広告ブロッカーの選び方に迷っている方は、少なくないと思います。
本記事では、Chrome向け拡張機能のAdGuardやAdBlock、スマートフォン用アプリの280blockerなど、信頼性の高い広告ブロックツールを徹底比較します。
さらに、広告ブロック機能が標準搭載されたBraveやOperaといったブラウザの特徴まで、初心者にもわかりやすく紹介します。
- ・この記事を読んで分かること
おすすめの広告ブロッカー、広告ブロッカーのメリット、広告ブロッカーのデメリット
INDEX
Google Chromeの広告ブロックにおすすめの拡張機能 広告ブロックにおすすめのブラウザ 広告ブロックにおすすめのアプリ 広告ブロッカーを入れるメリット 広告ブロッカーを入れるデメリット 広告ブロッカーにはAdGuardがオススメ!Google Chromeの広告ブロックにおすすめの拡張機能
Google Chromeで広告をブロックするには、拡張機能の導入が最も効果的です。 ここでは、実績と信頼性の高い5つの拡張機能を、機能性と使いやすさの観点から詳しく比較していきます。
これらの拡張機能は、いずれもChromeウェブストアから簡単にインストールできます。
特に初心者の方には、ソースネクストで取り扱いのあるAdGuardやAdBlockをおすすめします。広告ブロックだけでなく、フィッシングサイトのブロックやプライバシー保護機能も充実しており、信頼性の高いセキュリティツールです。
それでは、各拡張機能の詳細を見ていきましょう。
AdGuard
AdGuardは、無料版でも充実した機能を提供する広告ブロック拡張機能です。有料版では基本的な広告ブロック機能に加えて、以下の機能が利用可能です。
- ・ソーシャルメディアトラッカーのブロック
- ・ポップアップ広告の完全ブロック
- ・カスタムフィルターの作成
- ・許可サイトの簡単登録
設定画面は日本語に完全対応しており、初心者でも直感的に操作できます。広告ブロックの強度は3段階から選択でき、サイトごとの細かな設定も可能です。
AdBlock
AdBlockは、YouTubeなどの動画サイトでの広告ブロックに特に優れた拡張機能です。動画前の広告や途中広告を効果的にブロックし、ストレスのない快適な視聴体験を実現します。
また、以下の機能を利用できます。
- ・画像や動画などの広告ブロック
- ・サードパーティの追跡の無効化
- ・悪質な広告のブロック
- ・広告ブロック設定のカスタマイズ
カスタムフィルターの作成も可能で、特定のサイトや要素に対して独自のブロックルールを設定できます。ただし、この機能は上級者向けであり、基本的な利用であれば標準の設定で十分な効果が得られます。
セキュリティ系の拡張機能と併用しても安定して動作します。
Adblock Plus
Adblock Plusは、長年の実績を持つ広告ブロック拡張機能です。特に「許容できる広告」の概念を取り入れた柔軟なブロッキング機能が特徴です。
また、Adblock Plusには、以下の機能があります。
- ・画像や動画などの広告ブロック
- ・アンケートリクエストのブロック
- ・サードパーティの追跡の無効化
- ・cookieバナーの非表示
- ・悪質な広告のブロック
初期設定では、ユーザー体験を著しく妨げない広告を表示する設定となっていますが、この設定は簡単に変更可能です。設定を変更することで、ユーザーが必要ないと感じた広告をブロックできます。
フィルターリストは週4~5回の頻度で自動更新され、常に最新の広告に対応します。設定画面から「このサイトの広告を許可」をクリックするだけで、即座に設定が反映されます。
uBlock Origin
uBlock Originは、技術に詳しいユーザーに特に支持されている広告ブロック拡張機能です。最大の特徴は、極めて低いリソース消費量と高度なカスタマイズ性にあります。
詳細なフィルタリング設定では、以下のような高度な機能が利用可能です。
- ・コスメティックフィルタリング
- ・スクリプトインジェクション防止
- ・WebRTC漏洩防止
- ・大規模なフィルターリスト対応
独自ルールの作成も可能で、DOM要素の選択やJavaScriptコードの挿入まで、細かな制御が可能です。ただし、これらの高度な機能は、基本的なウェブ技術の知識がある方向けとなっています。
Ghostery
Ghosteryは、広告ブロックに加えて、プライバシー保護機能に重点を置いた拡張機能です。主に以下の機能があります。
- ・トラッカーの可視化
- ・ブロックした広告やトラッカーの数、節約された読み込み時間の表示
ウェブサイトで使用されているトラッカーを可視化し、種類ごとにブロックできます。
また、リアルタイムのパフォーマンスモニタリング機能により、ブロックした広告やトラッカーの数、節約された読み込み時間を確認可能です。
統計情報は分かりやすいグラフで表示され、日次、週次、月次での追跡データをチェックできます。これにより、自分のプライバシーがどの程度保護されているかを具体的に把握できます。
広告ブロックにおすすめのブラウザ
広告ブロックを効果的に行うには、拡張機能の導入だけでなく、ブラウザ自体の選択も重要です。Google ChromeやSafariなどのブラウザを利用している方は多いです。
しかし、これらの普段の生活で利用しているブラウザを見直し、広告ブロック機能のあるブラウザを利用すれば、より快適なインターネット生活をおくれます。
ここでは、広告ブロック機能が標準搭載された3つのブラウザを詳しく比較していきます。
Brave
Braveは、Chromiumベースのブラウザでありながら、プライバシー保護と広告ブロックを重視した設計が特徴です。ChromeからBraveへの移行は、操作性がほぼ同じため、スムーズに行うことができます。
広告ブロック機能は以下の項目をカバーしています。
- ・一般的な広告表示
- ・トラッカー
- ・クリプトマイニング
- ・迷惑なポップアップ
- ・指紋採取スクリプト
Chrome拡張機能との互換性も高く、お気に入りの拡張機能のほとんどがそのまま利用できます。ただし、一部のGoogle関連機能は制限される場合があります。
特筆すべきは、BAT(Basic Attention Token)と呼ばれる暗号通貨報酬システムです。プライバシーを重視しながら、ユーザーの同意のもとで表示される広告を見ることで報酬を得られます。
Opera
Operaは、使いやすさとパフォーマンスのバランスが取れた、一般ユーザー向けのブラウザです。標準搭載の広告ブロック機能は、シンプルなON/OFF切り替えで操作でき、詳細な設定も可能です。
特に以下の点で優れています。
- ・直感的な設定インターフェース
- ・無料VPN機能との連携
- ・省電力モード搭載
- ・モバイル版との同期機能
VPN機能との連携により、地域制限コンテンツへのアクセスや、よりプライベートなブラウジングが可能になります。また、バッテリー消費を抑える省電力モードにより、ノートPCやタブレットでの使用時間を延長可能です。
スマートフォン版のOperaとの同期機能も充実しており、ブックマークやパスワード、閲覧履歴などをシームレスに共有できます。
Firefox Focus
Firefox Focusは、モバイル向けに特化したプライバシー重視のブラウザです。起動時から広告ブロックとトラッキング防止が有効になっており、終了時には自動的に履歴が削除されます。
主な特徴は以下の通りです。
- ・起動時からの完全なプライバシー保護
- ・自動履歴削除機能
- ・シンプルなインターフェースで軽量化を実現
- ・ワンタップでの全データ消去
また、トラッキング防止機能は、以下の要素を自動的にブロックします。
- ・広告
- ・ログインフォーム
- ・入力フォーム
- ・支払い
- ・コメント
- ・動画
- ・画像
- ・ボタン
Firefox Focusは、常時プライベートモードのため、他のアプリからリンクを開く際も自動的にプライバシーが保護されます。
定期的なアップデートにより、新しい種類のトラッカーや広告に対する防御機能も常に最新の状態に保たれています。シンプルな機能に絞られているため、誰でも直感的に操作できる点も大きな魅力です。プライバシーを重視しながら、快適なブラウジングを実現したい方には、特におすすめのブラウザと言えます。
広告ブロックにおすすめのアプリ
スマートフォンやタブレットでの広告ブロックには、専用のアプリを使用するのが効果的です。スマートフォンやタブレットで広告ブロックアプリを利用すると、ブラウザに表示される広告だけでなく、アプリ内に表示される広告もブロックできます。
アプリ使用中に広告が表示された際の不快感やイライラを減らし、快適にスマートフォンを利用できます。
ここでは、代表的な4つのアプリについて、OS対応状況や性能を詳しく比較していきます。
280blocker
280blockerは、日本のウェブサイトに特化した広告ブロックアプリです。主に以下の機能を利用できます。
- ・ブラウザやアプリの広告ブロック
- ・サイトごとの広告ブロックのオン・オフ
- ・消えない広告の報告
開発元の調査だけでなく、ユーザーからの報告によってもブロックルールがアップデートされるため、使えば使うほど、広告ブロックの精度が向上します。
フィルターの更新は数日に1回程度の感覚で自動的に行われ、常に最新の広告に対応します。料金は800円で、買い切りです。
AdSpamBlock
AdSpamBlockは無料で利用できる広告ブロックアプリです。主に以下の機能があります。
- ・ブラウザやアプリの広告ブロック
- ・広告ブロックのオン・オフ
- ・ブロック履歴の確認
AdSpamBlockでは、利用者のクリックに応じて報酬が発生するアフィリエイトプログラムの案内をされる場合があります。運営元はそのアフィリエイトプログラムで収益を得ているため、アプリを無料で利用できます。
しかし、アフィリエイトプログラムの案内はなるべく邪魔にならないいように行われるため、ストレスなくアプリを利用可能です。
AdGuard
AdGuardは、システム全体で広告ブロックが可能な高機能アプリです。VPNモードを使用すれば、ブラウザだけでなく、他のアプリ内の広告もブロックできます。
DNSフィルタリング機能で効果的にブロックできる広告には、以下の種類があります。
- ・アプリ内広告
- ・システム広告
- ・追跡スクリプト
- ・悪意のあるドメイン
- ・HTTPSフィルタリング
HTTPSフィルタリングは、暗号化された通信でも広告をブロックできる高度な機能です。この機能を使用する場合は、セキュリティ証明書のインストールが必要です。
AdBlock Pro
AdBlock Proアプリ内広告に特化した広告ブロックアプリです。特に、以下のアプリでの広告ブロックに高い効果を発揮します。
- ・SNSアプリ
- ・ゲームアプリ
- ・ニュースアプリ
- ・動画配信アプリ
カスタムフィルターを作成できるので、特定のサイトやアプリの広告に対して独自のルールを設定することも可能です。
広告ブロッカーを入れるメリット
広告ブロッカーを導入すると、多くのメリットがあります。もちろん広告がブロックされて表示されなくなるメリットもありますが、ページの読み込みが早くなるメリットもあります。
広告にストレスを感じてしまったり、ページの読み込みが遅く感じる場合には、広告ブロッカーの利用がおすすめです。
次に各メリットを、詳しく確認します。
不要な広告が消える
広告ブロッカーを導入することで、ウェブサイト閲覧時の体験が大きく改善されます。バナー広告、ポップアップ広告、動画前広告、フローティング広告、ネイティブ広告など、さまざまな種類の広告が自動的に排除されます。
特に効果が顕著なのは、ニュースサイトやブログサイトです。広告が除去されることで、本来のコンテンツに集中しやすくなり、記事の読みやすさが大幅に向上します。
ページの読み込みが早くなる
広告ブロッカーを導入すると、ウェブページの読み込み速度が大幅に改善されます。これは、広告関連のコンテンツをブロックすることで、ダウンロードするデータ量が減少するためです。
データ通信量の削減効果も顕著です。この削減効果は、特にモバイルデータ通信を使用している場合に大きなメリットとなります。
広告ブロッカーを入れるデメリット
広告ブロッカーには多くのメリットがありますが、いくつかの注意点も存在します。広告が表示されなくなるため、広告ブロッカーは便利なツールですが、デメリットを理解した上で、適切な使用方法を選択することが重要です。
次に、各デメリットを確認します。
サイトにアクセスできない場合がある
広告ブロッカーを使用していると、一部のウェブサイトで閲覧制限が発生する場合があります。特に、以下のようなサイトで制限が多く見られます。
- ・ニュースサイト
- ・動画配信サイト
- ・オンラインショッピングサイト
- ・フリーミアムサービス
また制限が発生した場合、以下のような現象が起こることがあります。
- ・警告メッセージが表示される
- ・コンテンツの一部が表示されない
- ・サイトの機能が停止する
- ・サイトにアクセスできなくなる
これらの問題に対する対処方法は以下の通りです。
- ・一時的に無効化する:特定のサイトのみ広告ブロックを解除する
- ・ホワイトリストに登録する:信頼できるサイトを永続的に許可する
- ・フィルターを調整する:過剰なブロックを防ぐため設定を最適化する
- ・代替サイトを利用する:制限のない類似サイトに移行する
広告ブロッカーを使用する場合は、閲覧制限が発生する可能性があることを理解しておく必要があります。もし、閲覧制限が発生した場合は、上記の対処方法を試すと良いです。
中には悪質なツールもある
広告ブロッカーの中には、悪意のある機能を含むものも存在します。
過去には一部の広告ブロッカー拡張機能がユーザーの閲覧履歴を無断で収集し、第三者に販売していたことが発覚し、多くのユーザーのプライバシーが侵害されるという事件もありました。
安全に利用するためには、信頼できるツールを選択することが重要です。悪質なツールには以下のような特徴が見られます。
- ・過剰な権限要求
- ・不明確なプライバシーポリシー
- ・大量の広告表示
- ・システムへの不必要な介入
- ・不自然に高評価が多いレビュー
また、信頼性を確認する方法として、以下のポイントがあります。
- ・開発元の実績と評判
- ・ユーザー数と評価の質
- ・アップデート頻度
- ・サポート体制
- ・プライバシーポリシーの明確さ
上記のポイントを参考に、悪質なツールを使用しないようにします。
広告ブロッカーにはAdGuardがオススメ!
数ある広告ブロッカーの中で、AdGuardはバランスの取れた広告ブロッカーとして推奨されます。
AdGuardは、ユーザーのニーズに合わせて細かく設定できる豊富なフィルターオプションを備えています。また、24時間体制のサポート体制により、いつでも安心して利用可能です。さらに、週1回以上のアップデート、多言語対応のサポートチーム、活発なユーザーコミュニティ、迅速なバグ修正対応など、開発・サポート体制も充実しており、安心して使い続けられます。
まずは無料版を試してみて、その効果を実感することがおすすめです。