ポリシー設定

その他セキュリティ

暗号化(通信・データ)/2要素認証/IPアドレス制限/SSO(SAML対応)/

ランサムウェア対策/操作ログ管理(1年間)/電帳法対応

外部共有・転送

共有リンク発行(制限設定可能)

機能

ツール連携

Microsoft 365連携によって、オンライン共同編集が可能

・サイドストレージ

・AI「IntelliSearch」を標準搭載、高度な検索が可能

・全文・近傍検索

・マークアップ検索

・ワークフロー機能

特徴

・ファイルサーバーと同じ操作感で利用可能

・強化されたユーザー向け機能(AIによる高度検索/サイドストレージ/ワークフロー機能など)

・優れた管理者機能(バージョン管理・承認フロー・アクセス権限など)

おすすめのケース

コストだけでなく高い操作性と柔軟な権限・履歴管理を重視したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

Fileforceは、ファイルサーバーの運用をそのままクラウドに移行できる法人向けストレージです。

なかでも特徴的な点は、ユーザー向けの操作性と管理機能のバランスに優れていることです。

【強み1】

エクスプローラーやFinderと連携した「Fileforce Drive」により、ローカルと同じ感覚でファイル操作が可能です。

現場に負担をかけずに、スムーズに移行できるでしょう。

Office連携によるオンライン編集や、AIによる高速検索機能も備えており、業務効率の向上に役立つ機能も豊富です。

【強み2】

管理者機能が充実しているのも特徴です。

・フォルダ単位の柔軟な権限設定 ・ユーザー/管理者ログの詳細な記録 ・世代数無制限のバージョン管理

特に、世代数の制限がないバージョン管理機能も魅力です。

過去ファイルの復元に加えて、ローカル保存やファイル名変更など、ユーザー側で柔軟に管理できる点もポイントです。

以上のことから、Fileforceは次のような企業におすすめです。

・ファイルサーバーからスムーズにクラウドへ移行したい企業

・細かな権限管理や履歴管理など、高度な運用をしたい企業

同様に高い統制機能を持つDirectCloudとの比較で迷う場合は、以下を基準に判断しましょう。

・よりガバナンスを重視したい:DirectCloud(ログの監視機能や統制が強い)

・日常のファイル管理に強いものを選びたい:Fileforce(バージョン管理や検索、共同編集など実務に強い)

4-6.セキュアSAMBA:脱PPAP対策に強い、シンプルなファイル転送ストレージ

セキュアSAMBAのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

スタンダード:27,500円/月(300GB)

ビジネス:38,500円/月(500GB)

エンタープライズ ・1TB:52,800円/月 ・2TB:74,800円/月

・3TB:96,800円/月

・4TB:118,800円/月

・5TB:140,800円/月

・10TB:195,800円/月

・20TB:250,800円/月

・30TB:327,800円/月

ユーザー数

無制限

UI

Web/専用アプリ(シンプルなフォルダ構造)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

世代管理あり(ログ保存は無制限)

アクセス権限

3種類のユーザー権限

その他セキュリティ

ランサムウェア対策/IP制限/SSL暗号化通信/操作ログ管理(無制限)/脱PPAP対策機能

外部共有・転送

・共有リンク発行

・大容量ファイル転送

・パスワード設定/有効期限設定

機能

・ファイル共有/送受信

・フォルダ管理(ツリー構造)

・ユーザー管理

・ログ管理

・バックアップ機能

特徴

・ファイル転送・共有に特化した設計

・シンプルな操作性で導入しやすい

・国産サービスでサポート体制が手厚い

おすすめのケース

脱PPAP対応や、安全なファイル転送環境をシンプルに構築したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

セキュアSAMBAは、シンプルで安全なファイル転送・共有機能に強みを持つクラウドストレージです。

特に、導入・運用の負担をおさえながら、社内外で大容量ファイルのやりとりを安全に行いたい企業に適しています。

【強み1】

フォルダ構造ベースの分かりやすいUIで、従来のファイルサーバーに近い感覚で利用できます。

機能も整理されているため、従業員のITリテラシーに差があっても導入しやすく、定着しやすいでしょう。

【強み2】

ファイル共有・転送に必要なセキュリティ機能が揃っています。

・脱PPAP対策(安全なファイル送信) ・ランサムウェア対策 ・無制限のログ管理 ・IP制限などのアクセス制御

これらの機能により、社外とのファイル送受信においても、安全性を担保しながら運用できます。

以上のことから、セキュアSAMBAは次のような企業におすすめです。

・シンプルなファイル転送・共有環境を、安全に作りたい企業 ・脱PPAP対応など、ファイル転送のセキュリティを強化したい企業

シンプルで導入しやすい一方で、機能はファイル転送寄りです。比較の際は、以下の要件で判断しましょう。

・より高度な権限管理やAPI連携、全社的な統制を重視したい:DirectCloudあるいはFileforce

・シンプルな機能、操作性、コストを優先したい:Everidays(4-7章)

・ファイル転送の安全性やサポート体制を重視したい:セキュアSAMBA

4-7.Everidays:コストをおさえて使える、シンプル設計のクラウドストレージ

Everidaysのプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

スターター(200GB):10,890円/月 117,612円/年

プロフェッショナル:

1TB:25,080円/月 270,864円/年

2TB:43,560円/月 470,448円/年

ユーザー数

無制限

UI

エクスプローラー、Finderのようなデザイン

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

1~99世代まで履歴を保管

アクセス権限

「ワークスペース」単位で5種類のファイル権限設定可能

その他セキュリティ

SSL/TLS暗号化通信・AES-256ビットファイル暗号化/国内データセンター保管/デバイス制限/ウイルスチェック/操作ログ管理/IPアドレス制限/2段階認証

外部共有・転送

・共有フォルダによる外部共有 ・ファイルへの5つの操作権限

・ダウンロードリンク発行

機能

ツール連携

Chatwork、Slackのチャットによる送信

API連携(オプション)

・ファイル共有/送受信、

・検索・タグ付け

・プレビュー機能

・ワークフロー機能

・自動バックアップ

特徴

・シンプルで直感的な操作性で、クラウドに不慣れでも定着しやすい

・細かすぎない権限設計で、管理者が運用しやすい

おすすめのケース

とにかく低コストで、手軽にクラウド運用したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

Everidaysは、容量に応じた料金型のクラウドストレージで、シンプルな操作性とコストのバランスに優れているのが特徴です。

【強み1】

エクスプローラーのような操作感が強みです。社内のITリテラシーに差がある場合にも定着しやすいでしょう。例えば、

・権限設定

・ログ管理

など、基本的な管理機能はおさえつつ、複雑すぎない設計です。管理者の運用負担も少なく、簡単・安全にファイル共有できるでしょう。

【強み2】

容量に応じた料金型のサービスにおいて、圧倒的なコストパフォーマンスも強みのひとつ。

プロッフェショナルプランなら、「1TBで月額25,080円(税込)」と、14つのなかで最も低コストです。

以上のことから、Everidaysは次のような企業におすすめです。

・使いやすさとコストを重視しながら、クラウドストレージを運用したい企業

・複雑な権限管理よりも、シンプルで運用しやすい管理機能を求めている企業

一方で、セキュリティ要件によっては、より細かいアクセス権限や承認フロー、ログ管理などが必要な企業もあります。

より高度な内部統制を求めるのであれば、DirectCloudやFileforceなどのサービスが適しています。

4-8.使えるファイル箱:低コストで導入できるファイルサーバー型クラウドストレージ

使えるファイル箱のプラン・機能まとめ

料金プラン(税込)

スタンダード(1TB)

・30,140円/月(1カ月契約)

・25,520円/月(1年契約)

アドバンス(3TB)

・90,860円月(1カ月契約)

・72,600円/月(1年契約)

※容量追加:希望に応じて無制限に追加可能(要見積り)

ユーザー数

無制限

UI

エクスプローラー/Finder連携(ローカルと同様の操作)

アクセス可能デバイス

Windows/Mac/iOS/Android

世代管理・復元

最大999世代(削除データは60日保存)

アクセス権限

フォルダ単位で3種類の権限設定可能

その他セキュリティ

2段階認証(2要素認証)/AES256ビット暗号化通信/操作ログ管理/ISO認証取得のデータセンター/電帳法(「電子取引」に対応)

IPアドレス制限/デバイス管理(アドバンスのみ)

外部共有・転送

・共有リンク発行

・共有フォルダ

・宛先指定送信/ダウンロード回数制限(アドバンスのみ)

機能

ツール連携

・WebDAV連携(アドバンスのみ)

・Officeオンライン編集(Microsoft Office Businessライセンスが必要)

・ファイル検索

・編集ロック

・ファイルサイズ上限なし

・プレビュー/ダウンロード(アドバンスのみ)

特徴

・自社のファイルサーバーと同じ操作感で使える

・シンプルな機能構成で、最初のサービスとして導入しやすい

おすすめのケース

シンプルな運用から始めて、必要に応じて機能を拡張したい場合

※2026年4月時点の公式サイトの情報を元に作成

使えるファイル箱は、低コストで導入でき、ファイルサーバーのような操作感で使えるクラウドストレージです。

14サービスのなかでもEveridaysと並んでコスト面で有力なサービスですが、世代管理やセキュリティにも強みがあります。

【強み1】

世代管理が最大999世代と、14サービスのなかでも群を抜いています。「誤って削除・上書き」など、うっかりミスが心配な場合にも、安心して運用できるでしょう。

【強み2】

プランによって機能を段階的に拡張できる点も特徴です。アドバンスプランを選べば、

・IPアドレス制限

・デバイス管理

・ダウンロード回数制限付きのファイル送信

など、セキュリティをより充実させた運用が可能です。以上のことから、使えるファイル箱は次のような企業におすすめです。

・コストはおさえつつ、世代管理やセキュリティ機能も担保されたサービスを選びたい企業

・シンプルな導入から始めて、必要に応じて管理機能を拡張していきたい企業

このように、コスト面以外の機能も重視したい場合は使えるファイル箱を、コスト最優先の場合はEveridaysを選ぶとよいでしょう。

5.自社にぴったりなクラウドストレージサービスを決める5つのステップ

ここまで、14つのサービスを紹介してきました。

しかし、「気になるサービスを2~3個に絞れたものの、最終的にどれにするか、決め手に欠ける」というケースも多いでしょう。

例えば、

「DropboxかGoogle Driveか。どちらも使いやすそうだが、現場のITリテラシーを考えると、どちらがよいのだろう?」

「BoxかDirectCloudか迷っている。セキュリティはどちらも高いが、自社の規模感だとどちらがコスパいいのだろう? 」

こうした迷いは、比較する際のポイントが曖昧な場合に起こります。

自社に最適なサービスを自然に選べるように、以下5つのステップで順番に絞り込みましょう。

ステップ1:Microsoft 365やGoogleなど、現在の使用ツールをフルで活用できているか?

ステップ2:ユーザー数が多く、1人当たりのコストが気になるか?

ステップ3:ストレージのメイン用途は「共有」か「保存」のどちらか?

ステップ4:現場のITリテラシーは高いか、低いか?

ステップ5:細かな権限設定や承認フロー、ログの管理が必要か?

順番に、解説していきます。

5-1.ステップ1:Microsoft 365やGoogleなど、現在の使用ツールをフルで活用できているか?

まず、現在使っているツールとの親和性を確認しましょう。

ここでの結論は以下です。

・すでにMicrosoft 365の機能をフル活用している:OneDriveが有力候補

・GmailやGoogleカレンダーをメインで使っている:Google Driveへの統一が有力

なぜなら、既存環境を活用することで、追加コストをおさえながらクラウドストレージを利用できるからです。操作感もそのまま維持できるため、導入もスムーズでしょう。

ただし、「導入はしているが、使いこなせていない」場合は、注意が必要です。

使いこなせていない状態で新たなサービスを導入しても、管理の手間が増えるだけになりかねません。

まずは既存のストレージをフル活用してから、他サービスの導入を検討しましょう。

→以下にあてはまる場合はステップ2へ。

・ Microsoft 365、Google Workspaceではストレージ容量が不足している

・どちらも使っていない場合

5-2.ステップ2:ユーザー数が多く、1人あたりのコストが気になるか?

次に確認したいのが、料金体系です。

なぜなら、DropboxやBoxのようなユーザー数に応じた料金型は、利用人数が増えるほどコストが膨らむからです。

例えば、1TBあたりで、どちらもセキュリティやアクセス権限、承認フローなどに強みを持つ、BoxとDirectCloudの月額コストを比較してみましょう。

【従業員数の違いによるコスト比較(税込)】

人数

Box(ユーザーごと)

DirectCloud(容量ごと)

差額

30人

59,400円(容量無制限)

66,000円(1TB)

6,600円

40人

79,200円(容量無制限)

66,000円(1TB)

13,200円

50人

99,000円(容量無制限)

66,000円(1TB)

33,000円

※Box:Businessプラン1,980円(税込)/月・年払い で計算

このように40人規模でも、ユーザー数に応じた料金型は、容量ごとに料金が決まる場合より、割高になるケースがあります。さらに人数が増えるほど、その差は広がります。

BoxとDirectCloudで迷っている場合の結論は以下です。

・ユーザー数が50名を超える:DirectCloudがコストパフォーマンスで有利

・少人数で厳格な権限管理を重視:Boxを有力候補に

ただし、使用するデータ容量が少ない場合は、容量に応じた料金型では使いきれない分のコストが発生する可能性があるため、注意しましょう。

5-3.ステップ3:ストレージのメイン用途は「共有」と「保存」のどちらか?

ステップ2で料金体系の方向性を確認できたら、該当するサービスに絞りましょう。

ここで重要なのが、クラウドストレージの用途です。なぜなら、

・社内外との共有、転送に使いたいのか?

・自社サーバーの代替として使いたいのか?

・両方を備えたいのか?

このように、どう使いたいかによって必要な機能が変わってくるからです。以下に早見表でまとめました。

【用途別の必要機能と該当サービス】

用途

必要な機能

該当サービス

社外共有・転送メイン

取引先や協力会社と大容量ファイルのやりとりが多い

・大容量ファイル転送

・承認フロー

・誤送信防止

・パスワード付共有リンク

【ユーザー数ごと】

・Dropbox/Box/GigaCC ASP

【容量ごと】

・Bizストレージ/Smooth File/PrimeDrive/セキュアSAMBA など

社内ファイルサーバーの代替

チーム全体でデータ管理・共同編集したい

・エクスプローラー連携

・世代管理

・アクセス権限

・共同編集

【ユーザー数ごと】

・OneDrive/Google Drive/コワークストレージ

【容量ごと】

・Everidays/使えるファイル箱 など

共有・保存

両方が必要

共有・転送機能と管理機能をバランスよく揃えたい

・外部連携

・ログ管理

・柔軟な権限設定

【ユーザー数ごと】

・Box/Dropbox

【容量ごと】

・DirectCloud/Fileforce など

ここまでで用途が絞れたら、ステップ4へ進みましょう。

5-4.ステップ4:現場のITリテラシーは高いか、低いか?

クラウドストレージの使いやすさも、重要な決め手のひとつです。

なぜなら、どれだけ高機能であっても、現場での利用が定着しなければ活用しきれずに終わってしまうからです。

結論、従業員のITリテラシーに不安がある企業の場合は、

・WindowsのエクスプローラーやMacのFinderと同じ操作感で使えるサービス

・ブラウザだけで完結するシンプルなUIのサービス

を優先して選びましょう。

以下に、ITリテラシーごとに向いているサービスをまとめました。

【ITリテラシーに応じた向いているサービス】

現場の

ITリテラシー

向いているサービス

低め

操作に不安

【ユーザー数ごと】

・Dropbox/OneDrive/Google Drive/コワークストレージ

【容量ごと】

・Everidays/セキュアSAMBA/使えるファイル箱

高め

操作に慣れている

【ユーザー数ごと】

・Box/GigaCC ASP

【容量ごと】

・DirectCloud/Bizストレージ/Fileforce

もし、「DropboxかGoogle Driveか迷っている」場合は、社内のデバイス環境を決め手に選んでみてください。

・Windowsメインでエクスプローラーになじみがある:Dropbox

・Macやスマホなどデバイスが混在、GmailやGoogleカレンダー使用:Google Drive

最後にステップ5では、セキュリティ要件を確認しましょう。

5-5.ステップ5:細かな権限設定や承認フロー、ログの管理が必要か?

最後にチェックするのが、セキュリティ・統制の要件です。

なぜなら、社内のセキュリティポリシーやコンプライアンス対応として、承認フローや細かなログ管理が必要になケースがあるからです。

以下に、細かなセキュリティ・統制が可能なサービスをまとめました。

【求めるセキュリティレベルと該当サービス】

基本的なセキュリティで十分な場合

【ユーザー数ごと】

・Dropbox/OneDrive/GoogleDrive/コワークストレージ

【容量ごと】

・Everidays/セキュアSAMBA/使えるファイル箱

厳格な統制が必要な場合

【ユーザー数ごと】

・Box/GigaCC ASP

【容量ごと】

・Bizストレージ/SmoothFile/PrimeDrive/DirectCloud/Fileforce

また、金融・医療・官公庁など、業界特有のセキュリティ要件が存在するケースもあります。

該当する場合は、Smooth FileやBizストレージ、GigaCC ASP・DirectCloudを優先的に確認しましょう。

最終的に残った候補については、導入前に無料トライアルを利用して、実際の操作感をチェックすることが大切です。

6.まとめ

最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

▼法人向けクラウドストレージサービスのおすすめ14つ

法人向けクラウドストレージサービスのおすすめ14つ

サービス名

おすすめのケース

1

Dropbox

外部との連携業務が多く、「操作性の高さ、スムーズなファイル共有」を求める場合

2

Box

承認フローや厳格なセキュリティ管理を重視したい場合

3

OneDrive

Microsoft 365環境のままクラウドに移行したい場合

4

Google Drive

Google環境に統一し、AIも活用したい場合

5

GigaCC ASP

ファイル共有時のセキュリティを最も重視する場合

6

コワークストレージ

コストをおさえつつ、これまでと変わらない操作感でクラウド移行したい場合

7

Bizストレージファイルシェア

ファイル転送・共有時の承認・アクセス権限を重視する場合

8

Smooth File

社外との大容量ファイルのやりとりをセキュアに行いたい場合

9

PrimeDrive

外部とのやりとりが多く、誤送信防止や承認フローなどのセキュリティを重視する場合

10

DirectCloud

オンプレの操作感を変えずに、統制とセキュリティを強化してクラウド移行したい場合

11

Fileforce

コストだけでなく高い操作性と柔軟な権限・履歴管理を重視したい場合

12

セキュアSAMBA

脱PPAP対応や、安全なファイル転送環境をシンプルに構築したい場合

13

Everidays

とにかく低コストで、手軽にクラウド運用したい場合

14

使えるファイル箱

シンプルな運用から始めて、必要に応じて機能を拡張したい場合

▼自社にぴったり合ったクラウドストレージサービスを決める5つのステップ

1.Microsoft 365やGoogle Workspaceを活用できているかを確認する

・活用できていない:OneDriveまたはGoogle Drive

・フル活用できている:新しいサービスを検討する

2.料金体系を絞り込む

・ユーザー数が多くコストが気になる:容量に応じた料金型

・少人数~中規模チームでの利用:ユーザー数に応じた料金型

3.ストレージのメイン用途を確認する

・社外とのファイル共有・転送がメイン:共有・転送機能に強いサービス

・社内でのデータ保管・管理がメイン:操作性と管理機能が充実したサービス

4.現場のITリテラシーを考慮する

・リテラシーに不安:エクスプローラーやFinderに近い操作感のサービス

・リテラシーに問題なし:ユーザー機能・管理機能ともに充実したサービス

5.セキュリティ・統制の要件を確認する

・承認フローやログ管理が必須 :統制機能が充実したサービス

・基本的なものでOK:ステップ4で残ったサービスがそのまま候補に

本記事の内容が、自社にとっての最適なクラウドストレージ選びの参考になれば幸いです。