令和5年分の確定申告が2月16日(金)から始まります。
この時期になると関連する詐欺が多くなる傾向にあります。
過去の事例の手口を紹介しますので、ご注意ください。
事例
国税庁や税務署を騙るメール/ウイルス感染
「税務署からのお知らせ」などの件名でメールを送り、
添付ファイルを開かせてウイルス感染させる手口です。
国税庁が、e-Taxに関してメールを送信することはあっても、
そこにファイルが添付されることはありません。
国税庁が配信するメール
http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_oshirase_mail.htm
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_20220815.htm
国税庁や税務署をメール/偽サイトに誘導
下のような件名のメールを送り、メール内のリンクから
e-Taxを模した偽サイトに誘導し、個人情報や
Vプリカ発行コード番号等を入力させる手口です。
メール件名の例
税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】
【最終通知】滞納した税金がございます!【税務署】
【重要】滞納した税金がございます!【税務署】
還付金があると案内するメール
あたかも還付金が入金されるかのような内容でメールを送り、
偽のサイトに誘導し、口座番号や氏名、住所などの情報を盗む手口です。
対策
手口を知る
本通信や弊社が運営しているセキュリティに関するブログ
「キ・ケ・ンの取説」では、さまざまな詐欺の事例を紹介しています。
気になる時はネットで検索
気になる時には、受け取ったメールの件名と「詐欺」の
2つのキーワードで検索しましょう。
正規サイトから確認する
e-Taxの正規サイトをブックマークし、そこからシステムに
ログインしてメッセージを開くようにします。
具体的な確認方法は下記ページをご覧ください。
https://www.e-tax.nta.go.jp/uketsuke/msgbox.htm
セキュリティソフトの導入
こうした詐欺メールは迷惑メール対策機能などでブロックできる他、
メールからフィッシング詐欺サイトを開いた瞬間にブロックします。
また誤って添付ファイルを開いてしまっても、
ウイルスをダウンロードする前に検知するので、
多重的に安全度を高められます。