日々増え続けるアカウント情報やパスワードの管理に、手間やストレスを感じる人も多いかと思います。
「パスワードをノートに書き留めるのが手間」「何度もリセットを繰り返すことになる」といったお悩みを解消してくれるのが、パスワードマネージャーです。
本記事では、初心者の方でも簡単に始められるおすすめのパスワードマネージャー5選や、選び方のポイント、安全なパスワードの管理方法について詳しくご紹介しています。
- ・この記事を読んで分かること
パスワードマネージャーの選び方のポイント、1Passwordが初心者に最適な理由、パスワード管理を安全に行うための注意点
INDEX
パスワードマネージャーの選び方|確認すべき4つのポイント 初心者でも使いやすい!おすすめパスワードマネージャー5選 オススメは「1Password」:特徴と初心者に最適な理由を解説 最短15分!1Password導入の4ステップ パスワードマネージャーを導入する際の注意点 まとめ|「1Password」で安心・安全かつ簡単なパスワード管理を始めよう!パスワードマネージャーの選び方|確認すべき4つのポイント
パスワードマネージャーを選ぶ際には、初心者の方は、使いやすさやセキュリティ面に注目することが大切です。操作が直感的で簡単であることが、継続的に利用できる鍵となります。
まずは、パスワードマネージャーを選ぶ際に確認すべき4つのポイントを解説していきます。
①安全性:データ保護やセキュリティは最重要
パスワードマネージャーの最も重要な役割は、ユーザーのデータを安全に保護することです。
特に、以下のようなセキュリティ機能を搭載した製品を選ぶことで、安心感と信頼性を得られます。
機能 | 説明 |
---|---|
エンドツーエンド暗号化 | データは、送信者と受信者の間で暗号化され、第三者に解読されることがありません。これにより、不正アクセスを防ぎます。 |
ゼロ知識証明 | プロバイダー自身もユーザーのデータにアクセスできない仕組みを採用している製品を選びましょう。これにより、データ流出のリスクを最小限に抑えられます。 |
二段階認証(2FA)のサポート | 二段階認証を利用することで、マスターパスワードが漏洩した場合でも、不正アクセスを防ぐことができます。 |
セキュリティ機能が充実したパスワードマネージャーを選ぶことで、安心して日常のパスワード管理を任せられるようになります。
初めての利用で不安を感じる方は、まずはこれらの機能が備わっているかを確認すると良いでしょう。
②使いやすさ:初心者でも迷わない操作性
初心者がパスワードマネージャーを選ぶ際には、操作がシンプルで直感的に使える製品を選ぶことがおすすめです。
例えば、「1Password」は利用者の操作画面がシンプルで分かりやすく、求めている機能に素早くアクセスできる設計となっています。
公式サイトでは詳細な使い方や設定方法が解説されており、初心者でもスムーズに導入できます。操作や機能が複雑だと、利用の継続も困難になってしまうので、シンプルさを重視して選ぶことをおすすめします。
③対応デバイス:PCやスマホでの相互利用
パスワードマネージャーは、さまざまなデバイスで利用できることが求められます。
- ・PC(WindowsやMac)とスマートフォン(iOSやAndroid)の両方に対応していること
- ・複数デバイス間での同期機能が優れていること
この2つは、パスワードマネージャーを選ぶ上で、外せないポイントです。
「1Password」や「Dashlane」は、リアルタイムでのデータ同期のサポートを提供しており、どのデバイスからでも最新のパスワードデータにアクセスできます。
④価格:無料版と有料版の違いやメリット・デメリット
価格の観点も、パスワードマネージャー選びでは欠かせません。
無料で提供されているツールはコストを抑えたいユーザーにとって魅力的ですが、機能やサポートの制限を受けます。
一方、有料で提供されているツールは、機能制限もなく、公式のサポートもしっかりしています。
プラン | メリット | デメリット |
---|---|---|
無料ツール | 初期費用ゼロ、基本的な機能が利用可能 | 機能が制限される、セキュリティが弱い |
有料ツール | 高度な機能(共有や同期)が利用可能 | 月額利用料が発生する |
例えば「1Password」では、複数デバイスでの無制限同期や、家族間での共有も可能です。
リスクを回避し、安心して利用したい方は、有料ツールが提供する無料お試し期間を活用するのがおすすめです。
初心者でも使いやすい!おすすめパスワードマネージャー5選
使いやすさと安全性を重視した、パスワードマネージャーのおすすめ5製品を紹介します。
それぞれの特徴を比較して、解説していますので、パスワードマネージャー選びの参考にしてください。
①1Password
初心者の方に最もオススメしたいのが、こちらの「1Password」です。「1Password」は、シンプルで直感的に使いやすいことに加え、以下の特徴があります。
強固なセキュリティによる高い信頼性 | Windows、Mac、iOS、Androidなど、様々なデバイスに対応 | 日本語対応のサポート |
複数デバイスでのリアルタイム同期が可能なため、どんな環境でも快適に利用できる点も魅力です。
公式サイトでは月額・年額のサブスクリプションプランが提供されていますが、よりお得に購入する方法があります。それが、 ソースネクスト限定で販売されている3年版の買い切りプラン です。
<料金>
・1人用:12,800円
・ファミリー用:21,480円
1ヶ月あたりに換算すると1人用は約350円、家族5人まで使えるファミリー用でも約600円と、長期的に見てコストパフォーマンスが高く、おすすめです。
②Dashlane
Dashlaneには、パスワードの安全性を常時監視する機能が搭載されています。
例えば、脆弱なパスワードを使用しているアカウントを検出すると、より強固なパスワードへの変更を提案します。過去に流出したことのあるパスワードのデータベースと照合を行い、該当するパスワードを使用しているアカウントがあれば、直ちに通知する仕組みを備えています。
以下はその他の特徴になります。
「Dashlane」 の特徴 | 説明 |
---|---|
セキュリティ監視機能 | 漏洩した可能性のあるパスワードを検知し、通知する機能が搭載されています。 |
複数パスワードのワンクリック変更 | ワンクリックで複数のパスワードを変更できる機能があり、変更作業を効率化できます。 |
VPNサービス付きプラン | VPNによって、インターネット使用時のプライバシーもしっかりと保護されます。 |
これらの機能により、ユーザーは自身のパスワードの安全性を常に把握し、必要に応じて適切な対策を講じることができます。パスワード管理の手間を軽減しながら、セキュリティレベルを高く保つことが可能となります。
③LastPass
LastPassの無料プランでは、パスワードの生成・保存・自動入力といった基本機能を利用できます。また、パスワード強度のチェックや安全な保管機能も無料で提供されています。
以下はその他の特徴になります。
「LastPass」の特徴 | 説明 |
---|---|
パスワード生成ツール | 強力でランダムなパスワードを自動生成し、ユーザーが安全なパスワードを簡単に作成できるよう支援します。 |
セキュアノート機能 | パスワード以外の機密情報(例:Wi-Fiパスワード、ソフトウェアライセンスキー)を安全に保存・管理できます。 |
多要素認証(MFA)の柔軟なサポート | Google AuthenticatorやYubiKeyなど、複数の多要素認証オプションに対応し、追加のセキュリティ層を提供します。 |
ただし、無料プランには制限があります。PCとスマートフォンの両方でLastPassを使用したい場合、一方のデバイスでしか利用できません。例えば、PCでLastPassを使用している場合、スマートフォンでは使用できなくなります。
有料プランにアップグレードすると、すべてのデバイスでの利用が可能になります。さらに、パスワードの家族との共有機能や、緊急時のアカウントアクセス機能など、より高度なセキュリティ機能も利用できるようになります。これにより、より柔軟で安全なパスワード管理が実現できます。
④Keeper
高度なセキュリティを求める方には、「Keeper」がオススメです。
二段階認証やエンタープライズ機能など、高度なセキュリティ機能を備えており、個人利用だけでなくビジネスシーンでも活躍します。
以下はその他の特徴になります。
「Keeper」 の特徴 | 説明 |
---|---|
高度なセキュリティ機能 | 二段階認証や生体認証をサポートし、高いセキュリティレベルを提供しています。 |
柔軟なカスタマイズ性 | ユーザーが設定や管理方法を細かくカスタマイズすることが可能です。 |
強力な暗号化技術 | データはローカルで暗号化されてからクラウドに保存されるため、漏洩や不正アクセスのリスク低減に繋がります。 |
24時間365日のカスタマーサポートもついているので、初心者の方も安心して利用できます。
一方で機能が多く、初心者には複雑に感じてしまう可能性もあるので、必要な機能を明確にしてから選ぶと良いでしょう。
⑤RoboForm
RoboFormは、オンラインショッピングやサービス登録時に必要な住所、氏名、メールアドレス、クレジットカード情報など、様々な入力フォームを自動的に埋めることができます。これにより、入力の手間や時間を大幅に削減できるだけでなく、タイプミスも防ぐことができます。
以下はその他の特徴になります。
「RoboForm」 の特徴 | 説明 |
---|---|
フォーム自動入力機能 | 複雑なオンラインフォームも自動入力機能で、作業効率を向上させます。 |
幅広いプラットフォーム対応 | Windows、Mac、iOS、Android、Linuxなど幅広いプラットフォームにも対応。 |
オフラインアクセス | インターネット接続なしでも、保存したデータにアクセスが可能です。 |
無料プランでは、パスワードの保存・自動入力に加え、このフォーム自動入力機能も利用可能です。ただし、利用できるデバイスは1台に限定されます。
有料プランにアップグレードすると、複数のデバイスでの利用が可能になり、家族とのパスワード共有機能や、緊急時のアカウントアクセス機能なども利用できるようになります。頻繁にオンラインフォームを利用する方や、複数のデバイスでの利用を考えている方には、有料プランがおすすめです。
オススメは「1Password」:特徴と初心者に最適な理由を解説
数あるパスワードマネージャーの中でも、初心者に最も適しているのが「1Password」です。
強固なセキュリティに加え、シンプルな設計で誰でも簡単に使いこなせる点も、大きなポイントと言えます。
特徴 | メリット |
---|---|
強固なセキュリティ | エンドツーエンド暗号化とゼロ知識証明で、データが完全に保護されます。第三者はもちろん、サービス提供者でもデータにアクセスできません。 |
シンプルな操作性 | シンプルで直感的なデザインによって、複雑な操作が不要で、すぐに使い始められます。パスワード登録も、自動生成機能を使えば数秒で完了します。 |
複数デバイス対応と同期機能 | Windows、Mac、iOS、Android全てに対応し、リアルタイムでデバイス間を同期。どのデバイスでも最新の情報にアクセスできます |
家族・チームでの共有機能 | 家族全員が専用スペースを持ち、必要な情報を安全に共有できます。セキュリティを保ちながら、効率的な管理が可能です。 |
日本語対応サポート | 公式サイトやヘルプが日本語対応しており、わからないことがあればすぐに解決できます。初心者の方も安心して利用することができます。 |
「1Password」は、初心者に必要な「簡単さ」と「安心感」を提供しています。
日本語対応サポートが充実しているので、初心者の方でも操作に迷わず、安心して導入することができるのも、魅力です。
「1Password」には無料トライアル期間が用意されているので、まずはその使いやすさと便利さを、ぜひ体験してみてください。
最短15分!1Password導入の4ステップ
ここからは、「1Password」を導入する4つのステップを詳しく解説していきます。
この記事を読みながら進めていただければ、最短15分程で完了できます。ぜひお試しください。
ステップ1:アカウント作成(3~5分)
まずは、「1Password」の公式サイトからアカウントを作成しましょう。
以下の手順に従って進めてください。
- ・公式サイトにアクセスし、「無料トライアルを開始」ボタンをクリックします。
- ・名前、メールアドレス、マスターパスワードを設定します。
- ・※マスターパスワードは、第三者に推測されにくい、複雑なものを設定しましょう。
- ・設定が完了すると、確認メールが届きます。メール内のリンクをクリックして、認証を完了させてください。
重要: マスターパスワードは、紛失するとアカウントへのアクセスが不可能になるため、安全な場所に保管しておきましょう。
ステップ2:初回設定と基本操作(3~5分)
お使いのデバイスに対応した「1Password」アプリをインストールし、初期設定を行います。
- ・公式サイトから、Windows、Mac、iOS、Androidなど、お使いのデバイスに対応したアプリをダウンロードします。
- ・アカウント情報を入力してログインします。
- ・初回チュートリアルが表示されるので、案内に従って基本操作を学びましょう。自動入力機能やパスワード生成機能を試すと、「1Password」の便利さを実感できます。
ステップ3:パスワードの設定(5~7分)
パスワードを「1Password」に登録していきます。
まずは、メールアカウントやオンラインバンキングなど、重要なサービスのアカウントから登録を始めましょう。
各アカウントのログイン情報 (IDとパスワード) は、手動で入力するか、ブラウザ拡張機能を使って自動的に保存できます。
※必要に応じて、既存のパスワードを「1Password」のパスワード生成ツールを使って、より強力なものに変更しましょう。
ステップ4:必要な設定を完了する(約5分)
最後に、セキュリティ強化や利便性向上のための追加設定を行いましょう。
- ・二段階認証の設定
可能であれば、二段階認証を有効化することで、アカウントのセキュリティをさらに強化しましょう。 - ・同期設定
複数のデバイスで1Passwordをスムーズに利用するために、同期が正常に動作しているか確認しましょう。 - ・タグやフォルダの活用
アカウントを整理し、視認性を向上させるために、タグやフォルダを活用しましょう。
これらのステップを完了すれば、「1Password」をすぐに使い始めることができます。
パスワードマネージャーを導入する際の注意点
パスワードマネージャーは、複雑で強力なパスワードを自動生成し、安全に保管することができる便利なツールです。一つのマスターパスワードで全てのパスワードを管理できるため、複数のパスワードを覚える必要がなくなります。また、保存したパスワードは暗号化されて保管されるため、セキュリティ面でも安心です。
ただし、利用する際には以下の重要な注意点があります。マスターパスワードを忘れると、保存した全てのパスワードにアクセスできなくなるため、マスターパスワードは必ず安全な場所に記録しておく必要があります。また、信頼できるパスワードマネージャーサービスを選ぶことも重要です。偽のアプリやフィッシングサイトに情報を入力しないよう、提供元やURLは必ず確認しましょう。
セキュリティを保つための具体的な対応方法
「1Password」をはじめとするパスワードマネージャーを安全に利用するためには、以下を心がけましょう。
対応方法 | 説明 |
---|---|
強力なマスターパスワードを設定する | 推測されにくい、複雑な文字列を使用し、定期的に変更しましょう。 |
二段階認証を有効にする | 万が一、マスターパスワードが漏洩した場合でも、二段階認証が追加の防御壁となります。 |
定期的にパスワードを更新する | 特に重要なアカウントのパスワードは、3~6ヶ月ごとに見直すことを推奨します。 |
これらを心がけることで、万が一の情報漏洩リスク低減や不正アクセスの被害を防ぐことが可能です。
パスワードを一元管理する際のリスクと対策を把握しておく
パスワードを一元管理すると、利便性が高まる一方で、いくつかのリスクも伴います。
リスク |
---|
マスターパスワードの漏洩 パスワードを一元管理すると、マスターパスワードが全データへの「入り口」となるため、一度漏洩するとすべてのアカウントが危険にさらされます。 |
データのバックアップがない場合の喪失 データが一つのデータベースに集中しているため、バックアップがない場合には消失時にすべてを失うリスクがあります。 |
ハッキング被害 多くのパスワードが集約されているため、ハッカーにとって魅力的な攻撃対象となり、被害が拡大しやすくなります。 |
これらのリスクを引き起こさない、そして被害を拡大させないために、以下の対策が有効です。
対策 |
---|
マスターパスワードは絶対に他人に教えない、定期的な更新を行う |
1Passwordの「緊急キット」を安全な場所に保管する |
セキュリティアップデートを常に最新の状態に保つ 。 |
パスワードの一元管理を安全に利用するためには、これらの対策を日常的に実践することが重要です。
特にマスターパスワードの適切な管理や、定期的なセキュリティアップデートは、被害を未然に防ぐ基本的かつ効果的な方法になります。
こうしたリスクを認識し、対策を講じることで、利便性と安全性を両立したパスワード管理につながります。
まとめ|「1Password」で安心・安全かつ簡単なパスワード管理を始めよう!
パスワードマネージャーは、現代のデジタル社会において必須のツールと言えます。中でも「1Password」は、安全性・使いやすさ・多機能性をバランスよく兼ね備えており、初心者の方にも安心して使っていただけるツールです。
「1Password」を導入するなら、公式サイトのサブスクリプションプランよりも断然お得な ソースネクストの3年版の買い切りプランが最適解 です。
ぜひこの機会に、安心・安全なパスワード管理を始めてみましょう。