詐欺サイトはどんどん巧妙化し、現在では
被害に遭わないためには「詐欺サイトは見分けようとしない」ことが
一番の対応策と言われます。
今回は、こうした詐欺サイトの動向や対策などをお伝えします。
見分けようとする、危険とは
セキュリティの常識は時とともに古くなり、逆に危険なことがあります。
例えば、一昔前には「URLが httpは怪しいが、httpsなら安心」と
言われましたが、今では、詐欺サイトのURLが「https」であることは
珍しくありません。コピーされた画像などが使われ、見ためでは区別がつかず、
怪しい日本語も、日を追うごとに自然になっています。
生半可な知識で見分けようとせず、見分けられない前提に立つことが
安全への第一歩です。
まずは大原則を、きちんと
IDやパスワードを入力するサイトで詐欺被害に合わない大原則とは
次のようなものです。
・初めて利用する時
公式サイトの利用を開始する際に、
ブックマークやお気に入りに登録しておく
(公式サイトが本当に正規のものかを確かめる方法は後述)
・2回目以降
登録したリンクからしかアクセスしない
言い換えると、メールやSMSのリンクからアクセスして、
IDやパスワードなどの重要情報を入力しないことです。
ブックマーク以外からアクセスする際の注意点
アクセスしたことのないサイトにアクセスする際には
次の2点を確認するようにしましょう。
・ブランド名で検索して、公式サイトにアクセスし、
詐欺サイトや偽サイトに関する注意喚起がないかを確認する。
・「そのサイトのURL 詐欺」で検索してみる
例えば、www.〇〇.comにアクセスしたい場合には
「www.〇〇.com 詐欺」と入力して検索する。
・「広告」「スポンサー」と表示されたリンクはクリックしない
本来、アクセス数が少ない詐欺サイトが上位に表示されることは稀ですが、
上部に表示させるために、広告料を払う手口もあるからです。