9月22日に日本サイバー犯罪対策センター(JC3)がインターネットバンキングのフィッシングサイト(偽サイト)が増えていると注意を喚起しています。
偽サイトにログインIDやパスワードなどの情報を入力してしまうと、
ご自身の口座に不正アクセスされ、犯罪者の口座に預金が不正に送金されます。
以下のような点に注意し、不正送金の被害に遭わないようにしましょう。
フィッシングに対する注意
1. 心当たりのないメール・SMSのリンクをクリックしない
特に、次のようなメッセージにご注意ください。
・違法なマネーロンダリングの疑い
・不正ログインを検知
・緊急のご連絡
・ご利用確認のお願い
・パスワード変更 など
「何だろう?」と思わせてページに遷移させるのがメールやSMSでの手口です。
どうしても気になる時には、次の方法でアクセスします。
・ネットバンキングアプリ
・ブラウザにあらかじめブックマークしておき、そこからアクセス
2. アクセスしてしまったら
ついリンクをクリックしてしまった時にも、慌てずページを閉じましょう。
3. 万一、入力してしまったら
さらに万一、パスワードなどの情報を入力してしまった場合は、
銀行への連絡、ログイン・利用履歴の確認、パスワード変更をしてください。
被害に遭わないための方法
ネットバンキング・アプリなどの機能を活用
銀行によって利用できる機能は異なりますが、以下のいずれか、
または複数の対策を活用して自己防衛しましょう。
使いたい機能
・ワンタイムパスワードや生体認証
・利用時のお知らせメールの確認
・前回ログイン日時/取引明細の確認をする
パスワードなどの保存場所に注意する
インターネット上に不用意にパスワードなどの重要情報を保存すると、
そのサービスが不正アクセスされてた場合に、
重要情報を盗み取られる場合があります。
特に注意すべき場所
・クラウド上に情報を保存するメモアプリ
・クラウド上の表計算ソフトで作成したファイル
・Webメールの下書き
スマホの利用の注意点
・アプリのインストールは公式ストアから行う
偽アプリで情報を盗み取られる場合があります。
・SMSの利用料金が適切か確認する
不正アプリが、偽のSMSを自身のスマホから
発信している場合に気づけます。
・スマホのロック機能や紛失対策機能を有効にする
紛失・盗難の際に、第三者に悪用されるのを防げます。
手口の情報を知る
・サイトのお知らせや注意喚起に気を配る
ご利用の銀行を騙るフィッシング詐欺が出回っている場合、
ホームページなどで注意喚起されている場合があります。
・SNSや検索で情報を収集する
気になるメールやSMSを受信した場合は、
件名、差出人、本文等をインターネットやSNSで検索すると
偽物と確認できる場合があります。
ウイルス対策ソフトを使う
偽サイトへのアクセスを未然にブロックしたり、
不正なプログラムのインストールを防いだり、
多重的に安全度を高められます。
参考/日本サイバー犯罪対策センターのページ
https://www.jc3.or.jp/threats/topics/article-463.html