過剰なまでの広告表示などをするウイルス。それが「アドウェア」です。
過剰なまでの広告表示などが特徴
アドウェアという言葉は、次の2つの意味で使われますが、
本記事では、後者を指します。
悪事の内容は、パソコンかスマートフォンかにより違いがあります。
アドウェアの意味
・無料で使える代わりに広告を表示するソフト
・過剰なまでの広告表示や悪事を働くもの
Windows, Macの場合
悪事の内容
・画面に突然ポップアップの広告を出す
・webブラウザのホーム画面を別のサイトに書き換える
・インターネット閲覧中に広告を出す など
感染経路
・フリーソフトのインストール
インストール画面内に広告が出ると説明されている場合もあれば
隠れて入ってきてしまう場合もある
感染の具体例
1. 動画再生をしたいと思って検索したフリーソフトをダウンロード
2. ソフトの使用許諾の画面にインストールされる旨の説明があったが読み飛ばす
(または英語で理解できない)
3. ブラウザのホームページが見慣れたものから変わってしまったり、
検索エンジンの検索結果がこれまでとは大きく異なり、おかしいと気づく
対策
・信頼できる提供元からインストールする
・ウイルス対策ソフトを使う
インストール途中で広告を出すモジュールを検知したり、
そのフリーソフト自体をアドウェアとして検知します。
Androidの場合
悪事の内容
・スマホ操作中に急に広告を表示する
・待ち受け画面に常に広告を表示する
・ホーム画面の一部に広告を表示し続ける
・何度も広告の通知を表示する など
感染経路
正規のアプリを装ってPlayストアなどに公開されていることが多く、
そうでない場合も、魅力的な機能があることを謳って
ユーザーにアプリをインストールさせます。
感染の具体例
1. スマホの設定を快適にするアプリをPlayストアで検索しインストール
2. ゲームアプリなどのインストールを促す広告がホーム画面に
突然表示されるようになる
(そのゲームアプリをインストールすると、インストール対価が
アドウェア作成者に支払われる)
対策
・正規サイト以外からアプリをインストールしない
・ウイルス対策アプリの導入
インストール時点で「アドウェア」として検知します。