令和4年分の確定申告は2月16日(木)から3月15日(水)ですが、
この時期には税に関連した詐欺が多くなる傾向があります。
以下に過去の事例を紹介します。ご注意ください。
事例
国税庁や税務署を装ったメール
「所得税に関する重要なお知らせ」などの件名でメールを送り、
添付ファイルを開かせてウイルスに感染させる手口です。
国税庁ではe-Taxの利用にあたり、メールを送信することはあっても、
ファイルが添付されることはありません。
なお、e-Taxからどのようなメールが配信されるかについては、
下の国税庁のホームページをご覧ください。
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_hushin_mail_2019.htm
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_oshirase_mail.htm
還付金を案内するメール
あたかも還付金が入金されるかのような内容のメールを送り、
口座番号や氏名、住所などの情報を盗まれる詐欺です。
くれぐれも、不用意に個人情報を入力しないようにしましょう。
確定申告の情報更新を促すメール
海外の事例ですが、申告書を更新する必要があるなどと通知し、
フィッシング詐欺サイトに誘導したり、添付ファイルを開かせたりする手口です。
誘導されたサイトで情報を入力すると個人情報が盗まれますし、
添付ファイルを開くとウイルス感染の危険があります。
対策
手口を知って、メールを無視する
弊社が運営しているブログ「キ・ケ・ンの取説」では、
タイムリーに詐欺の事例を分かりやすく紹介しています。
検索して調べる
受け取ったメールの件名と「詐欺」という2つのキーワードで
検索すると、詐欺かどうかがすぐわかります。
ウイルス対策ソフトの導入
こうした詐欺メールは迷惑メール対策機能などでブロックできる他、
メールからフィッシング詐欺サイトを開いたとたんにブロックしてくれます。
誤って添付ファイルを開いてしまっても、ウイルスをダウンロードする
前に検知してくれるので、多重的に安全度が高められます。